エルケアル 

*

鉄欠乏性貧血を治すための食事改善以外の方法、鉄剤を内服する?それとも注射する?

      2016/09/06

薬を飲む

貧血を治すといえば、鉄分を多く含む食材を食べる。

「う~ん、レバーとかほうれん草とか食べればいいのよね。」そう考える人が多いかもしれません。

それも一つの方法ですし、間違いではありません。でも貧血は食事の改善以外にも治療法があるんです。

それは、鉄剤の内服。鉄剤の注射。です。

知ってましたか?

今回は、鉄欠乏性貧血をお薬で治す方法についてご紹介します。

 

スポンサーリンク

 

 

■鉄欠乏性貧血の治療

鉄欠乏性貧血を治すには主に、3つの方法があります。

  1. 薬(内服薬)で治す
  2. 薬(注射)で治す
  3. 食事で治す

大体の治療法は以上の3つだと思います。

どの治療法で治すのかは、貧血の程度や患者さんの身体の状態(妊婦である、生理中である、ダイエット中である、他の治療の副作用による可能性がある)によって変わってきます。

今回の記事は1、2、の鉄剤による治療法を中心に書いていこうと思います。

内服薬で治す

いわゆる鉄剤です。

貧血の程度が食事だけでは改善しづらい場合に処方されます。

方通りに服用することで、貧血は改善されます。

しかし、この鉄剤には副作用があります。

服用する患者さんの約10%が副作用に悩まされるみたいです。

「副作用」

  • 吐き気
  • 胃のむかつき
  • 下痢

などが主な副作用の症状ですが、この場合には、一度に飲む量を少なめに調整して服用する、飲むタイミングを食後にするなどの工夫で飲める人もいます。

量やタイミングを変更してまでも服用したほうがいいのは、それだけ貧血改善に効果が期待できるからです。

もう一つ、鉄剤を飲むときにお茶やコーヒーなどと飲まないようにということをよく聞きますが、どうなのでしょうか?

確かにお茶やコーヒーにはタンニンという物質が含まれていて、これが鉄と結合してしまうことで身体への吸収が妨げられると考えられています。

しかし、実際のところ、鉄剤をお茶で飲んでも水で飲んでも貧血の改善に差はないということがわかっているそうです。

お薬は、意味があって量や回数が決められています。

ですので、飲みにくいから勝手に減らすとか、効果を求めて多めに飲むということは独断で決めてはいけません。

しかし、それでも飲みにくいとか、副作用がつらくて飲めない場合はそのままにしておかないで、ドクターに早めに相談しましょう。

ドクターの指示に基づいたうえで、量やタイミングを変更して服用することは問題ありません。

鉄剤の種類は一つだけではありません。

他の鉄剤なら飲めるということもあるかもしれません。何事も相談してみることが大切です。

 

スポンサーリンク

 

 

注射で治す

鉄剤を静脈注射で体内に入れてあげる治療方法です。

注射を行う回数にもよりますが、内服薬よりも症状改善に即効性があります。それと副作用のために内服薬が飲めない人にはこの治療法があることが救いです。

貧血を食事の改善だけで治すことができないくらい症状が進んでいるとしたら、やはり治療法としては身体の中に鉄剤を入れてあげて体内の鉄分をおぎなってあげなくてはならない訳です。

それなのに内服薬が飲めなかったとしたら、その人は貧血をどうやって治せばよいのでしょう?

その救世主が注射になります。

健康診断などの採血と同じように静脈から注射でお薬を入れてもらう治療法になります。点滴で行われる場合もあるようです。

この方法での治療は、針を刺すときのチクッとした痛みがある(注射ですから当然ですよね)ということと、何回か病院に通わなくてはならないということがデメリットです。

しかし、病気や気になる症状を治すのに面倒くさいとか、痛いのは嫌だとかいうのは本気で改善しようとする場合にはデメリットにすらならないレベルですよね。

逆に言えば、貧血を治したい、疲れる身体を元気にしたい、と本気で思う人にとっては、鉄剤を内服できなかったとしても、注射があるという救世主です。

一週間に何回通えばいいのか?

これは、患者さんの貧血の度合いや、環境、他の症状と併せてドクターが判断します。

内服薬と同じで、回数にも意味があります。

忙しくて受診できなかった。1回ぐらいずれてもいいだろう。

などと、自分で勝手に判断することだけはやめましょう。どうしてもこの週は無理だといった事情がある場合はドクターに相談して調整してもらうとよいと思います。

例えば、あなたの病気の種類がもし、「がん」だったら、この日は都合が悪いから・・・・と言った理由で治療を変更してもらいますか?

たぶん、ドクターに言われたことはすべてしっかり守ると思います。

鉄欠乏性貧血を、たかが貧血と思う人もいると思います。

確かに、きちんと治療さえすれば怖い病気ではありません。しかし、放っておくと心臓に負担がかかって、命の危険すらある病気でもあるのです。

早いうちに、きちんと治して、動悸も息切れもない、疲れ知らずの健康な生活を送りましょう。

その他には

今は、貧血のみの治療を書きましたが、貧血がどのような原因で起こっているかによって、治療はかわってきます。

例えば、婦人科の病気の一つである「子宮筋腫」の患者さんが、貧血を治そうとするなら、「子宮筋腫」の治療を行わなければ根本的な治療にはならないということです。

「貧血をきちんと治しましょう。」

と私が言いたい本当の理由は、

「貧血をもたらしている隠れた病気を見つけ出して、心身共に元気になってほしい」からなのです。

 

もう一度よく考えてください。

あなたのその「動悸・息切れ」もしかしたら鉄欠乏性貧血ではないですか?

「女性に多い鉄欠乏性貧血のしくみと理由」の記事でも書いた通り、早めの予防や治療が大切になってきます。

不安のある方は、早めにお近くの医院を受診されることをおすすめします。

女性に多い鉄欠乏性貧血のしくみと理由

不安や聞きたい事など何でもかまいません。コメント・メッセージください。

[記事公開日]2016/02/22
[最終更新日]2016/09/06

 - 貧血