お腹が大きくなってくると、日常の今まで何ともなく普通にできていた事ができなくなってきます。
ただ歩くだけ、立っているだけ、それでも普通よりあなたの身体は疲れやすくなっています。
そんなあなたにちょっと休むように赤ちゃんからサインが出ているのです。
それが
「お腹が張る」
という症状です。
体調を過信したり、このサインを無視したりすると早産の危険にもつながります。
人によって感じ方が違う
「お腹の張り」
ですが、少しでも早く、お腹の赤ちゃんが出しているサインに気づいてあげたいですね。
今回は妊娠中期から後期にかけて起こりやすい、妊婦さんのほとんどが体験したことのある「お腹の張り」についてお話しします。
目次
■お腹が張るってどういうこと?
「お腹が張る」という表現はよく聞くけど、人によって感じ方はそれぞれです。
どんな状態を言うのでしょう?
人それぞれの感覚
妊婦検診に行くと、
「お腹が張ったら安静にしてね」
とドクターから言われた人は多いと思います。
その時に、
(ああ、こういうことね)
とわかる人ばかりではありません。
(お腹が張るって、どういう感覚なのかな?)
(今まで意識したことなかったけど、張ったことがあるのかな?)
と疑問に思う妊婦さんも多いようです。
お腹の張りを意識したことがある人に聞くと
お腹全体が固くなって、皮膚がピーンと突っ張った感じ。
という答えが結構あります。
- ただでさえ大きいお腹がこれ以上ないくらいに皮膚が突っ張ってパンパンになった感じ
- さわってみると異様に固くて、ときには中の赤ちゃんの手足が形としてくっきりわかるほど
- お腹をキューッと掴まれた感じ
- お腹が痛い
- 通常のお腹は大きくても少し弾力がある感じだけど、張るときはその弾力さえもないくらいにカッチカチの状態
などなど、人それぞれですよね。
もしあなたが、今回初めて妊婦さんになったとしたら、感覚がわからなくても不思議ではありません。
普通と明らかに違うお腹の状態を感じないくらいであれば、「お腹の張り」としては軽度なのかもしれません。
ですが、妊婦さんによっては、
「お腹はパンパンになっているのが普通」
だと思い込んで、そのままにしていたら
「切迫早産」
になってしまったという方もいます。
なぜお腹が張るの?
子宮が収縮することで、子宮口が少しずつ柔らかくなり、お産の準備をしている生理的なものだとも言われています。
お腹の張りは妊娠中期から起こりやすいのですが、この時期はつわりも治まり、動くのも楽になってくるため、思ったよりあなた自身の動きが活発になったことで起こっているのかもしれません。
では、具体的にはどんな時にお腹が張ったのでしょう。
- 家事を頑張ったとき
- ウォーキングを長く頑張り過ぎたとき
- 少し無理して仕事をしたとき
- お腹が冷えた時
- 疲れているとき
- セックスしたとき
- ストレスを感じているとき
- お腹をしめつける服をきているとき
- 長時間の立ちっぱなし
- 重い物を持ったとき
心配なお腹の張りは?
ほとんどの張りは生理的症状ですので、1~2時間横になっていれば大体は落ち着きます。
もしも、30分以上、張りが続いたり、1時間に何回も張りが繰り返すようなら注意が必要です。
また、出血を伴うものや、張りの間隔が短くなっている場合はすぐにかかりつけの産婦人科に連絡して支持を仰ぎましょう。
生活の中で気をつけること
疲れるほど動き続けないこと。
家事や仕事なども、できればこまめに休みながら少しずつ動くことで、お腹の張りを未然に防ぐことができます。
無理な動きや身体に負担のかかる急激な動きをしたときにお腹が張ることが多いですが、じっとしていても張ることもあります。
妊娠中期から後期のお腹の張りは誰にでも起こるものだと知って、
「張ったら休む」
生活を心がけてくださいね。
そして、少しでも気になる症状があるときは産婦人科に問い合わせて、心配を取り除いてほしいと思います。
生活の中の行動だけでなく、お腹の張りに意外と大きな影響を与えているのが
「精神的なストレス」
です。
妊娠中は
マタニティーブルー
という言葉もあるように、ちょっとした周囲の言葉かけや態度が気になって、神経質になってしまいがちです。
ご主人とのささいな口ゲンカなどでもお腹がキューッと固くなってしまうこともあります。
そんなときは、感情的に言葉を荒げがちになるかもしれません。
頭にきて、自分の感情が爆発しそうになったら、一度大きく深呼吸をしたり、
数を10ぐらいまで数えてみてはどうでしょう?
一呼吸おくことで、感情の高ぶりが抑えられたり、のど元まで出かかった文句の言葉も少しだけ柔らかくなるかもしれません。
精神的なストレスはあなたの身体には一つも良いことはありません。
生活の中でのストレスを溜めないようにするには、気分転換になるような趣味をもつのもいいことですね。
ちなみに私はパズルばかりひたすら解いてました。
お腹の張りと上手にお付き合いしていきましょう
妊婦であればほとんどの人が感じる「お腹の張り」です。
張らないように気をつけることも大事ですが、張ったときにどう行動するかをわかっていれば心配ありません。
そのためには日頃から自分の身体の声を聞いてあげましょう。
あなたが、自分の身体を大切にするということは、お腹の赤ちゃんを大切に思うことにもつながります。
自分の身体を労わってあげましょう。
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