「睡眠」をとるうえで、一番疲労回復できて、身体や心にもいい睡眠時間って気になりませんか?
睡眠時間については、様々な意見があるようで、その幅は結構大きいです。
同じ年齢でも、仕事や家庭環境は人それぞれ違います。
一日の活動量、活動内容も違います。
それと同じように、睡眠時間もバラバラです。
今回は、「質のいい睡眠」をとるための睡眠時間と、睡眠時間の長さによって、2種類のタイプがあることについてお話しします。
目次
■睡眠時間
最適な睡眠時間は何時間でしょう?
日頃から睡眠はじゅうぶんとれていますか?
日本人の睡眠時間の平均とは?
ここ何年かの統計からわかることは、
日本人の平均睡眠時間は7時間半前後だということです。
日本人の睡眠時間は年々短くなってきていて、50年前と比べると1時間ほど短くなっているそうです。
また、世界の中では日本は、睡眠時間においては、短さの点で言うとトップクラスに入るようです。
女性と男性の違い
睡眠時間は、年々データーが変わりますし、調査する団体やその調べる方法によって変わってきます。
ただ、すべての年代において、男性よりも女性の方が睡眠時間は短いです。
これは、家事や育児、朝の支度などの要因や、お化粧などの身支度などが理由にあげられます。
女性は特に、朝の時間は
「猫の手も借りたいほど」
忙しい場合が多いですよね。
年代別の違い
睡眠時間が最も短いのは、40代~50代です。
働き盛りで、仕事でも管理職を任されるなど、色々なお付き合いや気苦労も多い年代です。
50代から上の年齢層では、加齢に従って、少しずつ睡眠時間が長くなっています。
しかし、高齢になると、「睡眠時間」は長くても、睡眠が浅くなり、中途覚醒も増えるために「睡眠の質」は低下していきます。
■おすすめの睡眠時間
おすすめの睡眠時間があります。
しかし、あちこちで違った情報がとびかっていて、どれが本当だかわからないことが多いですよね。
質のいい睡眠のために最低でもとってほしい時間
ちまたでは、よく「8時間睡眠」が良いと言われています。
しかし、この値は、調査によって出された平均睡眠時間が8時間前後だったことから、このくらい眠るのが一般的で良いとされただけなのです。
実際には4時間半~6時間が望ましいです。
その理由
8時間、9時間など、長い時間眠ったとしても、本当に深く眠れているのは、ほんのわずかです。
深い睡眠は少しで、後は浅い眠りをダラダラ続けているだけなのです。
逆に、3時間以下だとまだ深い睡眠に移行する前だったりします。
また、「睡眠」に入って、最初の3時間で「成長ホルモン」が分泌されますので、最低でも3時間は欲しいです。
しかし、3時間以内で、深い睡眠に入ることは、なかなか難しいです。
4時間あれば、「深い睡眠」を確保できます。
その時に考えてほしいのが、90分サイクルの眠りのリズムです。
3時間、4時間半、6時間、7時間半などの切りのいい時間帯で起きるようにすると、深い眠りと浅い眠りの切り替わりのときなので、すんなり起きれるのです。
ですから、理想の睡眠時間は4時間半~6時間です。
私の場合(4時間半と5時間睡眠を試してみました)
私の場合ですが、仕事で朝7時には家を出て、帰宅は残業があることが多いので、夜の7時以降になります。
その後、食事、お風呂、片づけ、などをすませて自分の時間が作れるのは9時以降になります。
何かしなくてはいけないことや自分がやりたい事、(パソコンに向かう時間も含めて)がある時には、時間が少しでもほしいので、夜の時間を削り、朝の時間を削り、遅寝、早起きになってしまいます。
そこで、4時間半睡眠を実行することにしてみました。
大体、寝る時間が11時半、起きる時間は朝の4時です。
これが、意外とおもしろいもので、目覚ましの2~3分前には目が覚めてしまいます。
すんなり起きれるのです。
今度は、睡眠時間を30分長くして5時間睡眠にしてみました。
30分長くなったのですから、普通に考えれば、疲れもとれて「4時間半睡眠」よりもスッキリ起きれると思っていました。
ですが、違いました。
起きた時にぼーっとして、「眠い」のです。
最初はたまたまかと思いました。
しかし、毎日スッキリしなかったのです。
これは、人それぞれだと思いますので、少しの差はあるでしょう。
自分で目覚めたときに「眠気」もなく、身体もスッと起こせるくらいがベストの睡眠ではないでしょうか?
4時間半睡眠で日中の「眠気」が辛かったり、身体の疲れがどんどん蓄積していくようなら、1時間半単位で
時間を延ばしてみることをおすすめします。
「睡眠」は、何度も言いましたが、人それぞれ少しづつ最適な時間が違います。
日中の生活に支障が出ない程度で、お昼の仮眠をとれば午後も活動できるくらいなら「質のいい睡眠」がとれているはずです。
私は、この4時間半睡眠と会社のお昼休みに15分程度の仮眠をとるようにしています。
自分の体調と眠気の様子を見ながら「睡眠時間」の調整を試してみてください。
生活の中に、もっと自由な時間が増えますよ。
■ロングスリーパーとショートスリーパー
睡眠時間が長い人、短い人の違いだけでしょうか?
どういう人を指して、「ロングスリーパー」「ショートスリーパー」と言うのでしょうか?
ロングスリーパーとは?
10時間以上「睡眠」をとる人のことです。
親からの遺伝であったり、環境や加齢によるもので体質が変化してロングスリーパーになる人もいるようです。
その他には、「過眠症」という睡眠覚醒障害の一つであることが原因かもしれません。
この病気は、昼間の急激な眠気や朝起きれないなどの症状がでます。
一日10時間以上の睡眠を1か月以上とっている場合や、日中のねてはいけない場面に頻繁に居眠りをしてしまうと「過眠症」の疑いありです。
その要因は精神的な事やストレスも関わってきます。
起きることが辛かったり、起きてもぼんやりしている場合。
やる気が出なかったり、考えることや記憶することが困難な場合。
は、睡眠治療の専門機関を受診することをおすすめします。
ショートスリーパーとは?
「睡眠時間」が、6時間より短い人のことです。
これは、仕事が忙しくて睡眠がとれずに、6時間より少ない睡眠時間になってしまったというのとは、少し意味合いが違います。
もともと、短い睡眠時間でも健康を害することなく、日中に普通に活動できる人の事をいいます。
睡眠時間が短いとそれだけ、自由になる時間が増える訳ですから、羨ましがられる体質ですよね。
でも、ある程度の「睡眠時間」の短縮は誰でもできます。
今の睡眠時間を減らしてショートスリーパーになるには?
まず、いつもより30分遅く寝るようにして、1週間続けます。
起床時間は変えないでください。
1週間続いたら、次の1週間でまた30分短くします。
これを続けて徐々に身体を慣らしていくのです。
ポイントは、
「質のいい睡眠」をとるためにしてほしいこと
をとり入れていくこと。
食事を腹八分目にして、早めに済ませること
などです。
睡眠についての他の記事も参考にしていただければと思います。
👇
ショートスリーパー
になって生活が変わるともっと自由な時間が手に入りますね。
気をつけてほしい事
「睡眠時間」の調整はある程度誰にでもできるものです。
しかし、その根本には、「質のいい睡眠」をとることが前提となります。
もし、睡眠時間を短くして、
- 日中に辛い眠気に何度も襲われる
- 身体の疲れがとれないどころか、疲労がたまっている気がする
- やる気が起きない、イライラするなどの精神的な症状が出る
場合はどうしたらいいのでしょうか?
今の時点では、その睡眠時間が合っていないということです。
もしくは、質のいい睡眠をとれていないということです。
無理をせず、睡眠の時間や取り方を見直してみましょう。
健康を損ねては元も子もありませんからね。
不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。