血圧測定

妊娠も後期に入り、いつも通り妊婦検診を受けたら、おしっこの検査で「タンパク」が出てしまった。

自分では特に変わったこともなかったから、気にしてなかったけど、これって何か気をつけることがあるのかしら?

おしっこにタンパクが出たときに気をつけたほうがいい病気って何?

今回は、妊娠後期に出やすい「タンパク尿」の症状から、

妊娠高血圧症候群

の病気についての可能性を考えてみました。

この病気で気をつけなければいけないことや治療法についてお話しします。

 

 

 

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■妊娠高血圧症候群は昔の妊娠中毒症と違うの?

昔と今では呼び方(診断名)が違う。

妊娠高血圧症候群と妊娠中毒症って同じものなのでしょうか?

名前が変わった理由

昔は妊娠中期から後期になると、

高血圧」「むくみ」「タンパク尿」の3つの内、1つでも症状が出るか、3つの内の2つでることによって、お母さんやお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼすとされていて、

「妊娠中毒症」

と呼ばれていました。

しかし、医療の発達に伴い、本当に心配なことは、

「妊娠中の高血圧」

であることがわかってきたため、

「妊娠高血圧症候群」

という病名に直され、タンパク尿やむくみは一応の目安として補助的診断で使われるようになってきたのです。

高血圧の判断は?

血圧を測ると、上がいくつ、下がいくつという言いかたをしますね。

この時の上の値(収縮期血圧と言います)が140より上、もしくは下の値(拡張期血圧と言います)が90より上の場合に

高血圧

と診断されます。

むくみやタンパク尿があってもそこまで心配はいりません

妊娠高血圧症候群を疑う場合は、

「血圧」

の値が一番重要になってきます。

ですので、

「むくみ」や「タンパク尿」が少し出たとしても、「血圧」が正常であれば、そこまで緊急性のある心配はないと思われます。

とは言っても、ドクターの指示に従って、薄味の食事にしたり、自宅で安静にしていても症状が改善しない場合は注意が必要です。

 

 

 

■妊娠高血圧症候群ってどういうもの?

では、「妊娠高血圧症候群」について、具体的に見ていきましょう。

どんな人に起こりやすいの?

  • 高齢である(40代以上は特に注意)
  • 若齢である(15歳以下の妊婦さん)
  • お産の経験がない(今回が初めてのお産)
  • 肥満がある
  • 妊娠する前から高血圧の症状がある
  • 双子以上の多胎妊娠

などです。

お母さんにはどんな影響があるの?

血圧が高くなると、脳内に血液が急激に流れ込みむくみます。ひどくなると脳出血を起こし、母子ともに命の危険にさらされます。

血管が収縮することで、血の流れが悪くなり、水分が肺や胸やお腹などの臓器に溜まってしまいます。(肺水腫)

妊娠後期から産後に起こりやすく、血液の中の赤血球が壊されて肝臓がダメージを受けます。血液が固まりにくくなることで内蔵が機能しなくなるのです。(HELLP症候群)

お腹の赤ちゃんにはどんな影響があるの?

胎盤や子宮の中の血の流れが悪くなることで、赤ちゃんに酸素や栄養が十分送られず発育が悪くなります。妊娠週数相当の大きさまで成長しないと未熟児として生まれてくる可能性があります。

酸素が極端に不足する期間が長いと、脳に酸素が行き渡らず、赤ちゃんの脳や身体の機能に障害が出る可能性があります。ひどくなると、赤ちゃんがお腹の中で呼吸困難になって、亡くなってしまうこともあります。

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■何としても治したい、治療法はあるの?

治す方法としては、どういうものがあるのでしょうか?

生活の中で気をつけることはどんなことでしょうか?

食事を管理する

タンパク質や塩分の制限を行います。

食事の回数は減らしませんが、栄養を考えたうえで、量を減らしたりします。

安静にする

妊娠中の疲れやストレスを溜めないように安静にしましょう。

妊娠したら、お腹も大きくなりますし、身体も疲れやすくなります。

生活自体が妊娠前と変わって当たり前です。

それなのに、妊娠前と同じように生活してしまおうとすれば、あなたやお腹の赤ちゃんに負担がかかってしまいますよね。

お腹の中には大切な赤ちゃんがいることを今一度意識して、自分の身体や心の声に耳を傾けてあげましょう。

自分の身体も大切に労わってあげてくださいね。

薬を使う

場合によっては血圧を下げるお薬を使います。

妊娠中でも使えるお薬がありますので大丈夫です。

今はお薬を使うことのリスクよりも、高血圧であなたやお腹の赤ちゃんに危険が及ぶことを何とかしないといけない時期です。

ドクターにおまかせしましょう。

妊娠を中断する

どういうことかと言いますと、赤ちゃんの発育次第では、早めにお腹の中から出してあげることで、母子ともに危険から守る方法となります。

帝王切開になることもあります。

■なってからでは怖い「妊娠高血圧症候群」予防法は?

できることならば、「妊娠高血圧症候群」になってしまう前に予防できることが一番ですね。

どんなことを意識して生活すればいいのでしょうか?

体重管理は大切

妊娠中の体重管理はなかなか難しいと思います。

でも、適正体重を知って、生活の中で意識しておくだけで、ずいぶん違ってきますよ。

体重が増えすぎていいことは何もありませんからね。

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食事のバランス

栄養はもちろん、味付けなども薄味をこころがけるとか、おやつにはお菓子はやめて、ヨーグルトや果物にするとか・・・

難しく考えずに、ちょっとした心がけが

「ちりも積もれば山となる」

です。

続けることで意味がありますから、あまりこれはダメ、あれはダメと厳しく管理しようとすると反対にストレスが溜まって挫折してしまいます。

一つのことからでも取り入れてみてくださいね。

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胎児にも栄養を送っています。妊娠中の食生活で気をつけるポイント

ストレスを溜めない

妊娠中は少しの事で神経質になりやすいものです。

神経質になると血圧も高くなりがちです。

妊婦さんたちが集まる場に出て行っておしゃべりをするだけでも、いい気分転換になります。

軽い散歩や大好きな趣味など、生活の中に上手に取り入れてみてくださいね。

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妊娠したあなたに読んでほしいこと

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

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