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毎回の妊婦検診で必要?尿検査の「糖」「タンパク」でわかること

      2018/01/20

尿検査 (2)

妊婦検診の時って、毎回おしっこの検査
があるけど何を調べているの?

 

そう思ったことはありませんか?

 

母子手帳を開くと、

妊娠中の経過」

と書かれたページに「尿蛋白」「尿糖」の
項目があり「+」や「ー」に丸をつけてあ
ると思います。

 

今回はなぜ毎回の検診でおしっこを調べる
のか、「尿蛋白」「尿糖」で、何がわかる
のかをお話しします。

 

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■尿検査は妊婦検診では必ず必要な検査項目

尿検査は妊婦検診に行くと必ずある検査
ですよね。

 

これにはきちんとした意味があります。

 

どんなことを調べるのでしょう。

おしっこの検査でわかること色々

妊婦検診で毎回調べる項目は「尿蛋白」
(以下→タンパクとします)と「尿糖」
(以下→とします)の2つです。

 

この2項目は毎回必ず調べて、母子手帳
にも記入されます。

 

妊娠するとおしっこの検査がいろんな時
に行われます。

 

まずは、妊娠をしているか調べる時です。

 

これは、尿中の「HCG」を調べます。

 

市販の妊娠検査薬も同様です。

 

次は時期的につわりの時期です。

 

これは尿中の「ケトン体」を調べます。

 

脱水症状が進んでないかもわかります。

 

その他にも膀胱炎のときには「細菌」
「潜血」「白血球」を調べて判断します。

 

そして今回の「タンパク」と「糖」です。

 

これらが代表的なおしっこの検査ですが
色やにごり方や混ざっている内容物など
からも色々なことがわかります。

 

おしっこの検査って痛みもなくて、誰に
でも出来て手軽な割には

とても優秀なんです。

検査結果のチェック項目の「+」「ー」の見方

おしっこの検査をしたときに結果が
「+」や「ー」で表されますね。

 

「ー」はわかりやすいですよね。

 

判定が「ー」、その症状は出ていないと
いうことです。

 

「+」や「⧺」「⧻」は、判定がプラス
である。

 

症状が出ているということです。

 

縦棒が2本でツープラス、3本でスリー
プラスと読みます。

 

棒の数が多いほど、症状が重いというこ
とになります。

IMG_1055 (2)

このようにマイナスとプラスを一緒に囲
んであったりIMG_1055 (3)

プラスの下にマイナスが表示されていると、
「プラスマイナス」略して「プラマイ」と
呼んでいます。

 

これはゼロではないけどプラスほどでも
ない。

 

わずかに反応が出ていることを表すもの
です。

 

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妊娠とタンパク

おしっこのタンパクを調べることで何が
わかるのでしょうか?

 

「妊娠高血圧症候群」

 

の可能性がわかります。

 

おしっこのタンパクは妊娠後期に出る妊
婦さんが多く、お腹が大きくなってきた
ことによる身体の疲労から出ることもあ
ります。

 

「妊娠高血圧症候群」
についてはこちらの記事をどうぞ

👇

妊娠高血圧症候群と言えば「高血圧」「むくみ」「タンパク尿」の3大症状。この病気の治療法は?

 

この症状が出ると赤ちゃんの発育に影響
が出たり出産時に大出血するおそれがあ
るので注意する必要があります。

 

もしも、タンパクの値がプラスに出て、
検診の度に続く、もしくは症状が重くな
るようなら要注意です。

 

しかし、たった1回の検診で+に出たく
らいで血圧も正常値で、次の検診でタン
パクの値がもとに戻っていれば、要観察
ですむかもしれません。

(要観察・・・少し様子をみること)

 

もしもおしっこにタンパクが出たなら、
次のことに気をつけて生活することを
おすすめします。

 

  1. 塩分や糖分など味付けの濃いもの
    を控える。
  2. 体重管理を意識する
  3. ゆっくり身体を休める

 

などです。

 

「妊娠高血圧症候群」

は自覚症状がないままにかかってしまう
ことがあります。

 

妊婦検診で指定された回数をきちんと受
けていれば早目に予防できます。

 

検診の回数は自分で適当に受けるのでは
なく、指定された日にちを守って受けま
しょう。

👇

もっと知りたい妊婦検診のこと。回数や間隔、そして検診の内容とは?

妊娠と糖

おしっこの糖が出ることでわかるのは、

「妊娠糖尿病」

です。

 

巨大児の原因になったり、羊水過多な
どの症状が起こります。

 

早産を引き起こす原因にもなります。

 

「妊娠糖尿病」
についてはこちらの記事をどうぞ

👇

妊娠糖尿病と診断され不安がいっぱい。リスクは?管理入院は必要?

 

その他にも甘い物やジュースなどを飲ん
だ後などにもおしっこに糖が+に出ます。

 

朝ごはんや昼ご飯のすぐ後の妊婦検診の
場合でも起こりうるので、それほど心配
はいらないかと思います。

 

しかし、

  • 毎回の妊婦検診で糖が出続ける
  • 血液検査でも血糖の値が高い
  • 自分の家族に糖尿病の患者がいる

などの場合は、やはり、

「妊娠糖尿病」

の疑いも考えるべきです。

 

この場合はまた詳しい検査を行います。

 

また血液検査で血糖の値が正常で、妊娠
糖尿病の疑いもないのに、毎回検診の度
におしっこの糖が+に出てしまう人もい
ます。

 

毎回の検診の様子で詳しい検査を追加し
たり、経過観察のみのこともあります。

 

主治医の指示に従って、きちんと検診を
受けてくださいね。

おしっこの検査を侮るなかれ

毎回、妊婦検診の度におしっこの検査ば
かり必要なの?

 

との疑問をもつこともあるでしょう。

 

「必要なのです。」

 

妊娠の週数が進むにつれて、おしっこの
検査の持つ意味も重要になってきます。

 

妊婦検診を欠かさず受けること妊婦検診
の2時間前ほどには朝食なり、昼食を済
ませておくことで、糖の出方も変わって
くるかもしれません。

 

特別な指示がないのに

「食事を抜く」

必要はありません。

 

いつもより早めに済ませておけばよいか
と思います。

 

そして当然のことですが、妊婦検診の日
には病院を受診する前におしっこを済ま
せていかないようにしてください。

 

おしっこが取れなかったために、妊婦検
診が全項目完了せず、病院で時間をとら
れるはめになることだってあります。

 

受付で案内される前にトイレに行きたく
なったら自分から申し出て、

「おしっこを先にとっておいていいで
しょうか?」

と聞いてもいいと思います。

 

慣れた妊婦さんになりますと、案内が
ある前に真っ先におしっこをとって
待合室で待つ方もおられます。

 

妊娠中のおしっこの状態は妊婦さんや
お腹の赤ちゃんの色々な状態を教えて
くれる大切なものです。

 

「タンパク」や「糖」だけでない検査を
追加でできることもメリットの一つです。

 

毎回の妊婦検診でおしっこの検査がある
のにはこういう意味があったのです。

👇

妊娠したあなたに読んでほしいこと

最後までお読みいただきありがとうござ
います。

感想やご意見などどんなささいなことで
も気軽にコメントくださいね。

[記事公開日]2016/03/31
[最終更新日]2018/01/20

 - 妊娠