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夜どうしても眠れない、そんなときの「睡眠薬」。気になる副作用と効果的な使い方

      2016/12/18

景色 481

眠れない、眠れなくて辛い、でもどうしても眠りたい。

そんなときがありますよね。

睡眠にいいと思われることをやって、色んな方法を試して、それでもダメだった。

そんな時はどうしたらいいの?

眠れなくて辛いのは経験者にしかわからないものかもしれません。

今回は睡眠のお助けとなる「睡眠薬」についてお話しします。

 

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■「睡眠薬」と「睡眠導入剤」

睡眠の手助けをするお薬の種類と使い方についてお話しします。

2種類のお薬の違い

基本的には、どちらも睡眠の悩みを解決してくれるお薬で、違いはありません。

医師によっては、違うという人もいますし、同じものだという人もいます。「睡眠導入剤」というのは、主に寝つきをよくするためのお薬で、即効性があるものが多く、逆に持続性が短いものが多いです。

「睡眠薬」というのは、睡眠導入剤を含めた「睡眠」に関するお薬全般をいいます。

  1. 寝つきが悪くなかなか眠れない
  2. 夜中に目が覚める「中途覚醒」などの症状が辛い
  3. 精神的な不安があり眠れない

など、訴える症状の違いで出されるお薬も変わってきます。

こんな時にはこっちを使ったほうがいい

「睡眠薬」と一口に言っても睡眠の悩みは人それぞれですし、他の環境的な要素も含まれてきますので、これが絶対にいいというわけではありません。

症状によっては、2種類のお薬を使うように処方されることもあります。

「睡眠薬」に対する不安は、「副作用」のことが気になるかと思うのですが、診察を受けて医師の指示に従って飲めば問題ありません。

1、寝つきが悪くなかなか眠れない

この場合は、「睡眠導入剤」と呼ばれる即効性のあるものを使って、眠りに入ることがスムーズになるようにもっていくのがよいでしょう。

眠りにつけたら後は、朝まで眠れることも多いでしょう。

 

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■眠るのにお薬が必要なとき

どんな時にお薬に頼りたくなると思いますか?

病気・体調が悪い

具合が悪くて眠れない。

風邪ひいて、熱が高くて、頭痛までする。

咳が出続けて苦しい、眠りたいのに眠れない。

そんな時に、すぐに「睡眠薬」に頼ろうとするでしょうか?

いえいえ、まず、苦しい症状を治すところから始めるのが普通です。

風邪なら風邪薬、咳なら咳止め、喘息があるなら吸入器を使うなど。

つらい症状が治まればわざわざ睡眠薬を使うまでもなく眠れそうですよね。

しかし、私の体験から、体調の辛い中で眠るために「睡眠薬」が役に立ったという過去があります。

私の場合は、「乳がんの治療中」でした。

眠れない理由は2つありました。

1つは抗がん剤治療で、もう1つはホルモン療法中です。

「抗がん剤治療」というのは、様々な副作用が出てくるものです。

その中でも特に辛く感じたのが「吐き気」です。

妊娠中のつわりのときのようなムカムカする感覚がずっと続くのです。

それは、昼夜を問わず襲ってきます。

夜だから落ち着くというものでもありません。

あまりの気分の悪さに眠れない日々が続きました。

もう1つのホルモン療法では、更年期障害の「ホットフラッシュ」のような症状が出て、顔だけが異常に熱くなって、息苦しく不快な感じが続きました。

病気で眠れないというより、病気の治療によって出てくる副作用の辛さで眠れないといった感じです。

それで当時の主治医に相談しましたら、「睡眠導入剤(マイスリー)」を処方してくれました。

病気治療中は他にも薬を服用していることが多いので、自分の主治医に相談が必要です。

でも、それで睡眠がとれるようになった私は、とても救われました。

それまでは、「睡眠薬」は、よほどのことがない限り使ってはいけない特別なお薬だと思い込んでいて、自分が飲むことなど一生ないだろうと思っていました。

しかし、自分が病気になって実際に使ってみたら、毎日眠れず苦しい思いをしていたのが一瞬で解決して本当にありがたいと思ったものです。

うつ・精神的な不安・ストレス・失恋など

精神的なことで眠れないというのは、どのくらい辛いものでしょうか?

身体の不調で眠れないのも辛いと思いますが、精神的なことというのは人それぞれ程度が違います。

ストレスの感じ方、それに対する気持ちの切り替えも個人差があると思います。

そもそも切り替えたり、克服できる人は「眠れない」ということ自体起こらないでしょう。

ですので、精神的なことで眠れないというのはかなり追い詰められた状態と言えるかもしれません。

失恋などは、一晩眠ってしまえば治るという人もいるかもしれません。

「眠り」には、日常で感じたストレスを和らげ、軽減する働きもあります。

辛いことがあったり、悩みが多いときに、

「とりあえず寝てしまう」

ことで、次の日に気分がスッキリすることもあります。

寝る前には、

「明日はとても会社なんて行けない」

と思うくらいまで悩んでいたのに、

ぐっすり眠れたことで、

「何とか頑張れそう」

というところまで回復できることもあるようです。

しかし、精神的な辛さが少しも軽減されず、日に日に辛さの度合いが大きくなっていく場合は注意が必要です。

心療内科を受診して、症状をきちんと解決していくことが重要です。

その際に「睡眠薬」を処方されることもあるでしょう。

この場合に処方されるお薬は、「安定剤」と呼ばれるものもあります。

これは、睡眠自体を引き出すというよりも、精神を安定させることによって「眠れる」ようにするものです。

自分の心にかかる負担がどの程度のものなのか、しっかり考えて、早めの対処をしてほしいです。

昨日よりも今日、今日よりも明日が良くなっていくようなら、お薬は必要ないかもしれませんね。

心の負担は目に見えないだけに緊急性も重要性も感じられないかもしれません。

でも、毎日当たり前に「眠る」ということができなくなるという事はすでに普通のことではありません。

心の辛さが身体にも影響してきます。

お薬は専門の医師が考えて出してくれるものです。

心配せずに、少しづつ改善していきましょう。

夜勤

これは、仕事上やむを得ず昼夜が逆転するために起こるものです。

夜に働く人は、明るい昼間、人が活動的になる時間に睡眠をとらなければならないです。

体内時計にも逆らってしまうことになるので、身体の調子も悪くなるかもしれません。

夜勤者の睡眠は、基本的に昼間に働く人のように6時間も7時間もまとめてとれるようなものではないと認識していた方が気持ちが楽になると思います。

眠れないのは当たり前。

複数回にわたって、3~4時間ずつでも眠るということを実行して対応していくことが良いです。

こちらの記事を参考にして頂ければ幸いです。

👇

生活リズムと睡眠、「夜勤」のときの対処法。夜に働くあなたのために

それでも眠れない、ぐっすり眠りたい。

そんな時に「睡眠薬」って飲んでもいいものなのでしょうか?

眠れない理由の中に、ストレスなど含まれていて短時間の睡眠すらとれていない場合は医師に相談してみられることをおすすめします。

しかし、「睡眠薬」の気をつけてほしいところは、依存性です。

飲んでいることで安心して眠れた。

と思えるくらいならいいかもしれませんが、飲まないと不安だという気持ちになってくるとやめられなくなってしまいます。

医師に相談したうえでのことになりますが、短期間だけ、一時的な服用であれば「睡眠導入剤」などの軽いもので試してみられたらいかがでしょうか?

旅行先

枕が変わると眠れない。という意見はよく耳にしますね。

どんなに整えられたホテルなどの宿泊施設のベッドであっても、睡眠をとる環境が変わると眠れないことはあります。

このような時にその日だけ「睡眠薬」を利用する人もいるでしょう。

■薬はどこでもらえるの?(買えるの?)

薬はどんなところで処方してもらえるのでしょうか?

専門機関を受診するなら

心療内科が一番おすすめです。

これは、

自分が何のせいで眠れないのか?

ということすらわからない場合も含めて、精神的な悩みで眠れないときには、症状に合ったお薬を処方してもらえるからです。

場合によっては、「安定剤」と呼ばれるお薬を処方されることもありますが、このおかげで眠れるようになったという患者さんもいます。

大切なのは、「睡眠薬」を飲むことではなく、その眠れないという悩みの原因に合った治療を受けることだと思います。

また、病気による睡眠障害の可能性もありますので、かかりつけの医師に処方をお願いすれば大丈夫です。

その他には、内科や他の科でもほとんど取り扱っています。

●私の場合

私は「乳がん」という病気になり、抗がん剤やホルモン療法をしてきました。

その治療のせいで、体調が悪く眠れないということが何日も続き、医師に相談しましたら、睡眠導入剤を処方してくれました。

ですので、その時は「乳腺外科」でお薬を頂きました。

また、ホルモン療法で更年期障害のような症状が出たときは、「婦人科」でもお薬の処方をお願いしたことがあります。

ですので、精神的なものが原因でなく、自分が何かの病気や持病がある場合は、科に関係なく「睡眠」に関する悩みを相談することで、処方してもらえるパターンが多いでしょう。

ただ、病気によっては、睡眠薬を一緒に飲んではいけないお薬や治療などもあるかもしれませんので、必ず医師に相談してお薬を使うようにしてください。

正しく使えばお薬は身体や心に優しいものです。

症状を治してくれます。

自分勝手な使用だけは避けてくださいね。

お薬に頼るときに気をつけてほしいこと

「睡眠薬」は、「眠れない」というつらい悩みを救ってくれるお薬です。

しかし、自分で量や種類を勝手に決めて服用することはいけません。

なぜなら、薬には何かしらの副作用がつきものなのですから。

睡眠薬の副作用について

睡眠薬の代表的な副作用として、「薬への耐性」「依存性」があげられます。

飲み続けていくうちに慣れてきて、最初は少量の薬で済んでいたのに、徐々に量が増えていきます。

薬の強さもだんだん強いものでないと効かなくなってしまうのです。

薬に耐性ができることも注意することの一つですが、

「薬がないと眠れない」

という依存する気持ちが出てきて

「薬なしでは不安でやめられない」

というところまで来ると、そちらの方が心配です。

服用する時間

睡眠薬は服用して効いてくる時間が人によってはずれてきます。

服用するのは寝る前30分です。

飲んだら他に色々なことはしないで、すぐにお布団に入って眠くなるのを待ってくださいね。

お布団に入らず何かしている最中に、お薬のせいで「強い眠気」が出てしまった場合、けがしたりすることもあります。

記憶がふっと途切れてしまうこともあります。

「睡眠薬」は飲んだらすぐにお布団に入ってください。

逆に、寝る準備が出来ていないうちには飲まないでくださいね。

ちなみに私の場合はマイスリーを飲んできっちり15分で眠気が来ていました。

禁止事項

お薬(睡眠薬)をアルコールと一緒に服用することはやめてください。

これは危険な行為です。

アルコールと一緒に飲むと、お薬の効き目が強くなり過ぎて長い時間目が覚めなかったり、思わぬ結果になりかねません。

こんな症状はきをつけて

ふらつきが起こることがあります。

夜中に起きた時にトイレに行ったり、水分補給をしたりする途中にふらつくと危ないので、気をつけましょう。

「睡眠薬」は眠れないという悩みを一瞬で取り去ってくれる救世主のようなものです。

しかし、使い方を間違えたり、頼り過ぎるのはよくありません。

どうしても使ってみたいと思ったら、専門医に相談して診察してもらうことをおすすめします。

(こんな理由では出してもらえないだろう)

とか、

(これくらい我慢すべきだ)

などと自己判断せずに、眠れなくて辛いと思ったら、まずは相談してみることが大切です。

また、市販でも売られているので手軽に感じるかもしれませんが、眠れない原因が精神的なことや他にも隠れている可能性があります。

眠れない根本的な理由をつきとめることのほうが先決です。

お薬というのはどんな病気でもそうですが、上手に付き合うことが重要です。

この記事を読んでくださっているということは、少なからず「睡眠」に対しての悩みをお持ちかと思います。

この他の「睡眠」に関する記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。

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[記事公開日]2016/06/05
[最終更新日]2016/12/18

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