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乳がん、組織分類(非浸潤がんについて)

      2017/11/28

英字新聞とシャーペン乳がんの組織による分類について書いて
みました。

 

非浸潤がんというのはどういう状態の
がんを言うのでしょうか?

 

今回は乳がんの分類と、非浸潤がんに
ついて書いてあります。

 

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■乳がんの組織分類(引用)

1.非浸潤がん
a.非浸潤性乳管がん(DCIS) b.非浸潤性小葉がん(LCIS)
2.浸潤がん
a.浸潤性乳管がん(IDC)
a1.乳頭腺管がん a2.充実腺管がん a3.硬がん
b.特殊型
b1.粘液がん b2.髄様がん b3.浸潤性小葉がん
b4.腺様嚢胞がん b5.扁平上皮がん b6.紡錘細胞がん
b7.アポクリンがん b8.骨・軟骨化生を伴うがん b9.管状がん
b10.分泌がん b11.浸潤性微小乳頭がん b12.基質産生がん
3.パジェット病

この表を見てもわかるように、乳がん
組織で分類すると、このようにたくさん
あります。

■非浸潤がん

非浸潤がんの分類について書いています。

非浸潤性乳管がん(DCIS)

非浸潤性乳管癌(DCIS)とは、乳管
の中にできた早期のがんのことです。

乳管は赤ちゃんが産まれた時に出る
母乳の通り道で、乳房全体に張り巡
っていますが最後は乳頭に集まって
います。

非浸潤性乳管癌は、正常な細胞が乳管の
中で変異してしまい、その固まりが徐々
に大きくなりがん化するイメージです。

乳管の中にがんが留まっているので、
血管やリンパ管にがんが入り込むこと
はありません。

つまり、転移は起こらないということ
です。

脂肪やほかの組織に広がっていないので
「しこり」になっておらず、自分で触っ
ても発見は難しいようです。

 非浸潤性小葉がん(LCIS)

非浸潤性小葉がんとは、乳腺組織の中の
小葉という部位に腫瘍細胞が見られる
状態です。

非浸潤性小葉がんは、それ自体が治療を
要するがんに進展することは少なく、
前がん病変ではなく、将来乳がん発症の
リスクが高まるマーカーと考えられてい
ます。

非浸潤性小葉がんがみつかった人は、
将来乳がんが発症するリスクが、1年
に約1%あると言われています。

前がん病変ではなくマーカーと考えら
れるのは、乳がん発症のリスクが、
病変がみつかった側だけでなく、左右
の乳房で同程度であることがわかって
いるからです。

しかも小葉がんだけでなく通常の乳管
がんのリスクも高くなります。

20年経てば、約20%のリスクがあり
ますし、30年経てば約30%のリスク
を生じます。

予防的にホルモン療法としてノルバ
デックス
を服用することや両側の乳房
を切除するという選択肢がありますが
前者には子宮体がんの発症リスクが増
える副作用があり、後者はあまり現実
的ではないと思います。

定期的に検診を受けていれば、乳がん
が発症しても早期に発見されることが
多く、治療で治癒する確率が高いと考
えられます。

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■非浸潤がんの特徴

非浸潤がんは、基本的に浸潤していない
ということなので、乳管や小葉から発生
したがん細胞がその場所に留まっています。

 

がん細胞が基底膜という膜を破って周囲
の組織に浸潤していないので、手術に
より完全に治すことができます。

 

本当の意味での早期がんといえます。

非浸潤がんの症状

  • 小さな石灰化
  • 小さなしこり
  • 乳頭からの分泌液(血性の場合が多い)
  • 乳頭や乳輪の治りにくい湿疹・びらん(ただれ)

ほとんどの場合は触ってわかるような
しこりすらないことが多いです。

非浸潤がんの治療

手術で切除することで完治の可能性が
高まります。

 

温存手術が行えるケースもあります。

 

腋窩リンパ節の切除は原則として不要と
考えられています。

 

治療の選択肢は多いので、どのような
治療を選択するかはドクターとよく話
し合って決めるといいでしょう。

■非浸潤性乳管がんの場合

石灰化病変が乳房の広範囲に広がって
いる場合
↓↓↓
乳房全切除

 

石灰化病変が一か所に集まっている
場合
↓↓↓
乳房温存

 

が一般的です。

■非浸潤性小葉がんの場合

このがんは浸潤がんの前触れという考え
方があり治療についての意見が分かれます。

 

手術などの治療を行わず経過観察するこ
ともありますが、両側の乳房に広がって
いることが多く、後々浸潤がんとして
発生する可能性を考えて予防的に両側の
乳房を切除するという考え方もあります。

■補助療法はあるの?

非浸潤がんは、乳房を全部とってしまっ
た場合は理論上は原則的に完治したこと
になります。

 

乳房を温存した場合は、残した乳腺に
局所再発が起こる場合を考えて補助療法
を行われることもあります。

 

その場合はホルモン療法が第一選択肢
となります。
↓↓↓

乳がんの進行期による分類

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最後までお読みいただきありがとう
ございます。

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[記事公開日]2015/12/31
[最終更新日]2017/11/28

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