エルケアル 

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乳がん、脳転移の症状と検査および治療について

      2017/12/02

 

赤い椅子

乳がんの遠隔転移の中でも多い臓器の一
つが

「脳」

です。

 

脳は生活に必要な身体の働きや感覚など
数多くの機能を司る重要な部分です。

 

脳に転移したらどんな症状が出るの
でしょうか?

 

脳には抗がん剤が効かないと聞いた
ことがあります。

 

今回は「乳がん」が「脳」へ転移する
ことについてお話しします。

 

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■脳転移の症状

乳がんが脳に転移したときに現れる症状
には主に次の3つがあります。

  • 頭痛
  • 嘔吐
  • 麻痺

などです。

転移の場所によって違う症状

脳は体を動かす指令を出しているところ
なので、転移が現れた場所によっても症
状が異なります。

 

例えば手を動かす指令を出す部位に転移
巣が現れた場合は、手がしびれたり動か
しにくくなったりという症状が出ます。

 

また、小さな転移巣でもけいれんなどの
症状が出ることもあれば、相当大きくな
るまで症状が出ない場合もあります。

 

数にしても転移巣の現れ方も1個だけの
ときもあれば、小さいものが複数個の
ときもあります。

 

先にあげた症状は代表的なものですが
転移した場所によって、様々な症状が
でてきます。

 

  • 麻痺
  • ふらつき
  • 失語症
  • 複視
  • 脳浮腫による頭痛・嘔吐

 

などの

頭蓋内圧亢進症状
(頭の中の圧が高くなる)

があります。

 

てんかん発作(けいれん発作)

 

で発症する場合もあります。

 

嘔吐などが強くなって放置すれば脳ヘル
ニアを起こして

 

意識障害

 

が生じます。

 

腫瘍の内部で出血を起こして急激に
症状が進行することもあります。

 

歩行時のふらつきで発症することも
あります。

 

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脳転移に利用される検査

転移の有無は造影剤を使った頭部の
MRIで確認できます。

  • CT
  • MRI

などの検査は転移を見つける目的で定期
的に行ってもあまり意味がありません。

 

ですが治療方針を決めるために正確な数
を把握しようとするならMRIは絶対に必
要です。

知りたい!何があるの?脳転移の治療

脳の転移巣が大きくなると、頭蓋骨内部
の圧が上がって脳が圧迫され色々な症状
が現れます。

 

そこで転移巣を治療して小さくしたり症
状を緩和するために

  • 「脳外科手術」
  • 「ガンマナイフ」
  • 「リニアック」

などの治療が行われます。

 

外科手術以外にも放射線治療も行われ
るんですね。

 

私が胸への放射線治療を受けたときに

(脳や骨に転移したら、またこの治療
を受けることになるかもしれない)

と漠然と考えていたことを思い出します。

脳転移の治療法「外科手術」

転移した病巣が1個で部位的に取りやす
い位置にあれば、患者さんの状態によっ
ては手術で病巣を摘出することもあり
ます。

脳転移の治療法「放射線治療」

脳転移の治療としてはこの治療法が主に
使われます。

 

放射線治療にも種類があります。

全脳照射

脳全体に放射線をかける方法です。

 

がんが脳に多発している場合に行われます。

 

外科手術や定位照射というもう一つの
治療法を行った場合にも再発予防として
追加治療で行われることもあります。

定位照射

ガンマナイフやサイバーナイフなどを
いいます。

 

頭を固定した状態でピンポイントで
放射線を照射します。

 

脳の奥にあって手術が難しい部位にで
きたがんでもつぶすことができます。

 

小さな脳転移のがんが1個の場合では
外科手術で取り除くのと定位照射を行う
のでは成績はあまり変わらないです。

 

がんの大きさが3㎝くらいが定位照射と
外科手術の境界線です。

脳転移の疑問?薬物療法は行われない?

脳には脳血液関門という異物の侵入を防
ぐゲートがあるため、抗がん剤をはじめ
とする薬物療法は他の臓器への転移に比
べて効きにくいようです。

 

しかし乳がんの脳転移には科学療法が
有効な場合もあるようです。

 

最近は、薬物療法の進歩によって全身
の微小転移が抑えられるようになって
きていますが、乳がんのタイプ

 

「HER2陽性」

「トリプルネガティブ」

 

では脳転移が増加してきています。

 

脳転移は全身転移の一部であり脳転移
が直接の死因となる割合は約30%と
言われ脳転移の治療が生命予後を変え
ることは少ないとされています。

 

脳転移が認められた患者さんの予後は
あまりよくないとされていますが、
乳がんや肺がんの多発性脳転移でも
治ってしまって10年以上元気な人も
います。

 

転移という言葉に踊らされがちですが、
今できる治療を一つ一つ丁寧に受けて
いくことが大切だと思います。

 

まだ起こってもいないことに、一喜一
憂し精神的に不安定になることはあな
たの心や身体にも良いとはいえません。

 

情報は知識の一つとして心の片隅に、
とどめておくくらいにして、毎日を
大切に過ごしましょう。

 

脳への転移と聞くと私も怖い気がし
ます。

 

手足の麻痺などは想像がつく範囲の
ことですが、言葉が話せなくなったり
理解ができなくなることは、どんなこ
となのか未知の世界のことです。

 

確かに怖いですが、まだ起こってもいな
いことを心配して日常を過ごすのは大変
もったいなく思います。

 

今できることを精一杯やって、毎日毎日を

笑顔で生活していきたいですね。

 

時間は誰にでも平等に与えられた公平な
ものです。

 

その使い方次第で人の何倍も濃い生き方
を目指せるはずです。

 

一緒に前へ進んでいけたらいいですね。

 

転移には肺や骨、肝臓なども取り上げら
れます。

 

こちらの記事も参考にしてくださいね。
↓ ↓ ↓
乳がんの肺転移、気になる症状は咳?胸水ってどんなもの?

乳がんと肝転移について!症状とその治療法とは?

乳がんと転移(骨転移とは?)

最後までお読みいただきありがとう
ございます。

感想やご意見など、どんなささいな
ことでも気軽にコメントくださいね。

[記事公開日]2015/11/14
[最終更新日]2017/12/02

 - 乳がん