エルケアル 

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抗がん剤「赤い悪魔」

      2016/09/06

ネモフィラの花

乳がんになって、抗がん剤治療を行った人にはわかる

「赤い悪魔」

これは、このお薬が赤い色をしていることと、悪魔のような強いお薬だからこその呼び名ではないかと思います。

 

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 ■抗がん剤につけられた「赤い悪魔」の名称

抗がん剤を別名「赤い悪魔」と呼ぶのはどうしてなのでしょう?

乳がんの化学療法を経験していると、「赤い悪魔」という言葉で通じてしまいます。

薬の色が赤い

「乳がん」になって、抗がん剤治療を行いました。

最初に点滴してもらったお薬が真っ赤な色をしていて、とても強いお薬だったので、これが噂の「赤い悪魔」なんだと思ったものです。

赤いという色は決して嫌いではなかったのですが、この抗がん剤の治療をしてからというもの、しばらくは赤い色を見るだけで当時のつらい副作用が思い出されて、吐き気が出てくるほどでした。

「赤い悪魔」という名称は医療従事者側で使われる言葉というよりは、患者さん側で使われている言葉のようです。

その一つの要因がお薬の赤い色にあるのでしょう。

私はAC療法(アドリアマイシン(Adriamycin)とシクロホスファミドCyclophosphamide))を行ったのですが、このアドリアマイシンというお薬が赤い色をしていました。

中にはFEC療法が「赤い悪魔」と言う方もいらっしゃいます。これは(フルオロウラシル(Fluorouracil)、エビルビシン(Epirubicin)、シクロホスファミド(Cyclophosphamide))というお薬の組み合わせです。

上記の組み合わせの治療をCEF療法とも言う。

この組み合わせからFを除いたEC療法も「赤い悪魔」のお薬です。

どうして色々な種類があるのか?

これは、使われているお薬のアドリアマイシンもエビルビシンもアンスラサイクリン系(アントラサイクリン系)のお薬で、どちらも赤い色をしているからです。

アドリアマイシンエビルビシン

 

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アンスラサイクリン系の強い毒性

アンスラサイクリン系のお薬は何種類もありますが、乳がんの治療によく使われるのは次の2種類です。

・アドリアマイシン(ドキソルビシン)

最も代表的な抗がん性抗生物質のひとつで、抗がん剤全体を代表する薬の一つです。がん細胞のDNA合成を妨げるほか、DNAを切断してがん細胞を殺します。

・エビルビシン

アントラサイクリン系の抗生物質として、ドキソルビシンよりも心臓障害の軽い薬を目指して開発された抗がん剤です。

これらのお薬はどちらも心臓障害の起こりやすい強いお薬です。

その強い毒性のためか、一人の患者さんに使われる量が決められていると聞いたことがあります。

患者さんによっては、副作用があまりにもひどくて途中で使用中止になることもあるようです。

その分がん細胞にもよく効いてくれるのではないでしょうか?

人それぞれだと思いますが、私にはとてもよく効いたみたいで、抗がん剤治療を終了した後、エコー検査をしてもらったら胸骨傍のリンパ節に転移していたがん細胞が一時的にはほとんどわからないくらいに消えてしまったくらいです。

やはり抗がん剤って、とても強いお薬なんですね。

それでも

「小さくなることはあっても死滅した訳ではないんだよ」

と主治医からは言われています。

様々な副作用が悪魔のように襲ってくることと、悪魔のような強い毒性を持っているからこその「赤い悪魔」なのでしょうか?

副作用あれこれ

抗がん剤「赤い悪魔」には様々な副作用があります。

  1. 吐き気・嘔吐
  2. 脱毛
  3. 骨髄抑制
  4. 口内炎
  5. 手足の爪の黒ずみ
  6. 肌のくすみ
  7. 血管痛
  8. 心機能障害
  9. 卵巣機能への影響
  10. 肝機能障害

これについては、AC療法の副作用で詳しく述べています。

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乳がん!抗がん剤副作用(脱毛)
乳がん!抗がん剤副作用(吐き気、嘔吐)
乳がん!抗がん剤副作用(白血球の減少)
乳がん!抗がん剤副作用(口内炎、皮膚、爪、卵巣への影響)

心機能障害について

階段をのぼるとか坂道をのぼるといった動作によって、息苦しさを感じたり、疲労感を感じるなどの身体的症状が現れることがあります。

不整脈や心不全を起こすこともありますので、抗がん剤を点滴してもらった後などは十分注意が必要です。

少しでもおかしいなと思う症状があったり、生活に支障が出るようならドクターに相談してもらい、抗がん剤の点滴の回数や一度に使用される量を考慮してもらうことも必要かもしれませんね。

治療は「乳がん」患者さんお一人お一人によって違いますし、副作用の現れ方も様々です。

あの人は大丈夫だったからと安心することなく、だからと言って必要以上に心配し過ぎることなく、ご自分の主治医と相談しながら安心して治療を受けていってほしいと思います。

治療は怖いことばかりではありません。

私たちの「がん細胞」に働きかけて、病気の進行を抑えてくれたりします。上手にお付き合いしていきたいですね。

 

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