夏でも手足が冷たく、脚のだるさやむくみが取れない気がする。
クーラーの中にいるのは、涼しくて快適どころか、寒くて辛い、頭も痛くなるし、疲労感がつのるばかり・・・。
日頃冷え性で悩んでいると、手足の冷たさだけでなく、身体のあちこちに不調が現れ、日常生活を送るのが困難になってきます。
冬の寒い日だと手足が冷たいのも仕方ないような気がして、見て見ぬふりをしていた「冷え性」の諸症状も、夏にまで及ぶと、どうにかしなくちゃとの思いが強くなるものですよね。
冷え性でいいことはないです。
健康な身体には冷えはないはずです。
今より、少しでも冷え性を改善できるように、何かためしてみませんか?
今回は、冷え性に効いて、それがダイエット効果ももたらすと話題の「酢ショウガ」についてお話しします。
目次
「酢ショウガ」って?
「酢ショウガ」ってどんなものでしょうか?
「酢」と「ショウガ」の成分
酢にもショウガにも身体を温める効果があります。
お酢の主成分である酢酸が身体の中に取り込まれると、血管を拡げてくれます。
その結果、血液の流れが身体のすみずみまで及び、血行がよくなるのです。
ショウガには、
- ショウガオール
- ジンゲロール
- ジンゲロン
- 精油成分
などの成分があります。
この中で、代表的な成分としてあげられるのが「ショウガオール」と「ジンゲロール」です。
「ショウガオール」には、辛み成分があり、身体を温める以外に、殺菌作用やがん細胞が増えるのを抑えてくれます。
「ジンゲロール」とは、生のショウガに多く含まれている成分です。
殺菌作用があり、免疫細胞を活発にしてくれ、炎症を抑えてくれます。
冷えの改善はもちろん、頭痛や吐き気を抑えるなどの働きもあります。
ショウガの働きを効果的に取り入れるには、温度が関係してきます。
病気の予防には、免疫力が上がる効果を考えて、生で、冷え性には、乾燥させたり、熱を加えて取り入れるといいです。
「酢ショウガ」の作り方
・しょうが 100g
・酢 100cc ・はちみつ 20g |
[作り方]
しょうがを皮をむかずにみじん切り、すりおろし、スライスなど好きな切り方で切って、清潔な容器にいれます。
その容器に酢とはちみつを入れます。
お酢は、米酢、黒酢、リンゴ酢などお好みでいいと思います。
以上です。
簡単ですよね。
冷蔵庫で保存すれば1週間ほど持ちます。
酢ショウガの作り方には様々な方法があります。
ハチミツを入れないものもありますが、ハチミツを入れたほうがまろやかになるので、私はこちらが好みです。
これに近いものに、お寿司屋さんの「ガリ」がありますね。
これは、調味料に砂糖と塩も加わっています。
ショウガは辛み成分が苦手な人も多いですよね。
でも、酢ショウガは、一晩漬けるだけで、ずいぶんまろやかになりますよ。
作ってすぐではなく、翌日から試してみてはいかがでしょうか?
冷え性にもっと効果的な作り方は?「蒸しショウガ」を使う
生のショウガを使った「酢ショウガ」でも手足はポカポカ温まるのですが、身体の芯から温めたいと思う場合は、ひと手間加えましょう。
「酢ショウガ」のショウガを「蒸しショウガ」に変えるだけで、効果は何倍にも増えます。
「蒸しショウガ」の作り方はショウガに熱を加えるだけです。
ショウガの成分でもお話ししましたが、冷え性改善の効果をより一層発揮してくれるのは「ショウガオール」という成分で、熱を加えたり乾燥させることでその成分を引き出すことができるのです。
蒸しショウガの作り方
蒸すのなんて面倒、そう思っていませんか?
ですが、簡単にオーブンで作れちゃいます。
ショウガを皮つきのまま1mm厚さにスライスして、クッキングシートにのせます。
オーブンで80℃(設定ができなければ100℃でもOKです)で1時間加熱する方法が代表的です。 乾燥が足らない場合は、5分、10分刻みで焼く時間を延長して完全に乾燥したら出来上がりです。 |
そのショウガを使って「酢ショウガ」を作ります。
これこそ冷え性改善に効果のある「酢ショウガ」となります。
ちなみにダイエット効果を求めるならばやはり、加熱したショウガを使うのがおすすめです。
どうやって取り入れるの?
一日30g程度大さじ山盛り1杯くらいの量を一日の中で、分けて取り入れるのがおすすめです。
そのまま飲んでもいいですし、料理に使ってもいいですね。
お寿司料理や手羽先や手羽元を煮るときに入れると、さっぱりとして、お肉も柔らかくなります。
天ぷらの衣に混ぜる、酢の物にもいいですね。
そのまま、摂るときは、お酢とショウガは一緒に摂ってくださいね。
一度にとってもいいのですが、一気に体温が上昇して、のぼせたようになったり、胃の弱い人には刺激が強すぎることもあります。
自分で調整しながら取り入れてみてくださいね。
一度に持続する効果は2~3時間と、割と短めですので摂るタイミングも重要です。
運動する前に摂ると、体温上昇が早まるので、新陳代謝もよくなります。
寝る前に手足の冷えでなかなか寝付けないという季節には、夕食時に摂ると、寝る頃まで身体が温まっていますので、ぐっすり眠れます。
冷え性が治って、ダイエットもできたら素敵ですね。
ですが、これだけ摂ればダイエットできるというものでもないと思います。
軽い運動を加えたり、食事もバランスよく食べて、その中で「酢ショウガ」を生活に取り入れるというのが一番いいですね。
冷え性に関する記事はこちらも参考にしてくださいね。
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