エルケアル 

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足のむくみとだるさは「下肢静脈瘤」かも?実際に通院していた私の体験

   

立ち仕事で足がパンパン、毎日むくんでつらい。

お風呂に入ってもマッサージしても、なかなかスッキリしないし日に日にむくみが取れなくなってきている。

そう感じることはありませんか?

足のふくらはぎの部分がむくんで痛くなる病気の一つに「下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)」というものがあります。

実は私もこの病名で通院していました。

今回は「下肢静脈瘤」ってどんなものなのか、そして治療について私の体験談を交えてお話しします。

 

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下肢静脈瘤とは?

足の血管の病気です。

血管はふつう緑色や紫色っぽくうっすらと肌の下に線が見える程度だと思います。

しかし、下肢静脈瘤になると、足の血管がコブ(瘤)のようにふくらんで浮き上がってきます。

はためにみても、ボコボコしている感じです。

片足に症状が現れるのが特徴です。

40代以上の女性の半数がなると言われる珍しくない病気です。

 

 

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症状

最初は足がだるい、むくみがあるという症状から始まることが多いです。

日中の仕事をお持ちの場合は午後から夕方にかけて症状がひどくなっていくと思います。(夜勤などの場合をのぞく)

私の場合も毎日が立ち仕事で、むくみがありました。

私の仕事に限ってのことですが、通常8時間という仕事の中では

「ああ、今日も疲れたな」

と思う程度で、お風呂に入ってふくらはぎをマッサージしてあげたりすれば次の日には楽になっていました。

ところが、仕事が徐々に忙しくなってきて、残業が増え始め当然のことながら立ち仕事の時間が伸びていきました。

痛み自体は夕方頃まで出ないのですが、ずっと足が重い感じが続き、残業時間などになると、1分おきに体の重心を右に移し、左に移しと言う感じで足を動かしていないと立っていられないくらいになりました。

「だるい」と感じる程度だった足のふくらはぎが「痛い」と感じるようになってしまったのです。

自分でマッサージするときも指で押すと気持ちいいと感じていたのに、だんだん痛いと感じる度合いが増えてきました。

そしてそんな中「下肢静脈瘤」という病名を知ったのです。

対策

ふつう、軽いむくみの程度であればお風呂で血行をよくしてあげたり、血液がサラサラになるような食事を心がけたり、軽いストレッチやマッサージをやってあげれば足は楽になります。

しかし、痛みがひどくなったり、だるさが全然取れなかったり、見た目にもむくみがひどくなってきたら自分でどうにかできるレベルは超えてしまっているのかもしれません。

ただ、この「下肢静脈瘤」という病気は悪性の物でも何でもありません。

症状がない場合もあるようですし、本人が自覚がないとか、ボコボコした足の血管が気にならないという人は病院を受診することもないと思います。

しかし、放っておいていいことはありません。

下肢静脈瘤の症状は軽度のうちはお薬やレーザー治療で治せたりしますが、放っておいてひどくなると、引っ搔いたりして潰瘍(かいよう)になったりすると大変です。

私の場合は足のだるさがハンパないのと、血管がボコボコ浮き出てくるのは嫌でしたので近くの病院を探しました。

どんな人に多い病気?

この病気は圧倒的に女性に多いです。

年齢を重ねるほど増えていきます。

この病気になりやすいのは、

  1. 遺伝性による
  2. 出産前の妊婦
  3. 立ち仕事をしている

などです。

40代以上の女性は発症しやすく、年齢を重ねるとともに増えていきます。

では、この病気になりやすい人についてお話しします。

遺伝

遺伝性のある病気なので、両親とも下肢静脈瘤だという場合など、その子供は90%発症するというデータがあります。

妊婦

妊娠している間はホルモンの影響によって、静脈という血管が柔らかくなるため、血流をコントロールしている血管の中の弁がもろくなっています。

そのため、妊娠していないときよりも発症しやすくなります。

立ち仕事

立ち仕事にも色々ありますが、ある一定の距離を行ったり来たりできるとか、1日の中で違う体勢での仕事もある場合はまだいいです。

しかし1日中同じ場所であまり動かない立ち仕事の場合(調理員・美容師・販売員・工場作業者など)は発症しやすいです。

特に1日10時間以上たっている場合は重症化しやすいです。

(私の場合もまさにこの状態です。)

私の通院体験

ここからは、私の通院体験になります。

医療機関や医師によっても治療方針は異なると思いますし、患者さんの症状の程度によっても対策は変わって来ると思います。

それを知ったうえで、少しでも参考になれば幸いです。

病院を探す

まず一番初めに私がしたことは「病院を探す」ことでした。

下肢静脈瘤を疑ったときに何科を受診すればいいのか困ると思います。

一般的には「血管外科」や「心臓血管外科」「外科」が対応してくれます。

近頃は形成外科や放射線科、皮膚科でも治療を行う場合があるようですが、迷ったら「外科」でいいと思いますし、不安なら問い合わせて「下肢静脈瘤」という病気ではないかと心配していることを告げてみるのもいいですね。

私は近くを探したかったので、「下肢静脈瘤 病院 ○○○市」などの言葉で検索して探しました。

そこはなぜか「内科・循環器科」だったのですが、診療科目のところに「下肢静脈瘤」の項目が入っていて、なおかつ職場の目と鼻の先だったのですぐに予約をとりました。

ですので、病院を探すときは検索項目にまず「下肢静脈瘤」を入れて近くの地域名を入れたほうがいいのかもしれません。

 

後から知ったことですが、自分が乳がんの定期検診で通院している病院も「下肢静脈瘤」の治療に対応していました。

何か持病があったりする場合は使う薬や治療内容どうしが影響することもあるので、その医療機関で「下肢静脈瘤」の治療も受けられたほうが一番いいですね。

私は診療時間が仕事後でも受診できて、職場のすぐ近くで選んでしまいましたが、よく探せば自分のかかりつけの病院名も探せたのにと反省です。

 

病院で行ったこと

最初に診察があり、気になる症状を話したり、医師からのいくつかの質問に答えたりしました。

最初の受診は血液を採る「採血」と、ふくらはぎを触診してもらって終了しました。

数日後検査結果を聞くために再度受診して、血液の状態を教えてもらいました。

私の場合は軽度だったことと、見た目には症状があまりなかったこともあって、お薬で血液をサラサラにするという治療方針になりました。

もらったお薬

ワーファリンという血液を固まりにくくするお薬を飲んで様子をみることになりました。

最初はお薬の効き目を見るために2週間で血液検査が必要とのことでした。

ワーファリンでコントロールするときには「PT-INR」という値をみます。

私はワーファリン手帳という物を頂きました。

この手帳には「抗凝血薬療法手帳(こうぎょうけつやくりょうほうてちょう)」と書かれていて、これに血液の「PT-INR」の値と、それに則したお薬の量を記入して治療経過を見ていくようになっています。

 

PT-INRとは簡単に言うと「血液のサラサラの度合い」を示すものです。

普通の健康な人の値を1.0としたときの比です。

70歳未満(2.0~3.0)

70歳以上(1.6~2.6)

この範囲に入っていることで、

血栓(血が固まる事)が起きにくい

出血が起きにくい

という最適な状態を維持できるということです。

ちなみに、欧米では2.0~3.0、日本では1.5~2.5の範囲が妥当とされていて、人によってばらつきがあるため、PT-INRを1.5~3.0の範囲でコントロールしている人が多いのが現状です。

 

PT-INRの値が低いと血液がドロドロで固まりやすくPT-INRの値が高過ぎると血液がサラサラし過ぎて逆に出血が止まらないことにもつながります。

値が高くても低くてもよくないということですね。

その経過

私の治療の経過として下の画像をのせておきます。

治療中の血液のPT-INRの値をみながら医師が薬の量を微調整してくれます。

その度に血をとるのは嫌だったのですが、採血としてしっかり量をとられたのは最初だけで、2回目からは指の腹に針をチクッと刺して測定するだけですみました。

(でも私はこれが大の苦手でした)

治療中の注意点

私の治療というのは、内服だけではありましたが、このお薬には気をつけなければいけない点がいくつかありました。

ワーファリンを飲むにあたっての注意点

このお薬を飲むにあたって、注意点があります。

日頃食べるものや、他の医療機関にかかるときのことを医師から説明を受けました。

食事

ワーファリンは、血液をサラサラにするお薬ですが、食べ物が薬の効果を弱めてしまうことがあります。

このお薬を使っている間に摂ってはいけない食品がありました。

 

ワーファリンと一緒に摂ってはいけないもの

  • 納豆
  • 青汁
  • クロレラ
  • その他ビタミンKを含む食品

 

ほうれん草などの緑黄色野菜も含まれるようですが、すべて摂らないという生活は難しいので、一日に摂る量を控えるようにと言われました。

医師によれば、「納豆」「青汁」「クロレラ」はやめてほしいけど、野菜はあまり神経質にならないでいいですよと言われました。

その他

  • 薬の飲みっぱなしはよくないので、定期的に検査を行ってお薬の量を調整すること
  • その際にPT-INRの検査を必ず行うこと
  • 手術や抜歯などを行うときには事前に主治医に相談すること(ワーファリンを処方してくださる医師ということです)
  • 他の医療機関(歯医者を含む)を受診したり、薬を飲んだりする場合には必ずワーファリンを飲んでいることを告げること
  • 傷を負いやすい仕事には従事しないこと
  • 妊娠を希望する場合は主治医と相談すること(私には関係なかったですけど)

現状の私の状態

治療記録を見てもらたのでわかると思いますが、今現在は経過観察状態で治療は行っていません。

血液の状態も大切ですが、足のむくみやふくらはぎがかなり軽減して気にならないくらいになったことで、私の方から今後の治療について医師に尋ねました。

その時に医師から

「痛みがなく、むくみがよくなっているようなら、今後は様子を見る形でも大丈夫ですよ」

「また、気になったときや、痛みやむくみが出てきたときには受診してくださいね」

と言っていただき治療を終えました。

 

痛みや症状は人それぞれですし、生活環境も仕事内容も誰もが同じというわけではないので治療方法も必ず同じということは言えませんが、少しでも参考になればと思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

[記事公開日]2017/02/05

 - むくみ