花粉症の季節になると困ってしまうのが、洗濯物をどうやって干すか?ということです。
春のスギやヒノキの花粉に始まり、秋はイネ科やブタクサなどの花粉も飛び交います。
せっかくお洗濯物がカラッと渇いてくれる天気のいい日に、外に干せないのは残念ですよね。
外に干した洗濯物にはイヤというほど花粉がついてきます。
残念なことに、お洗濯ものがよく乾いてくれる季節と花粉症の季節もかぶってしまうことが多いです。
家族の健康や家事を担っている主婦の立場であればなおのこと、花粉は頭の痛い話ですよね。
今回は、花粉症があって辛い思いをしている人に、少しでも花粉症の症状が出てこないような洗濯物の干し方についてお話しします。
目次
おすすめ!花粉症対策のナイスな干し方
どんな干し方に気をつければいいのでしょうか?
部屋干し
やはり、王道は「部屋干し」です。
花粉と接触しなくてすみますし、家族でなく、自分が花粉症の場合ならなおのことです。
花粉に触れないのが一番
外で作業しなくていいというだけで花粉に関わる時間はぐんと減ります。
外干しだと、まず洗濯物が濡れた状態で花粉と触れてしまいます。
これが一番よくないんです。
濡れた衣類には花粉がつきやすく、乾いた後でも花粉が払い落とされにくいからです。
部屋干しはにおいが気になる
花粉症で悩んでいても部屋干しをためらう理由は、部屋干し特有のにおいがイヤだからです。
- お日様に当ててないし、乾かした気がしない。
- 独特のにおいも何だか、完全に乾いてないみたいでイヤ。
- 下着などをかぶり着するときにふわっとくるにおいが気になる。
などがお悩みだと思います。
そんな部屋干しのにおいを解決してくれる便利グッズがあります。
「アルコール除菌スプレー」
です。
これは、においの原因が雑菌のせいだからです。
この雑菌を取り除いてしまうことでにおいの元が断たれます。
半乾きの状態でスプレーするだけでOKです。
アルコール成分なのですぐに揮発してしまうので、濡れた状態はいつまでも続きません。
雑菌だけをやっつけてくれるすぐれものです。
(対策グッズその1)
部屋干しのコツ
では、部屋干しするときにちょっと頭に入れておくだけでにおいが気にならなくなるポイントをお話しします。
洗濯物の量
洗濯機にいっぱいいっぱいに衣類を放り込んで洗濯していませんか?
たくさんの衣類を一度に選択したい気持ちはわかりますが、洗い残しで雑菌がつきやすくなりますし、すすぎの時にも全体にスムーズに水が回らなくなるので、部屋干し独特のにおいが発生しやすくなります。
せめて洗濯機の容量の7割か8割に留めておきましょう。
洗濯洗剤
乾かすときのアルコール除菌スプレーはどんな洗剤で洗った後も使えて便利なのですが、今は洗剤の段階から部屋干し用のものがたくさんあります。
徹底して部屋干しでいくなら洗剤から変えてみるのもいいですね。
衣類の干し方
ベテランの主婦に申し上げることではありませんが、衣類の間隔をぎゅうぎゅうに詰めるとか、2つ折りで干すよりも、間をあけて空気の通り道を作ってあげたり、水分がとびやすいようにタオルなどはハンガーに洗濯ばさみでとめるなどして一重で干してあげた方がいいです。
また、隣合う衣類は長さが長いものと短いものを交互に干すことで乾きやすくなります。
扇風機を使う
夏場だけでなく活用してくれるのが部屋干しのときの扇風機です。
外に干さないからこそ、意識的に風を作り出して乾きを早くしてあげましょう。
タイマーにしておけば、点けっぱなしも防げますね。
部屋干しのメリット
部屋干しには花粉症対策だけでなく、もう一つメリットがあります。
お天気に関係なく干せるということです。
雨の日や冬の寒い日などはどうしても外干しができません。
できても乾かないことがありますよね。
そんな時は部屋干しのポイントを思い出してうまく活用していただければいいなと思います。
それでも外干しがいい
花粉症には部屋干しが一番だとわかっていても、それでも「外干しがいい」という場合にはどんなことに注意すればいいのかお話しします。
洗濯するときに柔軟剤を使う
柔軟剤は衣類を柔らかく仕上げるだけでなく、衣類と衣類の摩擦を防ぎ静電気防止の効果もあります。
静電気がつくと花粉症は通常よりも衣類につきやすくなりますので、それを防ぐためにも外干しするときには柔軟剤も一緒に使いましょう。
静電気といえば、お出かけの際の衣類に静電気防止スプレーをかけておくだけで、花粉がついやすくなるのを防げます。
干す前のひと手間に
洗濯が終わって、さあ衣類を干そうとする、その際にシュッと一吹きスプレーすることで花粉を寄せ付けなくする便利アイテムがあります。
もちろん、外出先から帰宅したときや、乾いた衣服にスプレーしてもらっても効果的です。
(対策グッズその2)
花粉を極力衣類につけない
干す際に花粉に触れない工夫をするための便利グッズがあります。
洗濯物をカバーして、花粉との接点を減らす働きがあります。
花粉だけでなく、雨や人の視線からも衣類を守ってくれるお助けグッズです。
(対策グッズその3)
干す時間帯は昼?夜?
断然夜のほうが花粉は少ないですが、それでは外干しする意味は?
ってなりませんか?
お日様に当てたいから外干ししたい場合が大半だと思いますので、夜ならちょっと迷いますよね。
それに、夜は夜で、昼間に飛んでいた花粉が地面から舞ったりしますので、花粉0とはいきません。
日中お仕事で昼間に干せない、それに部屋干しもイヤという場合は夜に干すしかないですものね。
取り込む際の注意
衣類の花粉をなるべく落としてから取り込みましょう。
家の中にまで持ち込まないためです。
このとき、衣類を挟むようにパンパンはたくのはNGです。
花粉が衣類の中に入り込んでしまいます。
布団干しの場合も同様です。
中へ中へと花粉を入れてしまうことになってしまうのです。
手を洗って、ハンカチを持っていなかった時に手を振り下ろす要領で、衣類を振って、花粉を振り落とすイメージで取り除くのがおすすめですね。
軽くはらうように下の方向に落とすだけでも違ってきます。
はらいおとすだけで40%以上の花粉が取り除かれます。
乾燥機の活用
お使いの洗濯機に乾燥機までついているのなら、花粉が飛び交う時期だけでも乾燥機を活用するといいですね。
乾燥機は、衣類が柔らかく仕上がるので、個人的にはおすすめです。
とても活用していますし、仕事と家事を両立(大したことはできていない落ちこぼれ主婦ですが)している身としては、手放せません。
特に冬の寒い日は外には干せませんし、部屋干しもなかなか乾いてくれませんので、乾燥機はとても重宝します。
乾燥機がないという場合も、花粉症の時期には日常使うタオルやバスタオル、シーツなどの直に顔に触れるものだけでもまとめてコインランドリーにお世話になるのもありです。
私は以前の洗濯機には乾燥機がついていませんでしたので、週一ぐらいでまとめて特定の衣類(ふんわり仕上げたいタオルや大きなシーツ類など)だけコインランドリーに持っていったりしていました。
まあ、そのためには、日頃頻繁に使うものはストックが多い方が困らないですね。
花粉の辛さは少しでも減らして、毎日の生活を快適に過ごしたいものです。
一つでもお役に立てれば幸いです。
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