エルケアル 

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抗がん剤「赤い悪魔」

      2018/01/20

ネモフィラの花

乳がんになって、抗がん剤治療を行った
人にはわかる

 

「赤い悪魔」

 

これは、このお薬が赤い色をしている
ことと悪魔のような強いお薬だから
こその呼び名ではないかと思います。

 

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 ■抗がん剤につけられた「赤い悪魔」の名称

抗がん剤を別名「赤い悪魔」と呼ぶのは
どうしてなのでしょう?

 

乳がんの化学療法を経験していると、
「赤い悪魔」という言葉で通じてしまい
ます。

 

薬の色が赤い

「乳がん」になって、抗がん剤治療を
行いました。

 

最初に点滴してもらったお薬が真っ赤
な色をしていてとても強いお薬だった
ので、これが噂の赤い悪魔なんだ
と思ったものです。

 

赤いという色は決して嫌いではなかった
のですが、この抗がん剤の治療をしてか
らというものしばらくは赤い色を見る
だけで当時のつらい副作用が思い出され
て吐き気が出てくるほどでした。

 

「赤い悪魔」という名称は医療従事者側
で使われる言葉というよりは患者さん側
で使われている言葉のようです。

 

その一つの要因がお薬の赤い色にあるの
でしょう。

 

私はAC療法

アドリアマイシン(Adriamycin)
シクロホスファミド(Cyclophosphamide)

を行ったのですがこのアドリアマイシン
というお薬が赤い色をしていました。

 

中にはFEC療法が「赤い悪魔」と言う
方もいらっしゃいます。

 

これは

フルオロウラシル(Fluorouracil)
エビルビシン(Epirubicin)
シクロホスファミド(Cyclophosphamide)

というお薬の組み合わせです。

 

上記の組み合わせの治療をCEF療法
とも言う。

 

この組み合わせからFを除いたEC療法
も「赤い悪魔」のお薬です。

 

どうして色々な種類があるのか?

 

これは、使われているお薬の

  • アドリアマイシン
  • エビルビシン

がどちらも、アンスラサイクリン系
(アントラサイクリン系)のお薬で
どちらも赤い色をしているからです。

 

アドリアマイシンエビルビシン

 

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アンスラサイクリン系の強い毒性

アンスラサイクリン系のお薬は何種類も
ありますが、乳がんの治療によく使われ
るのは次の2種類です。

 

アドリアマイシン(ドキソルビシン)

最も代表的な抗がん性抗生物質のひとつで、
抗がん剤全体を代表する薬の一つです。

 

がん細胞のDNA合成を妨げるほか、DNAを
切断してがん細胞を殺します。

エビルビシン

アントラサイクリン系の抗生物質として、
ドキソルビシンよりも心臓障害の軽い薬を
目指して開発された抗がん剤です。

これらのお薬はどちらも心臓障害の起こ
りやすい強いお薬です。

 

その強い毒性のためか一人の患者さんに
使われる量が決められていると聞いた
ことがあります。

 

患者さんによっては副作用があまりにも
ひどくて途中で使用中止になることも
あるようです。

 

その分がん細胞にもよく効いてくれるの
ではないでしょうか?

 

人それぞれだと思いますが私にはとても
よく効いたみたいで、抗がん剤治療を
終了した後、エコー検査をしてもらった
ら胸骨傍のリンパ節に転移していたがん
細胞が一時的にはほとんどわからない
くらいに消えてしまったくらいです。

 

やはり抗がん剤って、とても強いお薬
なんですね。

 

それでも

「小さくなることはあっても死滅した訳
ではないんだよ」

と主治医からは言われています。

 

様々な副作用が悪魔のように襲ってくる
ことと、悪魔のような強い毒性を持って
いるからこその「赤い悪魔」なのでしょ
うか?

副作用あれこれ

抗がん剤「赤い悪魔」には様々な副作用
があります。

  1. 吐き気・嘔吐
  2. 脱毛
  3. 骨髄抑制
  4. 口内炎
  5. 手足の爪の黒ずみ
  6. 肌のくすみ
  7. 血管痛
  8. 心機能障害
  9. 卵巣機能への影響
  10. 肝機能障害

これについてはAC療法の副作用で
詳しく述べています。

👇
乳がん!抗がん剤副作用(脱毛)
乳がん!抗がん剤副作用(吐き気、嘔吐)
乳がん!抗がん剤副作用(白血球の減少)
乳がん!抗がん剤副作用(口内炎、皮膚、爪、卵巣への影響)

心機能障害について

階段をのぼるとか坂道をのぼるといった
動作によって、息苦しさを感じたり、
疲労感を感じるなどの身体的症状が
現れることがあります。

 

不整脈や心不全を起こすこともあります
ので、抗がん剤を点滴してもらった後
などは十分注意が必要です。

 

少しでもおかしいなと思う症状があった
り生活に支障が出るようならドクターに
相談してもらい、抗がん剤の点滴の回数
や一度に使用される量を考慮してもらう
ことも必要かもしれませんね。

 

治療は「乳がん」患者さんお一人お一人
によって違いますし副作用の現れ方も
様々です。

 

あの人は大丈夫だったからと安心する
ことなく、だからと言って必要以上に
心配し過ぎることなくご自分の主治医
と相談しながら安心して治療を受けて
いってほしいと思います。

 

治療は怖いことばかりではありません。

 

私たちの「がん細胞」に働きかけて
病気の進行を抑えてくれたりします。

 

上手にお付き合いしていきたいですね。

 

乳がんの他の記事についてはこちらを
どうぞ

👇

あなたにも知ってほしい!乳がん「トリプルネガティブ」の私が体験した治療や検査

 

最後までお読みいただきありがとう
ございます。

感想やご意見などどんなささいなこと
でも気軽にコメントくださいね。

[記事公開日]2016/02/05
[最終更新日]2018/01/20

 - 乳がん