寝相が悪くて悩んでる。
朝起きたときに、いつも向いている方向が違うし、寝方が変わっている。
それは、睡眠中に「寝返り」をうっているからです。
寝相が悪いと気にしているとしたら、その心配はありませんよ。
質のいい睡眠を得るためには、「寝返り」も必要なんです。
寝相をよくしたいと思ったら、自分の睡眠中の環境や「寝返り」に目を向けてみましょう。
きっと改善されることと思います。
今回は睡眠に大きく関わっている「寝返り」についてお話しします。
■良質な睡眠に寝返りは必要
以前は、寝返りをうつことはあまりよくないことだと思っていました。
ところが、寝返りをうつことにもきちんとした意味があると最近知りました。
寝返りはどんな役目があるの?
睡眠中に起こる「寝返り」の役割は、主に3つあります。
まず1つ目ですが、「睡眠」には、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類の睡眠の深さがあり、一度の睡眠で交互に波がやってきます。
「寝返り」は、この睡眠の切り替えのときに起こるとされているので、回数が少ないことが良いこととは、限りません。
2つ目は、温度調節です。
睡眠中に発汗などで、お布団の中の温度が高くなったり、室内の温度が高くなったときに、「寝返り」をすることで、熱をうまく逃がしてあげ、身体が、自然に心地よい眠りを持続させようとするのです。
3つ目は、血液の流れをよくするためです。
同じ姿勢で長時間眠っていると、筋肉や血管が圧迫されて、血行不良を起こしてしまいます。
そんなときに、「寝返り」をうって、血液の流れを改善してくれるのです。
病気などで自分で「寝返り」ができない人は、助けを借りて身体の向きを変えてもらいますよね。
あれは、血液の流れが悪くなって、床ずれ(褥瘡(じょくそう))ができるのを防ぐためなのです。
寝返りの回数
一晩の「寝返り」の回数は、大体20回前後だそうです。
しかし、個人差もありますし、何回が適当なのかは、睡眠時間や環境、生活習慣によっても変わってきます。
「寝返り」の回数が少ないとぐっすり眠れているようなイメージです。
しかし、朝起きたときに、身体が疲れているような感じがしたり、どこか痛かったりということがあるようなら、寝具が合っていないのかもしれません。
寝具の見直しも必要かもしれません。
こちらの記事も参考にしてくださいね。
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寝相が悪いのを治したい
睡眠の流れの中で、適度な「寝返り」は必要だとわかりました。
では、寝返りは多ければ多いほど良いのか?
と言いますと、それは違います。
あまりに「寝返り」の回数が多いと、身体が疲れて、浅い眠りになってしまうのです。
それは、「睡眠」の質を下げることになってしまいます。
浅い眠りが多いとそれだけ、「寝返り」も増えるということです。
眠っている間の温度が快適でないと、熟睡できません。
寒いからと厚着をしたり、掛け布団をかけすぎたりして熱がこもってしまうと、布団をけとばすなどの「寝相の悪さ」を引き出してしまうことになります。
寝具が合わないのはもちろんですが、寝る前の環境づくりがうまくいかないことも、原因の一つです。
寝る前に、いつまでもテレビやパソコンの画面とにらめっこしていたり、音を出してうるさくしていると、脳はいつまでも覚醒し続けていますので、なかなか寝付けず、睡眠も浅いものになりがちです。
その結果、寝返りはかなりの回数になって、寝相はますます悪くなります。
寝相をよくするためには、寝返りも多過ぎず、自然な体勢で動けるような寝具のチョイスも大切ですし、「快適な睡眠の環境」をつくることと、安眠が得られるように、ストレスのたまらない生活を送りたいものです。
寝相がよくなることで、睡眠も深くなり、ぐっすり眠れるようになります。
身体もスッキリとして、疲れも感じない毎日に変化します。
深くて質のいい睡眠をとれるようになると、「寝相」も自然と改善されるようになると思います。
「ぐっすり眠りたい」
「スッキリ目覚めたい」
誰しもが思うことです。
少しでも睡眠に関する悩みがなくなれば、私も嬉しいです。
この他の「睡眠」に関する記事もありますので、よかったら参考にしてくださいね。
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