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ピルは生理痛や子宮筋腫などの治療にもつかわれます。婦人科の強い味方です

      2016/09/07

海辺のテラス

経口避妊薬としてなじみ深い「ピル」ですが、それ以外にも活用されていることをご存じでしょうか?

婦人科の病気や症状を改善するために、ピルはとても素晴らしいお薬にもなるのです。

今回は婦人科でどのような症状の改善に使われるのかをお話しします。

「ピル」がもっと身近なものに思えますよ。

 

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■ピルはどんな症状に効果があるのか?

ホルモンの作用があるため、婦人科の症状の改善には特に効果があるようです。

月経前症候群(PMS)

生理前によくある身体や心の不快な症状が軽くなります。

効き目は人によって様々ですが、1か月から3か月くらいで効果が現れることが多いようです。

身体の症状
  • 乳房の張り、痛み
  • 頭痛がする
  • 便秘、下痢になる
  • 身体がだるい
心の症状
  • イライラする
  • 集中力がなくなる
  • 眠くなる
  • 憂うつな気分になる
  • 泣きたくなる

月経前症候群についての記事はこちらも参考にしてくださいね。

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月経前症候群って病気なの?頭痛やイライラもその一つ。治す方法はあるの?

生理痛

生理のときには子宮内膜というものが増えます。

これが妊娠しなかったときに出血として出てきます。

その子宮内膜の中には子宮を収縮させようとする物質が含まれていて、その物質がたくさんできることで、生理痛がひどくなったり、出血の量が増えるのです。

ピルはこの子宮内膜が増えるのをホルモンの力で抑えてくれるので、生理痛がやわらぎ、出血の量が減るというわけです。

生理痛についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

👇

月経困難症での頭痛や腹痛などの辛い痛みには薬を使いましょう。

 

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子宮筋腫

まず、子宮筋腫ってどんな病気でしょうか?

子宮筋腫は、

子宮を作る筋肉の細胞が異常に増えてできる良性の腫瘍です。

子宮の病気としてはよく見られるもので30代以上の女性では、本人が気づかないだけで、約75%にあると言われています。

この病気は命にかかわるものではありませんが、放置しておくと大きくなって着床を妨げるため、不妊症になることがあります。

また、生理痛がひどくなったり、出血の量が増えるなどもあり、それによって貧血にもなるなど、色々な症状を引き起こすのです。

では、ピルはどういう効果を発揮するのかと言いますと、

子宮筋腫そのものを治療するというよりは、子宮筋腫があることでひどくなった生理痛や多くなった生理の出血を減らすという効果があるのです。

子宮内膜増殖症

子宮内膜症と名前は似ていますが、病気その物は全く異なるものです。

子宮内膜増殖症という病気は、

子宮内膜という受精卵の着床するためのベッドが子宮内膜が異常に増えたことによって、通常より分厚くなってしまってしまいます。

毎回の生理できれいに剥がれ落ちる内膜がうまくはがれずに、残ることもあって、不正出血がダラダラ起こるような症状があります。

ピルはこの病気の症状が軽いうちに使われることが多いようです。

自分できれいにはがれない内膜をピルを服用することで、定期的にはがしてあげようとする治療法として使われています。

子宮内膜症

子宮内膜症というのはどんな病気なのでしょうか?

子宮内膜という組織は普通は子宮の中だけで作られるものです。

しかし、子宮内膜症というのは、子宮内膜が子宮以外の場所で作られて増えていく病気なのです。

子宮以外の場所で作られた内膜も生理のときに剥がれ落ちます。

その時にその出血や組織が炎症や癒着を起こして、様々な症状を引き起こすことになってしまうのです。

結果として、生理痛がひどくなる、性交通がある、腰痛が起こるなどの問題が出てくるのです。

この病気を根本から治すというよりは、子宮内膜症によって起こる生理痛などの痛みの軽減に治療薬としてピルが使われるのです。

子宮内膜症に使われるお薬はピル以外にもあるのですが、ピルは副作用も少なく、経済的なところがメリットだと言えます。

ただ妊娠を希望している女性にとっては、使えませんので、その際には医師と相談して頂いて、治療方針を決めてもらうことが大切だと思います。

子宮体がん

子宮体がんは40~50代の女性に起こりやすい病気だと言われています。

しかし、少子化になりつつある現代ではライフスタイルの変化によって、30代の女性でもかかってしまう病気なのです。

この病気に気がつくメインの症状は「不正出血」です。

子宮体がんが気になったときに受ける検査についてはこちらの記事を参考にしてくださいね

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子宮体がん検査は子宮頸がん検診と何が違うの?どんな時に誰が受ける検査なのか。気になる症状について

ピルは子宮体癌を予防する目的で使用されます。

月経不順や排卵障害によってホルモンのバランスがくずれると、子宮内膜が十分にはがれません。

それで子宮内膜が分厚くなっていくと子宮体がんが発症しやすい環境を作ってしまうのです。

ピルは毎月きれいに子宮内膜をはがしてくれる働きがりますので、子宮体がんの予防につながるというわけです。

ピルでの治療とこれからの妊娠が気になる人へ

今現在婦人科の病気があり、つらい症状で悩んでいるあなたへ。

もしもあなたが妊娠を望んでいるのならば、そのことを医師に伝えたうえで治療に望まれることをおすすめします。

あなたが一番にどうしたいのかという気持ちが治療の基本おかれると思います。

産婦人科のドクターもあなたの希望を聞いたうえで、あなたに一番最適と思われる方法を探しだしてくれるはずです。

あなたの身体も心も我慢しないでいい方法を探していきましょうね。

また、ピルを飲み続けていると、やめてもなかなか妊娠ができないのではないかと不安に思うこともあるかもしれませんが、それは心配ありません。

ピルをやめたら、その後からすぐに妊娠しても大丈夫です。

すぐに妊娠できたとしても赤ちゃんに影響はありません。

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

[記事公開日]2016/04/10
[最終更新日]2016/09/07

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