エルケアル 

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乳がん、吐き気との闘い(副作用を抱えて職場へ)

      2016/09/06

読書の時間

抗がん剤の副作用の中でも心も身体もダメージの大きかった、「吐き気」を抱えて、私の職場復帰は始まりました。

思ったよりも過酷な体験になりました。

抗がん剤の副作用は年々、軽くなるように、軽くなるようにと吐き気を抑える薬なども開発されてきています。

近い将来に吐き気で苦しむ人も減ってきてほしいと願っています。

今回は抗がん剤の吐き気の副作用を経験しながらの私の仕事体験について書きたいと思います。

 

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■抗がん剤と副作用

何度も書きましたが、抗がん剤AC療法を受けて様々な副作用が出ました。

その中でも脱毛や吐き気はよく知られている副作用だと思います。

今回は初めてAC療法を受けて3日後に、職場において仕事をしていて副作用に悩まされた一日の流れを書いてみたいと思います。

この時に一番強く感じた体調の不調は「吐き気」「胸のムカムカ」「動悸」「貧血のようなフラフラ感」でした。

抗がん剤って、しんどい

吐き気は起こるだろうとある程度覚悟していましたが、他にはどんな症状が出るか想像もつきませんでした。

ましてや、抗がん剤の点滴第一回目でしたので、副作用が何日後から、どのくらいの頻度で起こるのかもわかりません。

辛さの限度も想像がつかないまま、ただ副作用が出てくるのを待つだけの状態でした。

ですので仕事も休む気持ちなど全くなく、気を張っていればしんどくても、気合で乗り越えられるだろうと漠然と考えていました。

その気持ちを打ち砕いてくれたのが、さすが「赤い悪魔」と呼ばれるだけはあるこの「AC療法」でした。

AC療法の点滴1回目を受けて

金曜日の午後、仕事を半日だけして病院へ向かいました。

病院では簡単な問診や血圧測定や簡単な血液検査を受け、異常がないことを確認してから点滴開始となります。

内服タイプの吐き気止めをお水をもらって服用しました。別室に連れていかれ、リクライニングシート仕様の椅子座り、血液検査をしたときに確保していた血管に点滴の管をつないでもらいます。

そういえば、頭にダンクールキャップ(アイスノンのような保冷材の帽子)をかぶせてもらいました。

脱毛予防として、抗がん剤投与中、ダンクールキャップ(頭部冷却用の組み立て帽子)で頭部を冷やす方法を取り入れている医療機関もあるという。

なぜ頭部を冷やすことが脱毛予防になるのだろうか。「頭皮の血行がよくなると、血液の流れにのって全身に行きわたる抗がん剤が、それだけ毛根に届きやすくなってしまうため、抜けやすくなります。

ですから、頭部を冷やして頭皮の血行を促進させないようにすること脱毛対策としては有効です」

吐き気止めのお薬を点滴して、その後あの赤い液体のお薬「赤い悪魔」が体の中に入っていきました。

このお薬は心臓にも負担のかかるお薬ということで点滴中何回もナースさんが血圧を測りにきました。

「ゆっくり休んでていいですよ」

とナースさんが声をかけてくださったものの、何度も血圧測定に入室されるのでほとんど起きてました。

点滴終わって土、日を自宅で過ごす

点滴済んだ日の夜から「胸のムカムカ」は出てきました。

翌日土曜日も本来は半日仕事でしたが、抗がん剤投与のためにお休みをとっていましたので、土、日と自宅で「吐き気」と闘いながら過ごしました。

それでも自宅での制限は職場に比べて、ないに等しいものです。時間も人目も仕事内容もある職場での一日がどうなるかなどその時はわかりませんでした。

まだ何とかなるだろうと考えていました。

甘かったです。

 

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点滴後、初出勤

医療関係の個人病院でしたが、看護師という仕事内容以外にも受付事務の補助的なお手伝いもやってました。

椅子に座って動かずにできるという点で、初日は受付のお手伝いをしました。

患者さんの受付と会計、電話応対のみでしたが、「胸のムカムカ」「貧血っぽいフラフラ感」は絶えずあり、椅子に座っていてもたぶん顔色は真っ青だっただろうなと振り返って思います。

お昼はスープのようなものとサンドイッチを無理やり胃に入れて昼休み中ずっと横になっていました。

初日は受付ということで乗り切った状態です。

看護師の仕事と副作用

翌日は看護師としてのドクターのサポートと患者さんに接する仕事になりました。

普通は立ってこなす場面も椅子に度々腰かけてこなし、「胸のムカムカ」「貧血っぽいフラフラ感」と闘いました。

ドクターがいない場所では先輩ナースに頼んで、仕事内容を変わってもらったりちょっと腰かけたり、数歩歩くだけでも「動悸」「息切れ」がしてしゃがみこみたくなります。

患者さんの前ではそういう表情も見せられませんので、本当に自分の極限と闘っている気分でした。

午前中の診療だけで限界を感じましたので、午後は患者さんに接することのない場所で物品の用意をしたり、補給したりといった座ってできる仕事がほとんどになりました。

負けず嫌いの私がギブアップ

これではいけないと痛感しました。

自分だけの問題ではありません。

職場は患者さんに応対する場所であり、働いてお給料を頂いている場所です。

これ以上自分の働きができず職場のスタッフやドクターに迷惑をおかけする訳にもいきません。

抗がん剤のAC療法を投与して2~3日後から副作用もピークになることがよくわかりました。(あくまでも私の場合です)

AC療法2サイクル目からは

金曜日の午後に点滴を受けて土、日だけ休んでいたのを、AC療法2サイクル目からは次の週の土、日まで9日間連続でお休みを取るようにして「傷病手当」を受給する方法に切り替えました。

ひと月のお給料は減りますが、仕事は続けることができました。

それに2回目に受けた抗がん剤治療「アブラキサン」のときは、「しびれ」という副作用は出たものの、仕事は休むことなく続けることができました。

乳がんになって

乳がんになって、仕事と治療との両立に悩む方も多くいらっしゃると思います。

職種や労働時間、働く環境、職場の理解によっても仕事との両立が可能かどうかは変わってきます。

そんな時は、職場や周囲に相談して、受けられる制度(傷病手当など)は受けて、少しでも自分の希望通りの生活に近づけたらいいですね。

私の場合は医療保険に入っていなかったため、抗がん剤治療の費用の捻出のために、少しでも収入を減らしたくなかったのですが、そうでなければ治療中はゆっくり自宅で休みたかったなあと思います。

人によっては、仕事することで副作用から気を紛らわせることができるし、気分も落ち込まなくて済むという方もいらっしゃるでしょう。

本当に人それぞれです。

自分に合った生活スタイルを維持できれば治療に対するモチベーションも上がると思います。

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[記事公開日]2015/12/30
[最終更新日]2016/09/06

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