花粉症の季節になると悩まされる様々な症状たち。
ただ我慢するしかないんだとあきらめていました。
それを相談したのは、他のことで医療機関を受診しているときです。
たまたま「試してみたら?」と処方して頂いたのが漢方薬。
私には劇的に効いたんです。
今回は、私が花粉症で服用した漢方薬「小青竜湯(ショウセイリュウトウ)」についてお話しします。
漢方薬というものは
まず始めに申し上げます。
漢方薬は誰にでも同じように確実に効くというものではありません。
私には合うけど、あなたには今一つ、私には全然効き目がなかったけど、あなたにはとてもよく効いたということもあり得ます。
効き方、効き目に個人差
漢方薬は通常のお薬と比べると、効き目が緩やかです。
例えば、頭痛がするので痛み止めを飲むと10割スッキリするとします。
その場合、漢方薬は痛みに直接効くというよりも、体質改善的な働きをするので、何となく痛みが気にならなくなったという6割、7割の効き目といった感じに捉えてもらうとわかりやすいかと思います。
また、同じ症状で悩んでいても、人によってとてもスッキリしてよく効いたという場合と、あんまり変わらない気がするという場合に分かれます。
普通のお薬と比較して
病院で処方されるお薬や市販薬など薬は多種多用ありますが、漢方薬の一番大きな特徴は安全性です。
すべてがすべてだとは言いませんが、他の薬との併用もほとんど大丈夫ですし、何より妊婦さんも飲めるお薬なのでありがたいですよね。
服用方法は?
ほとんどの漢方薬は食前に服用とありますが、あまり気にせず食間でも食後でもいいとされています。
また、頓服薬として、痛いときとか、症状のひどいときにその都度飲むという飲み方もあります。
私が花粉症対策で飲んだのは「小青竜湯」というお薬ですが、朝に一包飲んでいました。
症状がひどければ、一日3回でもいいし、その時々でもいいと言われました。
結果的には朝一包飲んでいるだけで花粉症のつらい症状がほとんどよくなりました。
花粉症に効くという小青竜湯
この小青竜湯という漢方薬は、アレルギー性鼻炎や風邪の鼻に関する症状のときに処方されることが多いです。
特に水のようなサラサラした鼻水が出るときには効き目があるようです。
飲みやすさ
どんな味かというと、苦みと少し酸味がある感じです。
漢方薬というのは、人によって合う合わないがあります。
面白いもので、薬が体質に合っているとても飲みやすいというのです。
それが本当かどうかわかりませんが、私の場合は酸味も苦味もあまり気にならず、普通に飲めました。
これが合うってことでしょうか?
オブラートという水に溶ける性質の半透明の紙のようなものに包んで飲むという方法もありますが、私は水を軽く口に含んでおいてその水に薬を流し込んで一気に飲みます。
漢方薬は、味が嫌いだとか、粉薬が飲みにくいということで敬遠することもあるかもしれませんが、最近では錠剤の漢方薬も出ていますので試してみてもいいかもしれませんね。
私が服用した流れと効果
まずは、一日3回食後に飲んでいました。
普通は食前かと思うのですが、私の場合は飲み忘れることが多いので、食後にしました。
ご飯を食べ始めてから、「あ、薬飲むの忘れた」と思い出すことが多かったため、食後に飲んでいました。
私が処方してもらったお医者さまによると、食前食後はあまり気にせず、食後なら食後に飲むというように統一すればどちらでもいいということでした。
一日3回の服用は3~4日ほどで、後は朝食後に一包(私は粉薬でした)ずつ飲むというスタイルで続けました。
びっくりしたのが、結果の出る早さです。
通常漢方薬は2週間から1か月くらいで効き目がわかると言われているのに、私は飲み始めて2~3日ですでに辛い鼻の症状が改善されていたのです。
とまらなくて、一日マスクの下でグズグズしていた鼻水が止まっただけでも万々歳でした。
鼻水がとまらないというのは、痛いとか気分が悪いとかではありませんが、気持ち悪くて、集中力がなくなります。
それ以来、花粉症の鼻症状が辛いときには、この「小青竜湯」が私のお守り代わりです。
内科や漢方薬を扱っている医療機関であれば、花粉症だと伝えて、漢方薬希望と言えば、処方してもらえると思います。
また、ドラッグストアでも買えるようですね。
最後にもう一度いいますが、漢方薬には効き目に個人差がありますので、誰にでもこれが効くという訳ではないことを知っておいてくださいね。
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