エルケアル 

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乳がん告知に気持ちが追いつかない!手術は目前

      2017/04/02

お茶の風景

最初に自分でしこりを発見してから乳がんの

手術が決まるまでの流れです。

 

その間ひと月半くらいでしたが、

 

「一日、一日がのらりくらい過ぎて行った

ような」

 

気もしますし、

 

「あっという間に過ぎてしまったような」

 

気もします。

 

時間は過ぎても気持ちは追いつかない。

 

それが当時の私の感想です。

 

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■私の乳がん手術

私の乳がんの手術についての流れをお話し

します。

告知から手術までの流れ

乳がんと告知されてからは、私の気持ち

そっちのけで治療計画が着々とすすんで

いきました。

 

診断がついてからの第一の治療が胸のしこり

をとる手術です。

12月20日 

右胸にしこり発見・マンモグラフィー・

エコー・細胞診(胸のしこりに針をさして

がんの細胞をとり、がんかどうかを確かめる

処置です)

12月末 

乳がん確定・告知

1月

胸部MRI・PET・エコー

1月31日

入院

2月1日 

右乳房を温存してしこりをとる手術

 

これが手術に至るまでの流れです。

 

自分で徒歩入院しました

当時、私が乳がんでかかっていた病院は隣の

市にあったので、地理的には車で15分ほど

の距離でした。

 

し・か・し………。

 

主人は仕事を休めず、息子も娘も高校生なの

で学校がありました。

 

よってつきそいはなく、私は近くの駅まで

20分ほど歩いて、電車に乗って10分、

電車を降りてからまた歩いて15分、入院に

必要な荷物を抱えて病院に到着。

 

一人で入院しました。

 

タクシーを使えばいいじゃないかと言われ

そうですが、入院にしても手術にしてもお金

がかかることは避けたかったのです。

 

少しでも費用をどうにかしたい私は自分で

できる範囲のことはするつもりでした。

 

幸いにもその時は特に体調もかわりなかった

ので、大荷物を持って徒歩で入院し、結果

看護師さん達に笑われました。

 

これでも乳がん患者なんですが・・・・・

 

病室の決定

「病室の希望はありますか?」

と聞かれて、

 

(希望???)

 

頭の中ははてなマークで一杯に。

 

病室の差額代は保険の適用にならないと

聞いていましたので、高い病室は最初から

頭の中にはありませんでした。

 

本当は不安もあるし、家族が来たときに

落ち着ける個室が良かったです。

 

知らない人と顔を合わせての生活も不安

だらけでした。

 

お金のかからないところという判断基準しか

なかった私は、一番安い病室がどれかすぐに

聞き返したのを覚えています。

 

ちなみに、主人に話すと、

 

「そんなの気にしなくていいから」

 

と言われることはわかっていました。

 

でも、病気になって仕事も休んで、家族の

手も煩わせている私にできることは、少し

でも家計に響かないようにと考えること

ぐらいでした。

 

今思えば、心もギスギスしていたのかも

しれません。

 

個室、二人部屋、大部屋、とあったみたいで

個室は個室でベッドだけの部屋もあれば、

トイレ、シャワーまでついているお部屋も………

もちろん私が選んだのは大部屋です。

 

かくして、おばあちゃま方のわいわい

にぎやかな8人部屋の住人となりました。

(この大部屋というのがなかなかくせもので

後々入院生活の中で悩まされるはめに!)

 

このお部屋には乳がん患者は私一人でした。

(個室や2人部屋には乳がんで入院されて

いた方もいらっしゃいました。)

 

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病人になっていった私

病室に案内され、ベッドの脇に荷物を

片づけた後はすることもなくベッドに

腰かけていました。

 

しばらくすると担当ナースさんが来て、問診

をとったり入院や手術や術後のリハビリの

プリントを見せながら説明をしてください

ました。

 

検温、血圧測定、血液検査や点滴と次々と

処置が進んでいきました。

 

不思議なもので病院に入るまではただの

お客さん気分だったのに、医療行為を受けて

行くうちに気分は徐々に乳がん患者へと

変わっていったのです。

 

(病院って、元気になるところではなく、

病人になるところだ)

 

と痛感したものです。

 

本当に不思議なくらい気分が落ち込み、

 

(私は病気なんだ)

 

と認識させられたような気がしました。

 

変な感覚ですよね。

 

でも、それが正直な私の気持ちだったのです。

主治医から説明を受ける

実は、最初に「乳がん」と診断してくれた

ドクターから、手術前日に主治医が変わる

ことを告げられました。

 

夜仕事を終えた主人が病院に来てくれて、

2人そろったところで、新しい主治医から

説明を受けました。

 

私の主治医になったドクターが今回の手術の

執刀医でもありました。

 

説明の内容は、私の乳がんのタイプと手術の

ことや今後の治療のスケジュールについて

でした。

 

私の乳がんのタイプは「トリプルネガティブ

」というものでした。

 

乳がんには、

 

  1. 女性ホルモンが乳がんの発生と増殖に関係するタイプのもの
  2. がん遺伝子が関係するタイプのもの
  3. そのどちらの因子にも関係ない発がんメカニズムをもつタイプのもの

 

があるのですが、3番目が

トリプルネガティブ

といわれるがんで乳がん全体の15%~20%

をしめ、一般的に予後が悪いタイプと

言われています。

 

1番目はホルモン治療が治療の選択肢に

入ってきますし、2番目は分子標的薬という

有効な薬が使えます。

 

しかし、3番目はそのどちらも使えないため

治療の選択肢は

  • 抗がん剤
  • 放射線治療

が一般的になります。

 

私の手術後の治療は抗がん剤からスタート

することになりました。

いよいよ手術に向けて

話を私の乳がん手術に戻しますが、主人が

病院を後にし消灯時間になるころ、ナース

さんより安定剤か睡眠導入剤のどちらかを

頂いたような気がします。

 

手術を次の日に控えた患者は眠れない人も

いるからなのでしょうね。

 

私は薬のお陰かぐっすり眠れました。

 

さて手術当日。

 

私の手術は午後からでしたので午前中に

シャワーを浴びさせてもらいました。

 

下剤を座薬で入れてもらうという処置もして

もらいました。

 

手術時間が近づくと手術用の服に着替えて

点滴が始まり、ストレッチャーで手術室へ

移動しました。

 

手術室の中には顔見知りのナースやドクター

の顔がありました。

 

何か質問されて答えているうちに麻酔が

効いたみたいです。

 

次に気づいたのは手術室から集中治療室

のような部屋に移動する最中でした。

手術を終えて

私の感覚では、視界がはっきりしない

というか、目をなかなか開けることができず

主人の声が耳もとで聞こえていた記憶は

あります。

 

その時は痛みは感じなかったのですが、

とにかく寒かったみたいで、後で主人に

聞いた話によれば、とにかくうわごとの

ように

 

「寒い、寒い。」

 

と繰り返していたそうです。

 

主人がナースさんに

 

「寒いみたいです」

 

と必死にかけあってくれ、毛布をかけて

もらったみたいです。

 

なにせ2月ですしいくら病院内とはいえ、

私はほぼ裸に近い格好です。

 

それは寒かったに違いありません。

 

主人は切り取ったがんの細胞を見せて

もらったそうですが、きれいなピンク色を

していたそうです。

麻酔が切れた後の痛みとの闘い

手術の日の夜私は一般の病室ではなく、

ナースの詰め所の横にある無菌室っぽい

ところで過ごすことになりました。

 

このあとが痛みとの闘いでした。

とにかく手術した胸の部分だとは思うの

ですが、もう痛くて痛くて、身体中が痛い

ような感覚でした。

 

しまいにはどこからくる痛みなのか

わからないくらい痛くて、横の部屋のナース

さんに向かって、ずっと

 

「痛い痛い」

 

と繰り返していたように思います。

 

ナースさんは、

 

「痛み止めの注射がありますがこれがまた

痛いですよ。今の痛みをこらえるのと注射

で痛いのはどちらがいいですか?」

 

と聞いてくださいました。

 

普段は自分は我慢強いほうだと思っていた

のですが、さすがにこの時ばかりは痛みに

耐える自信はなく、

 

「注射をしてください」

 

と即答するほどでした。

 

またこの注射がナースさんのおっしゃった

通り半端なく痛かったです。

 

でもその後は朝までぐっすり眠れたみたい

です。

 

私の乳がんの手術は無事終了しましたが、

ここからがまた痛みやリハビリと向き合う

毎日でした。

乳がんの手術はゴールではなく、治療のスタートにすぎない

乳がんという病気は手術さえすれば終わり

ではありません。

 

手術してからが長い闘病の始まりである

ことを、この時の私は頭ではわかっていても

まだ実感できていませんでした。

 

手術を受ける前に抗がん剤などの治療を

される方もたくさんいらっしゃると思います。

 

治療のスケジュールや方法は人それぞれです。

 

私の場合は手術が終わってからが長い治療の

スタートとなりました。

 

この後入院生活、退院、抗がん剤治療と

続いていきます。

 

寒い冬の真っただ中、私の乳がん手術の

大まかな流れでした。

 

乳がん、リンパ節切除とリハビリについて

 

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[記事公開日]2015/11/10
[最終更新日]2017/04/02

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