エルケアル 

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乳がん、私の入院(面会編)

      2016/09/06

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入院生活の中で面会はうれしいものです。

家族や周囲の有り難さを特に感じる瞬間でもあります。

 

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■入院生活(面会について)

私の入院した病院では面会時間は午後1時~7時でした。

午前中は検温や血圧測定、傷口のガーゼ交換やリハビリなどなど、することがあって、あっという間にお昼になりますので、お見舞いに来てもらうときには午後からがいいなあと思いました。

当時勤めていた病院の先輩たちもお見舞いに来てくださり、とても嬉しかった記憶があります。

手術して10日くらいの入院ではありますが、今までずっと仕事をしていて、突然入院すると何日も社会から切り離されているような感覚があり、心がポツンと取り残されたような気持も味わいました。

痛みが落ち着いたら特にその思いは強まりました。

自分に時間的な余裕と精神的な余裕が出ると、寂しいなと思うことも多く、午後の病院での時間を持て余すこともあるので、誰かが面会という形で会いに来てくれることは入院生活の中では特に重要な気がします。

そんな中、職場の顔見知りの先輩がわざわざ仕事の合間に来てくださり本当に嬉しくて、暖かい気持ちになりました。

先輩も医療従事者ですので、色々手術のことや入院生活のことを聞いてくださり、痛みの心配や食事がとれているかなどを心配してくださいました。

私としては他愛もない会話でも楽しくて、入院生活の何よりの力になりました。

今でも感謝しています。

 

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■家族の面会

主人は時間の許す限り、仕事終わりに毎日寄ってくれました。

病院で用意されたパジャマがあるので特に着替えなどの心配はないのですが、ちょこちょことした荷物を持ってきてもらったり、家の中のことをしてもらったりと助かりました。

私のお見舞いに加えて家に帰れば子供たちの食事の支度や様々な支払い、ゴミ出しなどうけおってくれていたようで負担が大きかっただろうなと思います。

息子は高校生で、なかなか忙しく、私のところには来てくれませんでしたが、一度一人で寄ってくれたことがあり、とても嬉しかった思いがあります。

優しい気持ちがあるのに、それを素直に出せない年頃だったのかもしれません。

娘も高校生でした。私にとっては同性の家族であり、一番頼りにしていた面もあります。

休みの日には私が暇だと思い近くの図書館で私の好きな推理小説の本を何冊か借りて持ってきてくれました。

電車での移動ですので、重かっただろうなと思います。

何気ないこと一つ一つのことが、家族の支えあっての自分だということを思い出させてくれ、一人じゃないことが病気に立ち向かううえで最強の武器になり、特効薬になることを知りました。

■入院によって私が得たもの

入院をするという普段は経験できないことによって、私は色々なことを考えることができました。

(日常と非日常)

私にとっての入院とは病気のことを考える以上に周囲のことを考える機会となりました。

「乳がん」という病気のことや、これからの治療のことを考えるのは当たり前かもしれません。

自分が健康から切り離されて、いつも当たり前のように生活しているという日常から非日常に放り出されたとき、見えてくるものもあるんだなと感じます。

周囲と自分との繋がりです。

それは、社会であり、職場の先輩であり、家族であったりと色々な環境がありますが、普段は当たり前過ぎてわざわざ思いを馳せることはないことばかりです。

自分の身体や健康についても考えさせられました。

たとえば、「腕が普通に上がる」というただその事だけでも当たり前ではなかったこと。

「お風呂に入って毎日さっぱりする」という生活の中のことも病気をすると当たり前のことではなくなります。

トイレに行くことも点滴に繋がれていたり、手が自由に動かせなければ大変な行動になってしまいます。

(一人ではないこと)

自分と関わりのある社会や家族との繋がりを改めて痛感しました。

職場においても、自分が入院して仕事を休んだために、先輩たちに負担がかかりハードな仕事内容になったに違いありません。

にもかかわらず、自分の貴重な時間を割いてまでお見舞いにと足を運んでくださり気遣ってくださいました。

感謝しかありません。

家族は、いつも同じ家という生活環境の中で共通の時間を過ごしているわけですが、一人欠けてしまうとそのサポートを残りの家族が何もいわずやってくれます。

嫌々とかではなく、率先して、当たり前のように。

家族だからです。

きっと、入院してベッドで寝ているだけの私よりも身体的にも精神的にも負担は大きいのではないかと思うのです。

そんな家族の心遣いに応えるためにも病気になった私は治療に前向きに取り組まなくてはならないなと思います。

少しでも前に進むことが家族の気持ちに対しての恩返しかなと自分勝手に思っています。

一度「乳がん患者」になってしまった私はこれからも「乳がん患者」なのでしょう。

でも、悩んだり不安になったりを繰り返しながらも前に進んでいきたいと思うようになりました。

一人で病気に向き合うことはつらくても、周囲に家族や先輩や友人がいることでかなりのパワーをもらえますし、生きる力になると思います。

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[記事公開日]2016/01/17
[最終更新日]2016/09/06

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