エルケアル 

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避妊に失敗!そんな時助けてくれる強い味方「緊急避妊ピル」

      2016/09/07

困った

どうしよう!

避妊に失敗したかもしれない・・・

ピルを飲み忘れていた、パートナーのコンドームが破れていた、など、

思いがけないとっさのことに気持ちはパニック。

どうしていいかわからずあたふたしてしまったら・・・

落ち着いてください。

まだ間に合います。

妊娠を希望しないのに、妊娠してしまうかもしれない状況に陥ってしまったら、「妊娠」を回避するお薬があります。

それは、

「緊急避妊ピル」

というものです。

「アフターピル」

という呼び方で耳にしたことはありませんか?

性交時から72時間以内ならこのお薬の効き目は80%前後と言われています。

今回は予期せぬ避妊の失敗時に使われる「ピル」のお話しです。

 

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■正式な名前は「緊急避妊ピル」「緊急避妊薬」

医療機関で処方をお願いするときには、「緊急避妊ピル」をほしいと伝えることが大切です。

一般的には「アフターピル」で知られています

アフターピル、モーニングアフターピルなどと呼ばれていることが多いようです。

性交後に避妊できるお薬として使われています。

お薬の名前は「ノルレボ」といいます。

以前、正式な緊急避妊薬が出されていなかった時には、

「プラノバール」

というお薬で緊急時の避妊を行っていました。

このお薬は「中用量ピル」ですが、あくまでも緊急避妊薬の代用のお薬であって

正式な「緊急避妊薬」として国内で認可されているのは

「ノルレボ」

というお薬です。

ノルレボとプラノバールの違い

先ほども申し上げましたが、

「プラノバール」

は、緊急避妊薬としては、代用のお薬です。

それに比べて、

「ノルレボ」

は、緊急避妊を目的として作られたお薬です。

含まれているホルモンと副作用の出方の違いもあります。

「プラノバール」

は、もともと中用量ピルで、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類のホルモンが入っています。

そのため、このお薬を服用した半数の方には「吐き気」「嘔吐」などの副作用が出ていました。

飲み方は最初に2錠飲んで、12時間後にまた2錠飲むという方法です。

一方、

「ノルレボ」

は、黄体ホルモンのみが含まれていて吐き気などの副作用はとても少ないです。

飲み方としては、一度に2錠飲んで終わりです。

価格は取り扱っている病院によって多少は違うかもしれませんが、

「プラノバール」は6,000円前後

「ノルレボ」は16,000円前後

ではないでしょうか?

価格だけみて、「プラノバール」を選びたくなるかもしれませんが、すべての産婦人科で、このお薬を「緊急避妊薬」として出してくれるかどうかはわかりません。

「ノルレボ」

という正式なお薬が承認され、ほとんどの産婦人科では、このお薬のみを「緊急避妊薬」として扱うようになってきています。

 

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受診する際に気をつけてほしいこと

必ず、「緊急避妊薬」を希望することを告げてください。

産婦人科を受診したい理由を話さず、受診しようとしても、

「予約をとって来てください」

とか、

「明日の受診でどうでしょうか?」

などと言われてしまうこともあります。

このお薬は

「時間が命」

です。

性行為があった日時も聞かれますので、なるべく詳しく答えましょう。

恥ずかしがっている場合ではありません。

このお薬も避妊に関しては、100%ではありません。

基本は3日以内で高い確率での避妊が期待できるようですが、5日たっていたとしても避妊の確率が0%になるわけではありません。

緊急避妊薬を飲んだ後のこと

産婦人科によっては、お薬を処方した後、妊娠していないことを確認するために、もう一度診察を受けてもらうようになります。

お薬を飲むことによって、早ければ3~4日後に、遅くても3週間後には生理のような出血があります。

問題は、この後です。

出血があって、安心してその後避妊しなければ、すぐ後にきた排卵によって、妊娠してしまう可能性もあります。

お薬を飲んだ後もしっかり避妊してください。

妊娠を望まない場合

このお薬は、ただ避妊に失敗したからといった理由だけで使われているものではありません。

性犯罪の被害にあった女性を守るためにも使われます。

もし、妊娠を当分望まないのであれば、「低用量ピル」を飲むなどして、自分で自分の身体の管理をしてあげて欲しいと思います。

万が一赤ちゃんができてしまって、妊娠中絶手術を受けることになると、身体だけでなく心も痛い思いをしてしまうと思います。

そんなことにはなってほしくないです。

妊娠中絶した人がすべてなるわけではありませんが、将来本当に子どもが欲しいと思えるときに、不妊の原因になったり、流産、早産の危険性が出てこないとも限りません。

病院によって違いはありますが、妊娠中絶手術は保険がききませんので、検査も含めると10~15万円はかかると思われます。

費用の負担も大きいものです。

今回は、それを回避できるお薬のお話しをしましたが、大切なのは、そういうお薬があるからと「避妊」を安易に考えてしまうことです。

自分の身体は自分で守ってくださいね。

「妊娠」

は、女性にしかできない神秘的なものです。

生命を自分の身体の中に授かることは本当にすてきなことです。

何度も申し上げますが、

「あなたの身体はあなたが大切にしてくださいね」

ピルについてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

👇

ピルの使用目的は避妊が一般的。薬の種類やその効果と気になる副作用

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[記事公開日]2016/04/13
[最終更新日]2016/09/07

 - 婦人科