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ピルは希望すれば誰でも飲める?喫煙者のリスクは?血栓症は大丈夫?

      2016/09/07

NGサイン

ピルは避妊目的で処方されるだけでなく、婦人科の様々な病気の治療にも使われます。

このようにお薬として便利で経済的なピルは誰でも使いたくなるかと思いますが、飲みたいと思ったら誰でも飲めるものなのでしょうか?

実は制限される場合もあります。

制限を受ける人は残念ながらピルを服用できません。

今回はどのような人がピルの服用を制限されるのかお話しします。

 

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■ピルを飲むにあたって

ピルを飲みたいと思ったときに、まずどうすればいいのでしょうか?

まず産婦人科を受診します

ピルを飲むには産婦人科を受診する必要があります。

避妊目的にしろ、生理痛の緩和を望むにしろ、一度は専門の医療機関で診察を受けることが前提です。

問診票でも様々な質問事項に答えるようになっていますが、ピルを飲む時には、日頃からの生活習慣や体調についての内容がとても大切になってきます。

ピルを飲んではいけない人

高血圧の人

血圧が高いと脳血栓や心筋梗塞につながるおそれがあります。

収縮期血圧が160mmHgもしくは拡張期血圧が100mmHgよりも高い場合はピルの服用をとめられると思いますが、この値はあくまでも一つの値ですので、実際はかかっている産婦人科のドクターの指示に従ってくださいね。

ピルを服用してからも血圧が高くなっていく人がいますが、この場合もピルの服用が続行できるかどうかはドクターの判断によると思います。

糖尿病の人

インスリンや糖尿病の治療薬の作用が増強することがあります。

糖尿病の中でも「血管病変のある糖尿病にかかっている人(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)」という人は飲んではいけない人になっています。

「糖尿病またはその疑いのある人」は、「ピルを飲むにあたって注意が必要な人」になっています。

この理由は、やはり糖尿病は血管の病変を起こす可能性があり、ピルが血管の病変には良くないからなのだと思います。

でも、あなたの糖尿病が血管の病変まで進行していないのであれば、ちゃんと病気をコントロールしながらピルを飲むことは十分に可能だと思います。

高脂血症

高脂血症って何?

と思いますよね。

身体の働きの中で摂取した栄養物質を変化させて活動のエネルギーのもとにしたり、不必要な成分を身体の外に排出する働きを代謝といいます。

この中で、脂質に関係する代謝が正常にできなくなることを脂質代謝異常といい、その病気の一つに「高脂血症」があります。

もう一つ脂質代謝異常で有名な病気に「糖尿病」があります。

乳がんの人、家族に乳がんの人がいる人

エストロゲン投与と乳がん発生との因果関係について関係があるかもしれないとの報告があるので、定期的な乳がん検診を行いながら服用することも可能な場合もあります。

子宮頚がん子宮体がんの人

腫瘍の悪化につながることがあるとされていて、絶対に服用してはいけないとされています。

喫煙者

35歳以上で一日15本以上のタバコを吸う人は禁忌とされています。

それ以外でもタバコを吸っている人はピルを飲むことで、心筋梗塞などの心血管系障害が発生しやすくなるようです。

これについては医師の診察のうえで判断されると思います。

肥満の人

血栓症などの心血管系障害が発生しやすくなるようです。

BMIの値で言うと目安は30以上の肥満の人だと言われています。

しかし、BMIの値だけで決まるというよりは、喫煙者かどうかや血圧が高いかどうか、などなど、様々な要因を考え併せて処方されると思います。

40歳以上の人

一般的に心筋梗塞などの心血管系障害が発生しやすくなる年代とも言われています。

しかし、40代以上でも、喫煙していなくて肥満もなく、血圧も高めでない人ではピルを服用している人もいます。

妊娠中、妊娠しているかもしれない人

妊娠中の服用に関する安全性がまだ確立されていないためです。

授乳中の人

母乳の量が減る、質が落ちるなどと言われています。

 

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診察のうえで処方は決まるもの

「ピルにおいての服用してはいけない人」

については、WHO(世界保健機構)と日本での基準が違います。

また、産婦人科のドクターの考え方によっても、処方される基準が変わってきます。

ですので、あなたが、避妊薬としてピルを欲しいと思っている場合でも、生理痛などの症状緩和のためにピルを試してみたいと思っていたとしても、一度産婦人科を受診して、きちんと診察を受けることをおすすめします。

今回あげた「ピルを服用できない人」という内容も、診察や治療計画の中で、ドクターが考えて、

「使ったほうがいい」場合と

「使わない方がいい」場合が

あることと思います。

同じ年齢でも、同じ高血圧でも、処方の内容は変わってくるかもしれません。

もしあなたがピルの処方を希望しているのならば、処方してもらえるかどうかを気にしているよりも、まずは相談もかねて産婦人科を受診されることをおすすめします。

ピルを使うことであなたの生活が豊かになることを願っています。

こちらの記事も参考にしてくださいね。

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ピルの使用目的は避妊が一般的。薬の種類やその効果と気になる副作用

ピルは生理痛や子宮筋腫などの治療にもつかわれます。婦人科の強い味方です

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

[記事公開日]2016/04/11
[最終更新日]2016/09/07

 - 婦人科