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ピルの使用目的は避妊が一般的。薬の種類やその効果と気になる副作用

      2016/09/07

ピル

ひと昔前なら利用しにくかったお薬

ピル

ですが、最近では、避妊以外でも使われることが増えています。

ピルはどんな効果があるお薬なのか?

副作用はどういうものがあるのか、どこでもらえるお薬なのか?

今回はピルについてお話ししたいと思います。

 

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■ピルってどんなお薬?

女性側からの避妊をする際に手軽に経済的に使われる経口薬です。

飲み方をきちんと守って、正しい方法で服用すれば、その避妊効果は99.9%だと言われています。

ピルは基本的に21日間ホルモンの成分のお薬を服用して7日間休むという飲み方を繰り返します。

どこで処方してもらえるの?

産婦人科を受診して、診察を受けたうえで処方してもらえます。

誰でも希望すれば処方してもらえるのかと言いますと、そうではありません。

ピルを服用することで何らかのリスクが高くなる女性には処方されないこともありますので、最初の診察はとても大切なものです。

ピルを飲むことを制限される場合についての記事はこちらになります。

👇

ピルは希望すれば誰でも飲める?喫煙者のリスクは?血栓症は大丈夫?

一度、診察を受けて、お薬を飲み始めると、最初こそは薬があなたに合うかどうかを確認するために再度受診する必要がありますが、それ以降は特に問題がなければお薬だけをもらい続けることも可能です。

お薬だけもらえる期間はピルの種類とどのようなことでピルを飲むのかと言う目的によって変わってきます。

医師の指示にきちんと従って服用しましょう。

 

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ピルの種類

21日間、ホルモンの配合されたものを服用するのですが、このホルモンの種類や量の配合のされ方によって、「一相性ピル」と「段階型ピル」に分けられます。

「一相性ピル」は21日間のホルモンの量がすべて同じ配合で、飲むときの順番を間違えても問題ないので飲みやすいという利点があります。

「段階型ピル」は21日間にわたって、ホルモンの量がすべてにおいて変わってきますので、順番どおりに飲むことが重要になってきます。

しかし、ホルモンの量が最小減に抑えられているため、不正出血が起こりにくいという利点があります。

ホルモンの量による分類としては、卵胞ホルモンの量によって、「低用量ピル」と「中、高用ピル」に分かれます。

経口避妊薬といわれるものは、ほとんどが「低用量ピル」になります。

次に、お薬の数ですが、21日タイプのものと、28日タイプのものがあります。

21日タイプのものはホルモンの入ったお薬が21個あって、21個飲んだ後には7日間休薬するものです。

28日タイプのものはホルモンの入ったお薬が21個あって、ホルモンのはいっていないプラセボ(偽薬)タイプのものが7個あります。

21日タイプのものは、自分で休薬期間を管理しなければならないので、薬を飲み忘れがちな人は28日タイプのものがおすすめです。

ピルの効能

避妊薬として使われる他に、どんな効能があるのでしょうか?

婦人科の症状についての効能はこちらの記事も参考にしてくださいね。

👇

ピルは生理痛や子宮筋腫などの治療にもつかわれます。婦人科の強い味方です

ニキビの改善

ニキビの原因は食事や生活習慣など色々なものがあります。

その中にはホルモンバランスがくずれることで発生するものもあり、この場合にはピルの服用でよくなる場合があるのです。

すべてのニキビに有効というわけではありません。

多毛症の改善

体毛の濃さは個人差があり、気になる濃さも人それぞれで主観的なものです。

ピルが多毛症を治してくれるというより、ピルを服用し続けるうちに体毛が薄くなったということもあるようです。

貧血の改善

生理などで出血するために起こる貧血であれば、ピルの服用で出血の量が減らせますので貧血の改善になります。

普段から生理の度に出血の量が多くて困っている人にとってはありがたいことですね。

大腸がん

がんの発生リスクを低下させます。

ピルの服用期間が8年以上の女性は40%も大腸がんのリスクが低下します。

凄いことですね。

メカニズムはまだわかっていませんが、ピルの服用によってがんのリスクが下がるとはっきり証明されている悪性腫瘍は、大腸がんだけだそうです。

私としては、「乳がん」や「子宮がん」など女性ホルモンが関係する病気のリスクも低下してほしいと思うのですが・・・

ピルの副作用

飲みはじめに不正出血が時々あります。

慣れないホルモンの服用でムカムカする感じがあるかもしれませんが、少し飲み続けるうちに慣れて平気になる人がほとんどです。

あまりに気分が悪くて吐いてしまうほどでしたら、服用はやめてすぐに産婦人科に問い合わせしましょう。

ピルを飲むと太ると言われていましたが、低用量ピルではその心配はありません。

以前の中、高用量ピルでは、心筋梗塞や血栓症などの重大な副作用があるとされていましたが、現在多様されている「低用量ピル」ではこのような副作用が大幅に減りました。

ピルの飲み方

月経の一日目から飲み始めます。

ピルには最初の飲み始めの曜日を一日目とする「曜日を管理するシール」がついていますので、飲み始めた曜日からスタートするシールを貼ることで、飲み忘れや飲み間違いを防止できます。

ピル1 (2)

一日のうちで、飲む時間帯を決めます。

朝飲むなら毎日朝飲むようにしましょう。

夜飲むなら毎日夜飲むようにしましょう。

細かい時間まで管理する必要はないと思いますが、食事の後だとか、洗面の後だとか、寝る前だとか、一日の当たり前の行動の中に組み込むことが飲み忘れを防止するいい方法だと私は思います。

ピルは避妊にとても効果的なお薬ですが、飲み忘れるとその効果は絶対とは言えなくなります。

避妊目的でピルを飲む場合ですが、飲みはじめの最初の1~2週間はホルモンが安定しないこともあるので、避妊を確実にするためには、飲み始めの最初の2週間だけは、パートナーにもコンドームをつけるなどの協力をお願いしたほうがよいと思います。

ピルを飲むうえで気をつけること

ピルを服用できない方については、また詳しくお話しします。

ここでは、服用していく中で気をつけることを書いています。

飲み忘れに注意することは当たり前のことです。

問題は、飲んでいるときに現れる身体に現れる症状のことです。

「低用量ピル」になってから血栓症についての副作用は大幅に減ったとは言いましたが、完全になくなった訳ではありません。

次のような症状が現れたら注意が必要です。

  • ふくらはぎが痛くなったり、むくんだり手足がしびれる
  • 息切れがひどい
  • 激しい胸の痛みがある
  • ひどい頭痛がする
  • 目まいがある
  • 言語障害がある

もしこのような症状が現れたらピルの服用はすぐにやめて病院を受診してくださいね。

この時に必ずピルを服用していることを医療機関に伝えてください。

もう一つ、ピルを飲んでいる女性は他の医療機関を受診する際や、市販のお薬を購入する際には必ずピルを飲んでいることを伝える必要があります。

それは、ピルと併用してはいけないお薬があったり、身体に現れる症状がピルを服用しているせいで起こるものだという可能性があるからです。

ピルの活用方法(生活面)

効能として、身体上に現れるいくつかの症状をお伝えしましたが、生活面でもメリットがあるのです。

例えば、お薬を飲む期間とおおよその出血の時期がわかっていますので、海に泳ぎに行く、旅行で温泉につかるなどの予定が立てやすくなります。

ピルを飲んでいるうえで起こる出血は生理の出血とは意味合いが違うのですが、この出血の時期を調整することもできます。

あなたの生活の中で上手に活用できたらいいですね。

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

他にも婦人科の内容について書いています。

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[記事公開日]2016/04/10
[最終更新日]2016/09/07

 - 婦人科