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鉄欠乏性貧血って悪性の貧血なの?わかりやすいしくみと女性に多い理由。妊婦さん、ダイエット中の女性必見です。

      2016/09/06

疲労感

女性にとって、貧血は身近な悩みですよね。

貧血の7割~9割が「鉄欠乏性貧血」です。

貧血の種類はたくさんあるけど、女性に特に多いと言われる「鉄欠乏性貧血」のこと、知ってますか?

今回はちょっとだけ、鉄欠乏性貧血のことを考えてみましょう。

 

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■鉄欠乏性貧血とは

鉄欠乏性貧血を詳しく理解しましょう。

貧血になるしくみ

血液の成分である赤血球の中のヘモグロビンが減ることによって、体中に十分な酸素を巡らせることができなくなります。

なぜヘモグロビンが減るかと言いますと、体内の鉄が不足するために起こります。

体内の鉄がヘモグロビンを作り出す手助けをしているので、鉄が減るとヘモグロビンも作られなくなり、それによって体中に酸素を巡らせる働きも低下してしまうという流れになるのです。

貧血の症状につながるしくみ

体中に酸素を巡らせる働きが低下してしまうと、身体の中の他の臓器が手助けをしようとします。

その臓器はどこでしょうか?

血液を体中に送り出す役目をしているポンプの働きをしている

心臓

なのです。

心臓がいつも以上に働こうとすることで、心臓に必要以上に負担がかかります。いつもよりたくさんにポンプを動かそうとするので動悸が激しくなり、それに伴い息切れがしたり、疲れやすくなります。

 

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鉄欠乏性貧血の症状について

鉄欠乏性貧血というのは、どんな症状が出るのでしょうか?

一般的な症状

動悸・息切れ・目まいは1セットであげらる症状です。

症状が進行していくと、どんな症状が現れるのでしょうか?

頭痛吐き気も出てきます。

日常生活の中で疲れやすくなり、慢性的な疲労感を感じるようになります。

しかし、仕事や家事、育児に追われる女性にとっては、多少の疲れは日常的に感じる当たり前の感覚だととらえてしまいがちです。

そこが怖いのです。

その疲労感が貧血によるものなのかそうでないかは、何かの機会に血液検査を受けたりしなければわからないままです。

会社勤めをしている男性に比べて、専業主婦などをしている女性は定期的な検診を受けることは少ないと思われます。

日常で疲労を感じても、そのままにしておくことが多い生活環境。

私が医療現場で働いていたときに、別の症状が気になって受診した女性が、たまたま血液検査を受けてそこで初めて重度の貧血になっていたことがわかったという例もあります。

その時点で、その女性の血液検査の結果は要入院治療と言われるくらい重度の貧血状態で、鉄剤の注射に通ってもらうことになりました。

進行した症状

貧血は症状が軽ければ、食事改善だけでも治る簡単な病気です。

でも、進行して症状が進むと歩けないくらい疲労感が強くなり、輸血さえも必要になってきます。

もっと怖いのは、慢性的な貧血が心臓に負担をかけ続けることで、心臓が酷使され、機能が低下していくことです。

ひどい例になりますと貧血が原因で「心不全」を起こし、死に至るケースさえあるということです。

これは極端な例ですが、

早めに予防、治療するにこしたことはないです。

■鉄欠乏性貧血が女性と深くかかわる理由

貧血の約7割を占めると言われる「鉄欠乏性貧血」。

男性にだってこのタイプの貧血があるというのに、どうして女性に多いのでしょうか。

女性であるがゆえの原因

鉄欠乏性貧血の原因は別の記事でも紹介しました。

女性の身体のしくみや生活習慣に大きく関係しているため、この貧血は女性に多いと言われるのです。

それは、

  • 生理の出血が関係している
  • 妊娠・授乳が関係している
  • ダイエット(もちろん男性にもあります)のやり過ぎ

などです。

生理前後の貧血は厳密に言うと「鉄欠乏性貧血」とは違います

生理前から体中の血液が子宮に集まるための大移動が行われています。

そのときに脳に行くはずだった血液の量が減ることによって貧血が起こります。

この貧血は「虚血性貧血(きょけつせいひんけつ)」と言います。

症状は一時的なもので、生理が終われば治まります。

しかし、生理の出血によって多少の鉄分が失われることも事実ですし、この虚血性貧血の治療にも鉄分の補給が行われることから「鉄欠乏性貧血」だと思われていることも多いようです。

妊娠中に貧血になるのはなぜか

妊娠しているときにはお腹の赤ちゃんが成長するために必要な鉄分が赤ちゃんに吸収されていき、お母さん自身の鉄分が不足するので鉄欠乏性貧血になりやすいのです。

妊婦さんが貧血になるのは、血液が少なくなるというよりも血液の成分が薄くなってしまうためです。

妊娠中に貧血におちいると、息切れがしたり、寒さを感じたり、立っていられなくなることもあります。

妊婦さんは血液の流れが滞りやすく、お腹に血液が集まるので立ち上がる動作を行うときには脳に血液が流れず、フラッと立ちくらみが起きて脳貧血を起こすこともあります。

そういうときは、すぐに横になることが望ましいのですが、外出先などではそういうわけにもいきませんので、その場にすぐしゃがみ込むといいと思います。

近くにいる人に妊婦だと伝えて、可能なら横になれる場所に誘導してもらうといいですね。

急に立ち上がったり、激しい動きをせず、動作は何段階かにわけてゆっくり行ってほしいと思います。

急な動作で起こった脳貧血は、しばらく横になればよくなることが多いですが、しばらくしてもよくならないとか、日頃の検診で貧血の指摘を受けている妊婦さんはきちんと鉄分補給のためのお薬を服用するなどしましょう。

ダイエットと貧血

ダイエットと貧血の関係については鉄分やその他の栄養素をうまく体内に取り込めていないことで起こることが多いです。

ダイエットは、私たちが日常生活で当たり前に行う「食べる」という行為が深く関係してきます。

また、鉄欠乏性貧血の治療の第一歩は食生活の改善でもあります。

貧血を食事で改善する方法についてはこちらの記事も参考にしてくださいね。

👇

鉄欠乏性貧血の予防と治療にはやっぱり食事改善から。生活習慣も一緒に見直してみましょう。

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[記事公開日]2016/02/21
[最終更新日]2016/09/06

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