はじめまして、ブログの管理人の「おるり」
と申します。
私は2011年12月に「乳がん」が発覚しました。
それは、「トリプルネガティブ」という
タイプのものでした。
それまでは病気などしたこともなく、
いきなりの「がん宣告」に心も身体も
ついていけないくらいの衝撃を受けま
した。
人はどんなに過酷と思えることにも
いつの間にか順応して、適応して、
月日は知らぬ間に過ぎていきます。
私も例外ではありません。
最初の乳がん発覚からすでに4年が
経った今私個人の体験した「乳がん」
に関する検査や治療、身体や心の変化
生活の流れなどを思い出せる限り
お伝えしようと思います。
それはなんのためか?
今現在「乳がん」の真っただ中にいて
少しの情報でも欲しい、それも事実に
基づいたリアルな情報を望んでいる
あなたの手助けになりたいからです。
今この記事を読んでくださっているのは
「乳がん」患者さんもしくはそのご家族
だと思います。
「乳がん」に限らず他の病気もそうですが
教科書的な内容は、調べればある程度
わかるかと思います。
しかし、実体験となると話は別です。
私の経験が「乳がん」の治療に役立つか
どうかはわかりません。
私の言葉は薬でも何でもないのですから・・・
でも、こんなときはどういう思いに
なったのか?
どういう行動をとったのか?
という参考にはなるかと思います。
私の体験はあなたにとって、励ます力
になるものばかりではないかもしれま
せん。
時にはがっかりさせたりすることも
あるかもしれません。
それでも、最初の「乳がん」発覚から
5年経った今だからこそ話せることや、
元気になった私がいることを知って
ほしいのです。
あなたの心を満たせる情報の一部に
でもなれれば嬉しいです。
目次
■乳がんになったあなたへ
あなたは今、治療中ですか?
それとも「告知」を受けたばかりで
しょうか?
もしかしたら、胸にしこりや痛みが
あって、「乳がん」かもしれないと
不安な気持ちに悩まされている最中
かもしれませんね。
乳がんと確定するまで
女性の乳房に関する病気は数多くあり
ます。
「乳がん」かもしれないと思って
いても良性のものだということも
あります。
痛みがあれば「乳がん」ではない
という考えは現代では不確かなもの
です。
「乳がん」がどのような病気なのかと
いうことと、乳がんと間違えやすい
病気にはどんなものがあるかを知って
おきましょう。
(乳がんかもしれない)
と不安になったきっかけは何ですか?
私の場合はしこりの発見でした。
他にも見た目の症状や痛みや痒みから
「乳がん」を疑う場合もあります。
告知を受けてすぐの頃の記事は
こちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
乳がんの基本的な症状
一般的に知られている乳がんの症状は
- しこり
- 乳頭のえくぼや皮膚のへこみひきつれ
- 皮膚の色の変化
- 乳頭からの分泌物
- 乳頭部分の湿疹やびらん、かさぶた
- 乳房近くのリンパの腫れ
があります。
痛みはどうでしょうか?
乳がんには痛みはないと言われますが、
本当にそうでしょうか?
- 片方の乳房だけが、チクチクと痛む
- 奥のほうに刺すような痛みがある
- 張ったような痛み(私はこれがありました。)
乳房に痛みや痒み、しこりや発赤など
様々な症状が出ると、つい「乳がん」を
疑ってしまいがちですが、乳房の病気は
意外とたくさんあるんです。
不安を抱えて生活するよりも、一度
「乳腺外科」や「外科」を受診して
診察を受けてみましょう。
他の病気であった場合でも早めに診断して
もらったほうが、治療にしても精神的安定
にしても、良いことだと思います。
また普段何も症状がない人も乳がん検診を
受けることはとても大切なことだと思い
ます。
今、検診による「乳がん」の早期発見の
重要性が叫ばれています。
早期の乳がんでしたら、完治するんです。
まだ検診を受けたことのない人には是非
受けて欲しいと思います。
「後悔先に立たず」ですよ。
乳がんの症状や他の病気との違いなどは
こちらの記事を参考にしてくださいね。
↓ ↓ ↓
乳がんの気になる症状はしこりだけではなかった?痛みや痒みもあるの?
乳がんの検診について
↓ ↓ ↓
乳がんの告知を受ける
どうして「がん」などの大きな病気は
普通に
診断名を告げる
といわずに告知すると言うのでしょう?
告知と聞くと何だか重く感じるのは私
だけでしょうか?
あなたが告知を受けたときに強いショック
を受け茫然としてしまうかもしれません。
(私はこの先、どうすればいいの?)
と不安になるかもしれません。
「告知を受ける」というあなたにとって
重く苦しい体験をすると次に進むための
正しい判断ができなくなってしまいます。
あなたに今の現実を乗り越えて、次に
進んでほしいと願っています。
告知ってどうとらえればいいのでしょう?
↓ ↓ ↓
告知を受けてから
ショックを受けても人は行動できるもの
なんですね。
でも、自分が思うよりも早いスピードで、
日常は進んでいきます。
告知を受けてからしばらくは落ち込んで
しまったり、前に進めなくなってしまう
かもしれません。
でも自分で決めていかなければならない
ことも出てきます。
治療の方法やスケジュール、病院の選択
です。
告知を受けてからの記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
乳がんの告知を受けたらあわてず、まず考える3つのこと。治療のスケジュールは必須です。
乳がん手術
私は、リンパ節に転移がありました。
手術でリンパ節もとったのですが、その
ことがこんなに大変だとは思ってもみま
せんでした。
生まれて初めて「リハビリ」にも取り
組みました。
かなりハードでした。
入院から手術退院に至るまでの記事です。
↓ ↓ ↓
乳がん、リンパ節への転移で手術にて切除。その後のリハビリについて
乳がんに伴う検査あれこれ
私が乳がんと確定するまでと確定して
から、そして症状別に定期検診で、
さまざまな検査を受けてきました。
あなたもこれから受ける検査に対する
疑問や不安があるのではないでしょうか?
少しでも参考になることを願っています。
検査には色々あります。
人によっては、受けなくてもいいものも
あると思います。
- X線検査
- 超音波検査(エコー)
- 細胞検査
- 血液検査
- MRI
- PET‐CT
- 骨シンチ検査
- 脳のMRI
- マンモトーム生検
- 子宮がん検査(頸部・体部)
私は、ホルモン治療も受けています。
ホルモンのお薬飲み続ける場合には
子宮の検査も受けたほうがいいと
されています。
乳がんになってから受けた検査の
数々についての記事です。
↓ ↓ ↓
乳がんになってから受けた発覚後の検査(他の臓器への転移検査)
乳がんの治療(抗がん剤)
化学療法とも言います。
がん治療においては、不安がつきまとう
治療内容になるかと思います。
早期乳がんであったり、がんのタイプに
よっては受けないこともあるでしょう。
私の場合は点滴で行う抗がん剤を2種類
経口抗がん剤を1種類行いました。
あなたが気になるのは、やはり副作用
ではないでしょうか?
副作用というのは人それぞれ、出たり
出なかったりしますし、出かたにも差が
あることを知っておいてくださいね。
副作用が出ないから薬が効いていない
ということではありませんよ。
抗がん剤治療の副作用にある「脱毛」は
身体の不調や痛みよりも、心に打撃を
与えるものです。
女性が丸坊主になることなんてあまり
ないですよね。
髪が抜けていく過程はショックだった
記憶があります。
ウィッグをつけている時と外している
時は皮膚に感じる温度感覚はかなり
違います。
丸坊主の頭にはシャンプーが必要か
どうかも悩みました。
その他にも副作用はたくさんあります。
- 脱毛
- 吐き気
- 骨髄抑制
- しびれ
- 口内炎
- 皮膚や爪の黒ずみ
- 味覚障害
- 血管痛
これは身体に現れたもので、心にも色々な
ダメージを受けたのです。
抗がん剤による治療や副作用についての
記事になります。
↓ ↓ ↓
脱毛
乳がんで体験した抗がん剤の副作用。「脱毛」は女性にとってかなりショックですね
吐き気
しびれ
骨髄抑制
乳がん!抗がん剤の副作用。白血球の減少は骨髄抑制という状態からくるもの。目には見えませんが地味にきつい副作用です
その他の副作用
気持ち
乳がん、抗がん剤治療中に襲われた大きな不安 パート1(AC療法中)
乳がん、抗がん剤治療中に襲われた大きな不安 パート2(タキサン系抗がん剤治療中)
乳がんの治療(放射線)
放射線治療についてです。
放射線治療は治療自体の時間はとても短い
ものですが、毎日通わなくてはならない
という大変さがあります。
放射線治療についての記事はこちらから
↓ ↓ ↓
乳がん治療(ホルモン療法)
私は「トリプルネガティブ」タイプの
乳がんであったにもかかわらずホルモン
療法も受けました。
5年間お薬を飲み続けました。
ホルモン療法について
↓ ↓ ↓
転移について
「乳がん」に限らず、がんという病気は
転移という状態が起こりうるのです。
がんには原発と言って、最初に発生した
場所がどこかで病名が決まります。
私の場合は、最初にがんが発生したのは
「乳房」であったため病名は「乳がん」
です。
もし私の「乳がん」が肺に転移した
場合は、そのがんは「肺がん」では
なく
「乳がん」の肺転移
と表現されるか
原発が「乳がん」の「転移性肺がん」
というふうに言われると思います。
この場合には治療としては「肺がん」の
治療ではなく「乳がん」の治療として
考えられます。
「乳がん」が乳房内に留まっている
うちは、完治することを目的とした
治療が行われるのに対して、
「乳がん」が乳房から離れた場所や臓器
(主に骨、肺、肝臓、脳)に発生した
場合は転移とみなされ完治するのはほぼ
無理という前提で治療が行われるのです。
あなたもきっと不安があると思います。
私もそうです。
あまり「転移」について過敏になり過ぎ
ると身体のどこかに不調や痛みが現れた
ときに、すぐに「転移」と結び付けて
考えてしまうくせがついてしまいます。
気を付けるにこしたことはありませんが
思い詰め過ぎないようにしてくださいね。
がんになると誰もが気になるのは「転移」
です。
転移についての記事はこちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
遠隔転移
乳がんの遠隔転移をしやすい時期とは?不安な気持ちとつき合いながら
骨転移
肝転移
脳転移
肺転移
乳がんはいくつかの種類に分類されます
乳がんは治療を行っていったり薬を使う
ためや、その進行具合によって把握しな
ければなりません。
そのためにはどうしてもいくつかの
タイプに分類する必要が出てきます。
私も自分のがんがどんな種類でどんな
タイプに属するのか、またそれによって
治療がどうなるのかとても気になり
何度も調べたりしました。
また一番気になったのが
「トリプルネガティブ」
というタイプの持つ響きと予後の悪さ
でした。
ずいぶんこの言葉に踊らされてきました。
乳がんの種類や分類についての記事は
こちらからどうぞ
↓ ↓ ↓
乳がんの進行期による分類、あなたのしこりの大きさは?リンパ節の転移は?
乳がんの性質(サブタイプ分類)私のタイプは「トリプルネガティブ」
乳がんと周囲との関わりについて
「乳がん」になったのは自分ですが、
自分の周囲をも巻き込んでしまうことに
なるのです。
乳がんになったことを周囲に伝えるまで
のためらいや心の変化、家族や職場への
対応についての記事も書いています。
カミングアウト関係の記事はこちら
↓ ↓ ↓
乳がんと心の変化
乳がんになって私の心はどんどん変化して
いきました。
5年も前のことですので、不確かなのでは
ないかと疑問に思われるかもしれませんが
内容が内容ですので4年前とはいえ、鮮明
に覚えています。
それだけショックも大きかったのです。
ただ、今現在の思いとは違ってきている
ことも多くあります。
人は前に進むためには気持ちの切り替え
や納得、妥協、受け入れ、など、心の
変化に適応していく生き物なのだなと
改めて感じます。
人の気持ちがコロコロ変わることは悪い
ことばかりではないような気がします。
気持ちが変わってきたおかげで今の私が
明るい生活を取り戻すことができたの
ですから・・・
ですが治療中には色々な思いもしました。
気持ちの変化についての記事はこちら
↓ ↓ ↓
乳がん患者としての私の生活!闘病中は疲れやすかったり、だるかったり。なかなか元気になれません。
手術を受けてからの年月の変化
↓ ↓ ↓
乳がんの手術後4年半経過。今回の検診の内容は?マンモ、エコー、血液検査
とうとう4年半経過、乳がんトリプルネガティブの私、定期検診の結果は?
乳がんのその他の記事
↓ ↓ ↓
乳がんと有名人
↓ ↓ ↓
「小林麻央さん」の乳がん報道を受けて!「乳がん」という病気が他人事ではなく、身近な問題になりつつある恐怖
小林麻央さん「奇跡を起こしたい」の言葉に見習って思う事と乳がん患者の私の生活
私の思い
私は「乳がん」という病気になって
学んだ事があります。
それは、
人は一人では生きていけない
ということと、
今日という日が誰にでも当たり前に来る
とは限らない
ということです。
病気になったことをまだ感謝なんてでき
ませんが、家族や周囲の方々の優しさに
触れたり、ありがたみを感じたりできた
ことはとてもよい体験になっています。
それと同時にどんなに健康な人でも明日
が元気に生活できるという保障はどこにも
ありません。
それなら、今日という一日を精一杯後悔
しないように生きていけたらいいなと
思います。
今現在あなたが「乳がん」や他のことで
悩んだり苦しんでいたりしているのなら
ば少しでも前に進むお手伝いができると
いいなと思っています。
乳がんの治療を考える
乳がんには標準治療と呼ばれるものがあり
私のような「トリプルネガティブ」タイプ
であれば
- 手術
- 抗がん剤治療
- 放射線治療
がそれにあたります。
ホルモンタイプの乳がんであれば
- ホルモン療法
が標準治療に加わりますし
- 分子標的治療薬
を使う乳がんのタイプもあります。
しかし民間療法というものもありますし
医療現場で最近クローズアップされて
きた治療法に「免疫療法」というものが
あります。
免疫療法
もともと身体がもっている免疫の力を
活発にして、元気にしてがん細胞に打ち
勝つだけの強さを手にいれることが大事
です。
もともと誰もが持っている免疫力を引き
出してそれでがん細胞をやっつけられ
たら凄いですね。
乳がんを始め様々な病気や生活習慣病は
免疫を高めることで発症や再発のリスク
が減ると言われています。
免疫をあげて乳がんをやっつける
そういう治療法もあります。
免疫力を上げるための成分をサプリ
メントで摂る方法もあります。
ブロッコリーから抽出した成分です。
免疫を上げることについての記事は
こちらから
↓ ↓ ↓
乳がんを免疫細胞でやっつけたい。ブロリコの働きと効果について
最後までお読みいただきありがとうござい
ます。
あなたの治療や情報のお役に立てれば幸い
です。
おるりさん、こちらから失礼します。
改めて経験談を読んでみました。
ショックは計り知れなかったのですね。
抗ガン剤もホルモン剤も経験あるのですよね。
先日、主治医に聞いたんですが乳癌はホルモン剤は我々は5年でしたが今は10年飲み続けるみたいです。
ホルモン剤による副作用も怖いですね。
子宮体がんの検査はマメにしています。
今は、お気持ちは安定されてますか?
私でよければいつでもはいて下さいね。
ファイトですよ。
ともさん、ありがとうございます。
私の方が元気づけられました。
おかげさまで私は暑さは大好きなので大丈夫ですよ(笑)
今はホルモン剤の治療は10年もつづけるんですね。
驚きました。
こうやって乳がんの話が誰かとできるようになるとは
思っていませんでした。
ともさん、お強いです!!!
私も同年代として負けていられませんね!
暑くなる夏にむけて乗り切りましょうね!
ともさんファイト!
そしてありがとうございました。
10年後の転移率が高いので、今はそうらしいです。
私も、お友達が出来て嬉しいです。
また新しい情報得たら連絡します。
本当にありがとうございます♡