エルケアル 

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乳がんとホスピスについて考える

      2016/09/06

ガラスのハート乳がんになったときに、自分がもしも命の期限をつきつけられたら、最後のときをどこで過ごすのだろうということを考えました。

そして、そのときに、痛みや苦しみの中で、ただ「乳がん患者」として最後を迎えるのではなく、人間らしく最後のときを迎えたいとも思いました。

少し重い内容ではありますが、ホスピスというものがどういうものかについてお話ししたいと思います。

 

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■ホスピスとは?

ホスピスとは、主に末期癌(がん・ガン)患者に対して緩和治療や終末期医療(ターミナルケア)を行う施設のことを言います。

自らの意思と選択にもとづいて最後の時までを少しでも快適に生き、その結果として、安らかな尊厳に満ちた死を迎えたいと、自ら望む末期のがん患者さんをサポートするのがホスピスであり、終末期医療(ターミナルケア)の理念です。

患者さんには、抗がん剤などの強い治療は行わず、主に麻薬を使用する「痛みのコントール」と、精神的・社会的な援助を行いながら、死が訪れるまで、生きていることに意味を見出せるケアが施されます。

乳がんのがん細胞が乳腺から離れた臓器や骨に転移すると、完治は望めないとされています。

もし私にも遠隔転移が確認されたなら、少しでも長く生きたい、それもできるだけ痛みや苦しみを感じる生活は避けたいと願います。

そのような患者さんのために緩和治療をほどこす施設(ホスピス)について考えてみたいと思います。

ホスピスの特徴

  • 医者やナースなどの医療スタッフの数が多いので患者さんに対するケアが行き届く
  • 検査や治療が中心ではなく、身体の痛みや苦しさ、辛さを取り除くことを優先する
  • 病院側と患者さん側の十分なコミュニケーションのうえで、治療方針が決められていく

■ホスピスのメリットとは?

普通の病院と違って看護を十分に受けられることや、病気の症状だけでなく身の回りの生活上においても気を配ってもらえることが多いので、患者さんが安心感を持って生活できるのではないでしょうか?

ホスピスでは、患者さん自身の思いなどを尊重したケアが行われます。

生活習慣も普段自分の家での生活に近い状態で入院生活を送ることができるので、患者さんの精神的負担が軽減されるでしょう。

とは言っても、ホスピスも集団生活なので、患者さんの要望が全て通るわけではありません。

しかし、一般の病院での生活に比べますと、検査や治療など病院側から提示されるスケジュールに合わせて一日を過ごすことは少なくなりますので、病人という生活よりは、普段と変わらない生活に近いものになると思います。

建物自体も患者さんが過ごしやすい造りになっています。病室は個室であることが多く、プライバシーを守るという点でも工夫されています。

間取りもゆったり作られています。

ホスピスには家族が泊まれる部屋があったり、談話室や娯楽室が充実していたり、治療を目的とした施設というよりは、日常生活を送るのに過ごしやすい施設になっています。

 

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■ホスピスへの入院費用は高い?

ホスピスは普通の病院に比べて、患者さんが過ごしやすいし、医療スタッフもたくさんいるので、保険もきかず、一般の病院に入院するより高い費用がかかるのではないかと思われがちですが、基本的に一般病院と同じ程度です。

社会保険や国民保健などの各種健康保険が適用されます。

ホスピスによって、多少の費用の違いはありますが、個室を利用するときに発生する差額ベッド代においても、施設ごとで設定が違うため、入院を考えていらっしゃる施設に問い合わせてみたほうがいいですね。

また、費用が払えないというお悩みなどは、ソーシャルワーカーさんに相談するという方法もあります。

■一人で悩まないでください

治療の内容や施設の利用、費用に関する悩みなど、乳がん患者となったときから、様々な不安や悩みが出てきます。

そんな時に一人では解決しないことも、調べたり、聞いたり、相談することで、方法が見つかることもあります。

一人で悩まないでくださいね。周囲にはサポートしてくれる機関や人が必ずいます。

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[記事公開日]2015/12/27
[最終更新日]2016/09/06

 - 乳がん