エルケアル 

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脱毛(副作用)で体験するウィッグによる温度感覚

      2016/09/06

青空と緑の草原

あなたはご存じでしたか?

ウィッグって、冬は暖かいんですが、夏はむれて暑いんです。

これってけっこうなストレスにもなるんです。

私がウィッグ生活で感じた温度差についてもお話しします。

 

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■抗がん剤治療の副作用「脱毛」

「乳がん」になって、抗がん剤治療を受けている方、これから受ける予定の方が気になることの一つに副作用があると思います。

抗がん剤治療を受けると、がん細胞をたたいてくれる代わりに、様々な副作用とも闘わなくてはなりません。

副作用の種類は数えきれないほどありますが、抗がん剤の種類によって異なります。

中でも、「脱毛」は重大な副作用の一つで、抗がん剤治療の副作用といえば「脱毛」と言ってもいいくらいに現れるものです。

私も抗がん剤AC療法とタキサン系の抗がん剤アブラキサンというお薬を使ったときに「脱毛」の副作用が出ました。

■頭髪がないということ

皆さんは坊主になった経験はありますか?

坊主になる機会がある人といえば思い浮かぶのは、中学生の男の子かスポーツをしている人、お坊さんくらいでしょうか?

私は「乳がん」になって、抗がん剤治療をしました。その副作用で「脱毛」を経験して初めて坊主になりました。

頭に髪の毛がないということはどんな感じだと思いますか?

季節にもよりますが、「寒い」です。

普段は感じた事はありませんでしたが、髪の毛というのは頭を守るためだけにあるのではなく、体温調節にも十分貢献しているのだと知りました。

冬は、髪の毛なしでは寝ることができないくらい「寒い」のです。かといってウィッグをつけて寝るなんてことはしたくなかったので、私は医療用の帽子をかぶって寝ました。

この医療用の帽子は素材が柔らかくて、伸縮もしますし、保温力もあります。

私にとっては欠かせないアイテムでした。

頭を守られているということは、安眠につながることを実感しました。

 

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■私のウィッグデビュー

私は乳がんになって治療を始めることになったときに仕事をやめるつもりはありませんでした。

手術の後に主治医から提案されていた最初の治療は抗がん剤治療でしたので、副作用の「脱毛」のこともわかっていました。

抗がん剤AC療法がスタートして脱毛という副作用が出たものの、最初の点滴のすぐ後というわけではなく、私の髪の毛が抜け始めたのは、最初の抗がん剤を投与して3週間ほど経ってからでした。

徐々に抜けていく髪の毛と自分の頭をながめながら、いつウィッグをかぶるか考えていました。頭髪の量が少しずつ減っていくものの、中途半端に残った髪の毛の上からウィッグをかぶると何だかなじまなくて、変な感じでした。

ボリュームもあまりになくなると、そのまま職場で仕事をすることもためらわれます。何しろ人を相手にしての仕事でしたので。

ということで、決断をくだします。

残ったわずかな髪をすべて主人に刈ってもらい、丸坊主になりました。

これが私のウィッグデビューです。

■ウィッグをつけての生活

ウィッグをつけ始めたのは春から夏にかけてでした。

むれて「暑い」思いを何度もしました。夏は暑ければ汗もかきますし、ウィッグの中も蒸れます。

自分自身の髪の毛と違って「暑い」からといって髪をかき上げることもできませんし、ウィッグを外して頭をパタパタ扇ぐという訳にもいきません。

職場でウィッグをかぶって一日過ごし、帰宅してウィッグを外したときの爽快感は格別でした。

頭の上を風が通り抜けるととても涼しくて、髪の毛があるときよりも涼しく感じました。

外出したり、人前に出るときにはウィッグはかかせません。

その度に「暑い」思いをしなくてはならないので、自分の髪の毛があるということはどれだけ凄いことかを「脱毛」して初めて実感しました。

頭皮も息をしています。

ウィッグで覆いかぶせてしまうと、まるで頭皮が窒息したかのように苦しさを感じているようでした。

■ウィッグのありがたさ

ウィッグは皮膚呼吸を妨げる悪者のような書き方をしてしまいましたが、ウィッグは味方でもあります。

思いがけず「乳がん」になって、思いがけず抗がん剤治療をすることになって、思いがけず「脱毛」してしまいました。

この副作用に打ちのめされなかったのはウィッグのおかげです。

「乳がん」になった私にとって、頭を守ったり、見た目を整えたり、社会的な生活を送り続けることができたのは、ウィッグのおかげなのです。

女性にとっては髪の毛はとても大切なものだと思います。

「脱毛」という副作用から女性としての悲しみを和らげてくれたのはまぎれもなくウィッグなのです。

ウィッグをかぶらない頭は「寒さ」も感じますし、ウィッグをかぶった頭は「暑さ」も感じますが、生活の中で上手に取り入れて、「脱毛」という副作用とうまくつきあっていけたら、治療中の心も少しは軽くなるかもしれませんね。

ウィッグをかぶっていたときの私はいつも若く見られて、少し得をしたこともありましたよ。

 

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[記事公開日]2016/01/24
[最終更新日]2016/09/06

 - 乳がん