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高熱や微熱が出る頭痛ってどうして?疑われる病気とは?

      2016/09/16

1頭痛 発熱

熱が出て、頭も痛くなるというと、通常考えられるのが「風邪」ですね。

頭痛だけでも辛いのに熱が出ることで、身体はしんどいし、風邪以外の病気が隠れているんじゃないかと不安になってしまいますよね。

風邪だと思って放置して、重要な病気を見逃してしまうことがないようにしたいものです。

頭痛に伴う発熱ってどういう時に起こるのかを知っておきたいですね。

今回は、高熱微熱が出る頭痛についてお話しします。

 

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頭痛と発熱

頭痛だけでもつらいのに、熱まで出たら身体だけではなく、精神的にもまいってしまいます。

本来発熱という症状は、身体の中に入ってきた最近やウィルスをやっつけようとする身体の働きによるものが多いです。

熱が出るのにはきちんとした意味があるんですね。

風邪が一番考えやすい病気

頭痛に加えて熱が出る病気といえば、「風邪」が一番ポピュラーなものですね。

(頭が痛いな)と思って熱を測ると微熱があったり、高熱だったりすると真っ先に風邪かもと思いますよね。

しかし、風邪でなくても、「頭痛」と「発熱」の両方の症状が出る病気があるんです。

ただの風邪であれば、風邪薬などの対処でそのうち回復することもあるかもしれませんが、もしも重大な病気の前兆だったとしたら怖いですよね。

日頃から頭痛に悩まされている場合には特に、

(いつものことだから)

と軽く考えてしまうこともあります。

「頭痛」と「発熱」が起こりうる病気について知っておくと安心かもしれません。

発熱について簡単な知識

発熱について、具体的に何度からを高熱と呼ぶのでしょうか?

お医者様によっても違ってくるかもしれませんが、おおよそ次のように認識して頂けばいいかと思います。

平熱 35℃~37℃未満
微熱 37℃~38℃未満
高熱 38℃以上

他に思い当たる病気とは?

では、「頭痛」と「発熱」の両方が出る病気について、どういうものがあるのかをお話しします。

高熱と頭痛)

インフルエンザは高熱と悪寒などで発症して、全身倦怠感や頭痛に悩まされるインフルエンザウイルスによるものです。

肺炎は風邪とよく似ている症状がでます。最近やウイルスが肺胞に感染して起こるものです。

オウム病は肺炎を主体とする、鳥から人に感染する病気です。

髄膜炎はウイルスや細菌が髄膜と言う部分に感染し、炎症を起こす病気です。命の危険もあります。

脳炎はウイルスが直接脳に感染したときに起こる病気です。

脳出血は脳内の血管が何らかの原因で破れてしまい、脳の中に出血した状態です。

熱中症は脱水症状による体温上昇やそのせいで臓器のあちこちに不調がでる夏に多い症状です。

微熱と頭痛)

生理前生理中だと、頭痛も微熱も出ることがあります。

慢性疲労症候群という、疲労による免疫力の低下が、頭痛などを引き起こす症状があります。

花粉症では、アレルギーのもとになるアレルゲンを排除しようとするため、免疫機能が働いて頭痛や微熱がでます。よく風邪と間違われやすい症状ですね。

更年期障害は女性特有の症状で、女性ホルモンのバランスがくずれることで、微熱(熱っぽさ)と頭痛などの症状が出ることがあります。

 

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気になる病気について(主な症状と対処法)

頭痛と発熱の症状がある病気についてお話しします。

インフルエンザ

突然の高熱で始まることが多く、頭痛、悪寒、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振などの症状が出ます。

感染から1~3日で発症します。

病院を受診して、インフルエンザと診断されたら、薬を処方されます。

薬のおかげで、発熱の期間が1~2日短くなるかもしれませんが、熱が下がってから最低2日間は自宅で療養すること、途中で症状が軽くなっても処方されたお薬は最後まで飲み切りましょう。

※肺炎や脳炎を合併して重症化することがあるので注意が必要です。

肺炎

風邪の症状と同じように、頭痛、発熱の他に、せき、たんなどが起こり、

「風邪をこじらせたもの」

と思われがちですが、風邪とは全く違います。

38℃以上の高熱が長く続く他、胸の痛み、息切れ、黄色や緑色や鉄さび色の痰が出る他、顔や唇が紫色になることもあります。

原因菌を特定して、その菌を死滅させるための抗菌薬の服用や症状に応じての解熱剤や咳を抑える薬、痰を出しやすくする薬の処方の他、抗生物質を血管注射で投与するなどの治療が行われます。

オウム病

インコ、ハト、オウムなどから感染することが多く、肺炎の原因の一つと言われています。

激しい咳で始まることが多く、悪寒を伴う高熱、頭痛、筋肉痛、全身倦怠感、血痰、胸痛などがあります。

重症になると、呼吸困難感(チアノーゼ)、意識障害、髄膜炎、心筋炎、関節炎、膵炎などの合併症を引き起こすこともあります。

治療としては、抗菌薬での治療になることが多く、2週間程度と、長くかかる。

髄膜炎

ずっと続く激しい頭痛が特徴です。

高熱、全身倦怠感、悪寒、吐き気、嘔吐などの他に、首筋が固まって前に曲がらないなどの症状が現れます。

症状の悪化によって、意識障害や痙攣も起こり、命の危険も出てきます。

細菌性髄膜炎とウイルス性髄膜炎があるので、どちらの診断がつくかで治療法も違ってきます。

細菌性の場合は、原因菌の特定を行ない、それに合った抗菌薬の点滴投与が行われます。

しかしウイルス性の場合は、ウイルスに効く薬というものがないので、症状に合わせた治療が行われます。

水分が摂れず脱水症状であれば点滴で補給したり、頭痛がひどいようであれば、頭痛を軽減させる方法を考えるといったものです。

脳炎

死亡率が20%~40%と高いものです。

脳の炎症を起こす病気の総称で、場合によっては神経の後遺症が残るような怖い病気です。

主な症状は、最初こそ風邪のような症状ですが、急速に発熱、頭痛、意識障害、けいれん、首の後ろが痛くて曲げられなくなるなどの症状が現れてきます。

風邪に近い症状で始まることが多いため、発見するのが難しい病気です。

特徴的な一番の症状は、首の後ろが痛くなったり、硬くなったりするというものですが、その他にも、頭痛が1か月以上続くとか、微熱や高熱が続く場合もあります。

日本脳炎にはワクチンを接種するという予防法があります。

しかし、その他の脳炎については、症状が出てからの治療が重要になってきます。

頭部のCTやMRIなどの検査を行い原因をつきとめます。

ウイルス性なら抗ウイルス剤が、細菌性なら抗生物質が有効です。

慢性脳炎には効果的な薬があまりないため、その症状に応じた治療が行われます。

脳出血

片方の手や足がしびれたり、麻痺が起こったりします。

ろれつが回らない、言語障害が出る、脱力感、めまい、物がダブって見えたり、視野が欠けたりすることもあります。

激しい頭痛と吐き気、発熱があります。

救急車を呼ぶなど早急に病院を受診してCT検査を受けます。

高血圧や糖尿病、肥満などを指摘されている場合は気をつけましょう。

物忘れがひどく、周囲から物忘れを指摘されたりするときは要注意です。

熱中症

夏場に多い症状ですね。

めまい、冷や汗、意識障害、けいれん、筋肉痛、脚がつる、脱水による全身の倦怠感、吐き気、嘔吐、頭痛、高熱、汗が出なくなる、全身の臓器の障害が起こります。

応急処置としては、涼しい場所に移り、水分補給をします。横になるときは、頭よりも脚を高くします。

水分補給は水やお茶よりもスポーツドリンクや水分と同時に塩分も補給した方がいいです。

生理

生理前の不調(月経前症候群(PMS))や生理中の不調により、頭痛、微熱、腹痛、腰痛、眠気、イライラ、乳房の張りなどの症状が出ます。

ピルやホルモン剤、漢方薬などの処方が行われます。

慢性疲労症候群

風邪などの症状からスタートすることもあります。

筋肉痛、関節痛、不眠、集中力の低下、腹痛から始まることもあります。

疲労感が取れなくて、身体の痛みが続くこともあります。

第三者から見るとただ怠けているだけに見えることもあるようです。

普通の疲れや体調不良と違うところは、倦怠感や微熱が6ヶ月以上も続くということ、体調不良の原因が不明であること、検査によって原因がわからないということです。

重労働で疲れが出るのは当然ですが、食事やお風呂など日常生活の動作だけでもひどく疲れてしまうこともあります。

原因は特定されていません。

アレルギーがあるとか、強いストレスにさらされているという環境があるようです。

治療法としては、ビタミン剤の服用や漢方薬などの処方で、回復力や免疫力を高めるような方法がとられます。

その他には、身体を温める、頭痛や発熱に対するお薬の処方、アレルギーの治療などが行われます。

花粉症

春先に悩まされる人が年々増えています。

中には一年中悩まされている人もいます。

これこそ、風邪の症状と似ていて、頭痛、微熱、目の痒み、くしゃみ、鼻水、咳、などが起こり、集中力が大きく低下させられます。

治療法としては、アレルギーのお薬の処方です。

更年期症候群

生理が不順になってきて、閉経を迎える前後に不快な症状が出てきます。

ほてり、のぼせ、多汗、めまい、耳鳴り、倦怠感、むくみ、頭痛、微熱、冷え、頻尿、抜け毛、薄毛などの様々な症状が出てきます。

これは、個人差があり、日常生活を送るのが困難な場合もあれば、さほど気にならない場合もあるようです。

治療法は、ホルモン剤の投与や漢方薬の処方などです。

症状を過信してはいけません

頭痛と発熱の起こる病気をいくつかあげてみました。

気をつけてほしいのが、「頭痛」「発熱」が出ると、風邪だと思いこみやすいという落とし穴です。

実際に風邪なら問題はありませんが、中には生命をおびやかす病気の場合もあるのです。

(頭痛いなあ、高熱が続くなあ)

と思いつつも、そのうち治るだろうとたかをくくって、取返しのつかないことになってしまうことが心配です。

頭痛と言う症状は、「ストレス」などの心因性の原因から来るものもあります。

ですので、日常に起こりうるいつもの症状だと軽く思わないで、もしかしたら何か他の病気の可能性がないかをちょっと考えてみてほしいと思います。

そして、気になる症状があったら専門の医療機関を受診して心配を解消しましょう。

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[記事公開日]2016/08/16
[最終更新日]2016/09/16

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