エルケアル 

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乳がん、私の入院(いよいよ入院)

      2016/09/06

ガーリーフレーム43

いよいよ、入院の当初の目的手術です。

大部屋ならではの内情も書いています。

入院って、不思議なもので、通院とは違い、自分が完全に病人になってしまう場所だと痛感しました。

心も身体も見事に「病人」になりました。

 

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■手術のため入院

2012年1月31日に「乳がん」の手術のため入院しました。

人生で5度目の入院となります。1回目は自分が生まれた時に未熟児でしたので、大きな病院に移されて入院となりました。

2回目と3回目はお産です。4回目は交通事故でむち打ちで入院しました。

そして今回の入院です。

手術室に入るのは患者としては初めての体験で手術日一日前に準備も兼ねて入院することになったわけですが、病室に通されて院内用の服に着替えた瞬間から病人になりました。

不思議なもので、姿が病人の恰好になると気持ちも病人になることを知りました。

手術の前日

ナースさんによる入院や手術についての説明があり、いくつかの検査や薬の点滴などがありました。

それ以外は特に体調も悪いわけではないので他にすることもなく、ベッドの上で本を読んだり手術後のスケジュールをながめて過ごしていました。

それほど大きい病院ではありませんでしたので、院内をウロウロ歩いてまわるほどのスペースもなかったので、ベッドの上だけが自分の行動スペースでした。

病人はそんなに歩き回るものではないとは思うのですが。

手術室へ

翌日手術は午後1時からと言われていました。

基本的な検温や血圧測定、患者さん用の手すりのついたお風呂も使わせて頂きました。

手術用の服に着替えて注射や点滴など次々処置してもらい、ストレッチャーで運ばれていきました。

手術室に入ると、見知ったナースさんの顔が見えて少し安心しました。

まだドクターはいらしてないようで、私の周囲では手術の準備や確認などのナースさんの声が響いていました。

ドクターが入って来られて、何か話しかけられたと思うのですが、よく覚えていません。

麻酔をかけられたら数字を数えながら意識がもうろうとしていくのかな?と思っていたのですが、知らないうちに意識が遠のいていたようです。

 

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手術を終えて

意識が戻る途中のことはよく覚えています。

なぜかと言いますと、寒かったからです。

2月の手術、いくら院内とは言え、廊下まで暖房であったかい訳ではありません。

そんな中、手術用に薄い服を着ているだけなので寒かったのだと思います。

「寒い、寒い」と自分で叫んでいたようです。

ストレッチャーに寄り添って来た主人の声で「すみません、妻が寒いみたいです」と必死に叫ぶのが聞こえました。

このときは主人が居てくれてよかったと心から思いました。

手術が終わってから主人はドクターに私の胸から取り出したがん細胞を見せてもらったそうです。

それはきれいなピンク色をしていたそうです。

その日一日ナースの詰め所の横の部屋で心電図や血圧や体内の酸素濃度などを測る機械を身体につけて痛みと闘う夜を過ごしました。

何が痛いのか?とにかく痛いという意識だけが強く、ナースさんを呼んでは痛いですと繰り返し訴えていたように思います。

うつらうつらしては痛みで目が覚めて、ナースさんを呼ぶという繰り返し。

痛みとの闘いがこんなにつらいものだなんて思いませんでした。

「痛み止めの注射はかなり痛いですよ」とナースさんに言われた通り、注射してもらうときに「痛ーい」と何度叫んだことか。

それでもその後少しは痛みが和らいで眠れました。

私にとっては長い夜となりました。

入院生活(大部屋)

手術した翌日、通常の入院着に着替えて大部屋に戻りました。

部屋は8人部屋でした。

私の横のベッドには甲状腺がんで手術した後の若い女性がいました。

残りのベッドは高齢のおばあちゃま方がいらっしゃいました。

それだけでにぎやかな雰囲気です。

同じお部屋の患者さんは、しばらく一緒に生活する同居人みたいなものです。

毎回同じことをお話しされるおばあちゃん、昼間なのにカーテンを閉め切ってほとんど顔を出されないおばちゃん、少しも眠れない、どうかしてくれとナースさんに訴えて、夜は病室中に響き渡るようないびきをかいていらっしゃるおばあちゃん。

毎日が痛みと同じ姿勢での辛さとの闘いの私でしたが、じっと沈み込んでいるひまもないくらいでした。

入院中しんどかったのは、リンパ節を取った場所から伸びているドレーンという管のせいで胸から脇にかけて痛くて、着替えもそうですが、トイレに行くだけでもつらい思いをしました。

大部屋で困ったこと

話は大部屋に戻りますが、最初はベッドが空いていないため、窓から一番離れている廊下側の端のベッドでしたので、少し暗くて狭かったのですが、途中でベッドが空いたときにナースさんにお願いして窓際の明るい場所に移動させてもらいました。

明るいか暗いか、広いか狭いかそれだけでも入院患者というものは気分が上がるんだなと感じました。

ところが、そこで一つ問題が。

おばあちゃんのお一人が、窓際から外を眺めるのがお好きで、度々私のベッドの所にいらっしゃるのです。

私の向かい側も窓際なのですが、一日中カーテンを閉め切ってお経みたいなのを唱えてらっしゃるので、誰もそちらには近寄らないのです。

窓際は別に私だけの空間ではありませんので、窓際にいらっしゃるのは構わないのですが、私が少し眠りたいなと思っても近くでお話しされます。

たまには私のところに面会に来てくださる方用に用意されている椅子に腰かけてずっといらっしゃるので困りました。

どけてくださいと言うのも大人げない気がして何も言えないままでした。

大部屋はにぎやかなところと、病室の差額ベッド代がかからないのはいいところですが、自分の静かな時間が取りにくいことや行動の一つ一つがまるわかりでプライバシーは守れないところは難点です。

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[記事公開日]2016/01/16
[最終更新日]2016/09/06

 - 乳がん