赤い実

抗がん剤の副作用である骨髄抑制の中の「赤血球の減少」が引き起こす症状についてお話しします。

 

 

 

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■血液と赤血球の働きについて

血液には色々な働きがあります。

赤血球にはどんな働きがあるのでしょうか?

貧血と大きくかかわる赤血球

赤血球のなかにヘモグロビンという赤い色素があります。ヘモグロビンが肺から酸素を受け取り、身体の中に酸素を運びます。

酸素を前進にくまなく運ぶことで身体の中の組織の働きを維持します。

赤血球の数が減ると、ヘモグロビンが酸素を運ぶ役割を十分果たせず、身体の中の機能も低下していきます。

ヘモグロビンの働きが低下して貧血になります。

貧血の症状はどのくらいで起こるのか

赤血球の寿命は120日と長いです。

抗がん剤治療を始めたからといって、すぐに貧血になるわけではありません。

治療スタートから1~2週間ぐらいすると、少しずつ貧血の症状が出始めます。

貧血の程度については、人それぞれで違いますね。

患者さんによって使う抗がん剤の種類や併用するお薬も違ってきます。抗がん剤治療のスケジュールや使うお薬の量も人によって変わってきますし、年齢や身体の調子によっても違ってくるので個人差があります。

 

 

 

貧血の症状(引用)

  • 少し動いただけで息切れがする
  • 疲労、倦怠感がある
  • めまいがする
  • 脈拍が増える、動悸がする
  • 食欲不振、便秘
  • まぶたの裏が白い
  • 手足が冷たい
  • 爪の色が白い
  • 顔色が青白い
  • 頭痛、頭が重い
  • 耳鳴りがする
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■私の貧血症状について

家の中にいるときにはあまり自覚がなかったのですが、職場にいるときには

(あれ?貧血かも)

と思う場面がたくさんありました。

立っているだけで、クラクラします。心臓がドキドキしていて苦しくなりました。立っているだけで辛くて、すぐにその場に座り込みたくなりました。

階段も何段か上がっただけで、全力疾走したように息切れしてしまいました。鏡を見たわけではありませんが、きっと顔面蒼白だったと思います。

そういう時は耳鳴りもしてきて、周りの音が急に遠くで聞こえるような感じになります。身体の体温がどんどん下がっているような感覚になりました。

私の場合は周囲の音や声が遠くなった時点で、

(これはまずいかも)

と思い、その場にしゃがみ込むようにしています。

今になってよく考えてみると、貧血の症状が全て体験できてますね。あまりうれしくはないけど、貧血というものをとても実感できました。

あまり何度も経験したくない症状ですね。

■貧血の症状になったら

まず、目まいや立ちくらみがあるときは、慌てないことが一番です。

その場で低い姿勢をとって倒れこんで頭をぶつけないようにしましょう。

動作の一つ一つをゆっくり行うことも大切です。

起き上がるときなども、最初は上半身を起こして少し慣れてから立ち上がるようにするといきなりふらつくこともないかもしれませんね。

貧血がひどくなると、身体が疲れやすかったり、少し動くことさえも辛く感じるようになってしまいます。

階段を上るとか坂道を上るとかハードな運動をするわけでなくても歩くだけでも息切れしたり、簡単な動作も困難に思えるかもしれません。

疲れやすいときはゆっくりした動作を心がけて、休息も多めにとりましょう。

家族に変わってもらえる家事などは協力をお願いして自分の身体の負担を減らすことが貧血中にうまく生活していく方法の一つです。

無理のない動作で一つ一つこなしていきましょう。

食事やお薬を上手に取り入れましょう

軽度の場合は食事などで改善していくこともよいかと思います。

良質のタンパク質をバランスよくとる。

(卵・肉類・魚介類・牛乳・乳製品・大豆・大豆製品)

赤血球をつくるために必要なビタミンB12を多く含む食品をとる。

(牛・豚・鶏のレバー、さんま・にしん・いわし・さばなどの魚類、かき・あさり・しじみなどの貝類・卵黄・チーズなど)

よく噛んで食べる。

貧血は症状が強くなった場合は、ドクターに相談して薬を出してもらいましょう。

重度の貧血だと輸血が必要な場合もあります。

■抗がん剤治療が済んで

貧血の症状はその後どうなったかといいますと、抗がん剤治療が済んでからは徐々に気にならなくなり、薬もいりませんでした。

今では時々検査する血液検査においても貧血を決定するヘモグロビンの値も十分あります。

抗がん剤治療の副作用である「骨髄抑制」によって出てくる赤血球の減少です。

貧血も抗がん剤治療が済めば元通り回復するかもしれませんが、その症状が続く人もいるかもしれません。

自己判断に頼るのではなく、定期的な血液検査で自分の貧血の値を把握しておくことも大切だと思います。

そして、症状が出る出ないにかかわらず、ドクターに相談して治療にあたることが必要かと思います。

一番怖いのはほったらかしておくことです。

「乳がん」の治療中は定期的に血液検査が組まれていますのであまり心配ないと思いますが、それ以外でも貧血の症状が出たら早めに対処して軽い段階で治療したほうが絶対にいいと思います。

日頃からバランスのよい食事をすることも重要ですね。

 

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