花粉症はアレルギーの一種です。
それなら身体の中に取り入れる食べ物でアレルギーがひどくなったり、症状が改善するのでしょうか?
食事による効果があるのなら、是非知りたいと思いますし、逆に普段食べているもののせいで症状が悪化しているとすると、少しでも早く原因になる食べ物を取り除きたいと思いますよね。
今回は花粉症と食べ物の関係についてお話しします。
目次
花粉症の症状を和らげる食べ物
花粉症の症状を和らげてくれる優秀な食材があります。
日常で摂りやすい物をご紹介します。
これもあれもでは難しいですが、どれか一つでもいいというものは取り入れてみたいですね。
そんなの本当に効果あるの?
なんて思う前に、一度試してみたら、本当に症状が軽くなったというお宝食材が見つかるかもしれません。
特に、お茶などは生活の中で取り入れやすいですし、スーパーやドラッグストアなどでも簡単に手に入ります。
シソ
お刺身のつまと一緒に乗っかってる「シソ」は、ご存じですよね。
私は独特の香りが大好きです。
千切りに刻んで乗っけてある和風スパゲティやシソの葉の天ぷらはとても美味しいです。
鶏肉の胸身やささ身を梅肉と一緒にシソの葉でくるんで、衣をつけてフライにしたらお洒落な一品になります。
梅肉も花粉症にとってお助け食材の一つですので、いい組み合わせですよね。
ちなみに青シソも効果ありますが、ポリフェノールを多く含む赤シソの方が効果が高いです。
(効能)
シソに含まれる「αリノレン酸」には抗アレルギー作用があり、その他の作用としては、花粉症の原因となる抗体の分泌を促して、花粉症の原因物質を抑えてくれる働きもあるのです。
ルイボスティー
名前は聞いたことあるけど、そもそもどんな効果があるのか知らなかったという人も多いのではないでしょうか?
花粉症だけでなく、美肌、むくみ、冷え性、安眠効果、便秘などにも効くという女性のお悩み解決のための万能薬さながらですね。
煮出して色が濃いものがいいようです。
とは言え、簡単に手軽に毎日の生活に取り入れられる方法でお試しくださいね。
(効能)
免疫力を下げてしまう活性酸素という物質の働きを抑えてくれる「SOD酵素様物質」という成分が含まれています。
免疫力が高くなるとアレルギー症状に対抗してくれます。
この「SOD酵素様物質」は年をとるとともにだんだん失われていきます。
免疫力を高めるだけでなく、老化防止にもなるので日頃から飲むといいですね。
甜茶
甜茶って花粉症に効果があると話題になっていたんですね。
私は花粉症で悩まされているにもかかわらず全く知りませんでした。
お茶だけでなく、甜茶のエキスを含んだ飴なども発売されているようなので、気軽に取り入れられます。
購入するときは、GODポリフェノールが含まれたバラ科の甜茶を選んでくださいね。
成分を見て、GODポリフェノールの量が多い物ほど花粉症に効果があるということです。
(効能)
花粉症が出たら症状を軽くしてくれるというよりも、花粉症が発症する前から飲み始めたほうが効果が高いようです。自分のアレルギーの元になる花粉が飛び始める2週間ほど前から予防策として取り入れてみましょう。
人参
食材として取り入れやすくどんな料理にも登場するので、レシピに悩むことはないですね。
煮物、カレー、きんぴら、鍋物、野菜炒め、野菜ジュースなど幅広い使い方ができるのでお試しください。
(効能)
代表的な栄養素に「βカロチン」があります。
これは体内でビタミンAに変わり、身体の中の細胞が酸化したり、壊されたりするのを防ぐ抗酸化作用を発揮します。
一日の必要量を摂ろうと思うと、ほとんどの野菜は山のように食べなくてはなりませんが、「βカロチン」に関してだけ言うと、人参1/4本でまかなえます。
鼻や気管支の粘膜を守ってくれる働きが強いので、花粉症、アトピー、喘息鼻炎でお悩みならば、毎日の生活に取り入れていきましょう。
ブロッコリー
サラダに蒸したり、湯がいたりしたブロッコリーが入っているとテンションがあがるほどブロッコリー大好きです。
芯の部分の歯ごたえも好きなので、ハンバーグやステーキなどの付け合わせにするときは茎の部分も丸ごと茹でて使います。
(効能)
野菜としての栄養成分はあらゆるビタミンやカリウム、カルシウム、食物繊維を含んでいますので、健康にもいいですね。
ビタミンCなどは、レモンの約2倍も含むそうです。
シソと同じ「αリノレン酸」を多く含むのでアレルギー症状が緩和されます。
ヨーグルト
ヨーグルトは花粉症で悩んでいるならば、是非ためしてほしい食材です。
一日200mlを目安に毎日食べることをおすすめします。
その理由は、毎日の食事や間食などに手軽に利用できるからです。
今までの習慣になかった何かを取り入れようと思えば、やはり効果はもちろんのこと、続けられるのが一番ポイント高いですよね。
その点、ヨーグルトは特別な調理も必要ありませんし、経済的にも高いお薬に頼らなくてもすみます。
女性にお悩みの多い便秘にも効果がありますし、一石二鳥です。
(効能)
ヨーグルトには、花粉症の原因となる抗体の活動を抑える働きがあるので、アレルギー症状にも有効とされています。
レンコン
野菜は、花粉症でなくても食事の中でとってほしいものです。
レンコンの花粉症効果はかなり高く、8割の人に症状が和らいだという結果が出ています。
代表的なものは、お煮しめ、きんぴらなどですが、個人的にはすりおろしてひき肉などと混ぜて肉団子にするとおいしいですよ。
ちょっとひと手間ですが、すりおろしと粗みじん切りの2種類の加え方で歯ごたえも出て、お鍋に入れると冬場などは大活躍しますのでお試しください。
(効能)
レンコンの表面にある黒ずみや黒い斑点はポリフェノールの一種「カテキン」なのだとか。レンコンには抗アレルギー作用や鼻の粘膜を覆ってくれるという素敵な働きもあり、花粉症の鼻の症状が特にひどい場合は、一度試してみる価値ありですね。レンコンを食べ続けることでアレルギーを起こす抗体の血中濃度が下がったというデーターもでました。
梅
画像をみるだけでつばが出てきそうな梅です。
やはり一般的なのは梅干しでしょうか?
おにぎりに入れてもいいし、梅肉としてお料理に活用できますね。
山芋の短冊切りに添えるだけでも立派な一品になります。
梅肉のエキスなどは万能薬と言われ、お薬でなく食材で摂れるので安心して使える食材だと言えます。
私は、小さい頃よくお腹が痛くなると、「正露丸」などのお薬よりも先に梅干しの果肉だけを煮込んでつくった梅肉エキスを母から飲ませてもらっていました。
これが酸っぱいのなんのって、子供心にある意味恐怖でしたね。
でも、効果が凄くて、医学的にはどうかわかりませんが、私はすぐに治っていましたよ。
(効能)
アレルギー症状を抑えるお薬には抗ヒスタミン剤というものが使われているのですが、梅は体内で同じような働きをしてくれる優れものなんです。
さすがにお薬ほどの強い効果はないにしても、食品で毎日摂れるので、身体にも安心ですし、試しやすい食材です。
ココア
冬場などは特に需要のある飲み物ですよね。
「心も身体も温まる」「ホッとする」など気持ちの面でもたくさんの効能があるココアですが、花粉症にも効果を発揮してくれます。
(効能)
カカオポリフェノールという成分を含み、花粉症の原因の一つである活性酸素の過剰な働きを抑えてくれます。
花粉症を悪化させる食べ物
花粉症の症状がひどくなったりする可能性がある食べ物をご紹介します。
これを知っておけば、摂るのを控えるだけで辛い症状が発症されなくなるかもしれません。
カニ、エビ
どちらも好物なのに~と叫びたくなってしまいます。
お寿司、鍋物、魚介好きにはたまりません。
ですが、花粉症にはあまり良くない食材です。
牛乳
牛乳は食物アレルギーや花粉症を引き起こしやすい飲み物です。
コーヒー
コーヒーに含まれるカフェインは花粉症には良くないようです。
カフェインには交感神経を刺激する働きがありますが、この働きが免疫のバランスをくずすのです。
しかし、コーヒーにはポリフェノールも含まれていますので、飲み方を考えればいいということです。
コーヒーを飲む場合は、ブラックにして一日一杯程度がいいですね。
砂糖やミルクをたっぷり入れるのは花粉症の人には向かないのです。
私はカフェオレが大好きなのでちょっりショックです。
しかし、完全にダメということではないので、一日に飲む量を減らす、砂糖を入れないなどの工夫をして飲みたいと思っています。
柑橘類
身体によさそうな柑橘類の果物ですが、花粉症対策としては食べないほうがいいものが多いです。
柑橘類には自律神経を刺激するクエン酸という成分が含まれていて、人によっては症状が悪化してしまいます。
花粉症の種類によっては、果物アレルギーと関係していることもあります。
パン
パンの原料の小麦がアレルギーを引き起こしやすいです。
特にイネ科の花粉症がある場合は、症状が悪化する可能性が強いです。
一年中パンを食べないというのは難しくても、イネ科の花粉が飛ぶ時期だけはさけることが賢明です。
インスタントラーメンやファーストフード
ファーストフードやカップ麺などは「トランス脂肪酸」を多く含んでいます。
このトランス脂肪酸は免疫機能を低下させてしまうので、摂り過ぎには注意しましょう。
アルコール
アセトアルデヒドという成分が含まれていて、これが鼻水や鼻づまり、くしゃみなど、鼻症状を悪化させてしまうのです。
どんな物も適度に
花粉症にいいから毎日とらなくてはとか、花粉症に悪いから絶対ダメだとか、あまり極端な考え方もどうでしょうか?
食事は毎日楽しんで摂るものだと思っています。
その健康的な心が身体の細胞も元気にしてくれ、免疫力もあがっていくと思います。
自分で考えて、情報は情報で参考にしながら、自分なりのとり入れ方を考えてみてくださいね。
花粉症についての記事はこちらをどうぞ
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