「乳がん」患者となって、治療が色々重なることになりました。
その度に不安という感情に襲われました。
治療が続く限り、私が乳がん患者である限り、不安はつきまとうものです。
どういうときに不安になったかなど、私の不安という感情についてお話ししようと思います。
■乳がん治療、それは不安の連続
乳がんになって、数多くの治療を受けてきました。
それは慣れるものでもなく、平気なものでもなく、一回一回が不安でたまりませんでした。
同じような治療を受けてもその都度、何とも言えない暗い心になったものです。
受診・診察・主治医の言葉
「乳がん」とわかるまでの診察の数々、これはもう不安の塊です。
そうでなくても、自分に何かしらの症状があって病院を受診することがほとんどですので、不安な気持ちでいっぱいですよね。
検査結果を聞きに行くときも不安で押しつぶされそうになります。
主治医から今後の治療のこと、検査結果のこと、提案されること、病気の説明など聞く内容のほとんどはワクワクするような嬉しいことではなくて、ドキドキする不安なことだと思います。
検査
「乳がん」と確定するまでにたくさんの検査を受けました。
「乳がん」と告知されてからもたくさんの検査を受けました。
「乳がん」の治療中にも検査をしています。
「乳がん」の標準治療と言われるものが一通り済んだ今でも、定期的に検査を受け続けています。
「乳がん」患者である私にとっては検査は日常生活の中で当たり前になってきつつあるのです。
その度に不安は募ります。
検査による不安とは、
- どんな検査なのかわからず不安になる。
- 痛みや苦しみを伴うのか不安になる。
- 検査の費用はどれくらいかかるのか不安になる。
- 検査によって出た結果にドキドキして不安になる。
など、様々な不安がわきおこるのです。
手術
これは人生で滅多に経験しないことですから、不安はあって当たり前ですよね。
誰もが同じ内容ではないですし、自分が麻酔によって意識のない状態の中で行われますので不安だらけになると思います。
手術を受ける自分自身だけでなく、見守る家族の不安もはかりしれないものがあります。
手術の成功に絶対はありません。どんなに簡単だよとドクターに言われたとしても万が一ということもあります。(だから手術を受ける時には承諾書がいると思うのです。)それを考えますと、一度麻酔によって意識を失ったら、二度と目覚めない可能性も0%ではないと思うと不安です。
治療
私は「乳がん」なんてもう5回目よ、とか8年のベテランよ、などと言う方はほとんどいらっしゃらないと思います。
ですので、「乳がん」になって、治療を提案されるとき、ほとんどの乳がん患者さんはどんな治療も初めて受けることが多いと思います。
したがって、抗がん剤治療にしても、放射線治療にしても、ホルモン治療にしても、初めてのことばかりで不安になって当然です。
治療自体の不安もさることながら、治療によって、どんな副作用が出るのか、どれくらい痛みや苦しい思いをするのか、わからないことはすべて不安材料になるはずです。
テレビドラマなどで、表面上の知識だけ知っていると却って不安が大きくなるかもしれません。
副作用
治療の内容とかぶりますが、初めて経験することばかりなので不安です。
どんなきつさがあるのか、どれくらいの強さで副作用が現れるのか、どれくらいの頻度で副作用が出るのか、自分がどこまで耐えられるのか。
想像もできない内容ばかりだと不安になるのは当たりまえです。
そして、その副作用はいつまで続くのか。
副作用の影響はいつになったら消えてくれるのか。
人との関わり
今までのように周囲の人とつき合っていけるかどうか。
人が私のことをどう思っているのか。
病気を知っている人とのつき合い方や病気を知らない人とのつき合い方についても不安になります。
自分の中で感じる不安と人と接することで生まれてくる不安は当人しかわからないかもしれません。
なんとも説明のしようがない、沈み込んだような気持だらけになって、周囲の人と関わりを持ちたくなってくる時期もありました。
普通に日常生活を送っていけるのかどうかもわからなくなってしまう不安感に襲われたこともあります。
これからの自分
今後「乳がん」になってしまった自分はどのように生きていくのかという漠然とした不安もあります。
しかし、不安ばかり感じていては人間は生きていけない気がします。
不安を感じつつも、自分で自分を納得させたり、励ましたり、沈み込んだ気持ちを上に上に引き上げようとするのです。
周囲の人や家族に相談したりして、突破口を見つける人もいるかもしれません。
病気のことは主治医に相談して解決していくことも多いでしょう。
誰もが不安の中に長い時間とどまっていることを好きな訳がありませんものね。
できれば前を向いて歩いていきたいし、一歩でも現状より進んでいきたいと考えるのではないでしょうか?
そのためにも同じ病気の人が集まる会に参加したりして交流を持つこともいいことだと思います。
あなたも不安をいつまでもそのままにしておかないで、解消していく方法を探していきましょう。
あなた自身がそう望んだときに解決する方法は見つかると思いますし、探せばたくさん出てくると思います。
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